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葉酸サプリはいつまで飲めばいい?妊娠中に摂取した方がよい栄養素や食品も紹介

妊活に欠かせない栄養素である葉酸は、サプリから効率的に摂取が可能です。

しかし、葉酸サプリは妊活中のみでなく、妊娠中にも服用が推奨されており、妊娠発覚後に継続している方も少なくありません。
いつまで飲み続ければいいかわからず、購入をやめるタイミングに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、葉酸サプリを飲み始めるタイミングや、やめるタイミング、あわせて摂取したい栄養素を紹介します。
食事に取り入れるべき食品もわかるため、妊活中もしくは妊活を検討している方はぜひ最後までチェックしてみてください。

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目次

葉酸サプリはいつまで飲めばいい?

ここでは、葉酸サプリはいつまで飲めばいいのかについて解説します。結論からいうと、葉酸サプリは妊娠3か月目までは継続することが望ましいといえます。

厚生労働省によると葉酸サプリは、妊娠の1か月以上前から、妊娠3か月目まで継続が推奨されています。

葉酸サプリは妊活中に飲むものだと考えている方も多いですが、葉酸が最も必要となるのは妊娠初期です。

葉酸サプリを服用するべき時期をしっかり把握していないと、効果を十分に活かせない可能性もあります。

これから葉酸サプリを購入する方や、すでに服用している方は、次で解説する内容に注意して葉酸サプリを利用してみてください。

妊娠4カ月目以降は食事から葉酸を摂ってもいい

葉酸サプリは妊娠3か月目まで継続し、4か月目以降は食事から摂取できる葉酸のみで問題ありません。

葉酸には、食事から摂取できる天然葉酸と、葉酸サプリに含まれる合成葉酸の2種類があります。

妊娠4か月以降から妊娠後期までは、食品に含まれる天然葉酸480μgの摂取が望ましいとされています。
とはいえ、480μgの葉酸を食事のみで摂取するのは容易ではありません。

1日3食が難しい方や、栄養素を考えながらの料理が面倒な方は、4か月目以降もサプリメントを継続するといいでしょう。

授乳期も摂った方が健康を保てる

葉酸は、出産後の授乳期にも積極的に摂取したい栄養素です。
授乳期に葉酸サプリを利用することで、体力が落ちているお母さんの健康維持や、母乳を通じて赤ちゃんに栄養を届けられます。

授乳期にとるべき葉酸の摂取推奨量は、天然葉酸240µgと合成葉酸100µgの合計340µgで、決して食事のみで摂取できない量ではありません。

ただし、育児で食事をしっかりとれないお母さんも多いため、サプリメントから効率的に摂取するのもおすすめです。

葉酸サプリはいつから飲めばいい?

先述したように、葉酸サプリは妊娠の1か月以上前から服用を始めることが望ましいとされています。

そのため、妊活を始めるタイミングで葉酸サプリを取り入れると、体内に十分な葉酸がある状態で赤ちゃんを迎えられます。

次では、妊活中から葉酸サプリを飲むメリットを紹介します。
妊娠を希望していてまだ葉酸サプリを利用していない方は、ぜひチェックしてみてください。

妊活中から飲むと効果的

葉酸サプリは、少なくとも、妊娠を計画している1か月前から飲み始めると効果的です。

葉酸は、妊娠初期の赤ちゃんの脳や脊髄の形成を助ける働きがあります。
そのため、葉酸サプリが最も必要となるのは、妊娠3か月までの間です。

妊娠してからサプリメントを飲みはじめる方も多いですが、最も必要な時期で葉酸が足りない可能性があります。

中には妊娠発覚が遅れる方もいるため、妊活を決めたタイミングで葉酸サプリを飲み始めることが望ましいといえます。

妊娠3か月までは葉酸サプリがよい

葉酸は食事からでも摂取できます。しかし、推奨されている量をすべて食事からとることは難しいため、妊娠3か月まではサプリメントの利用がおすすめです。

具体的には、食事から天然葉酸240μgと、サプリメントから合成葉酸400μgを、妊娠3か月まで摂取が推奨されています。

葉酸サプリを服用していないからといって、必ずしも影響が出るわけではありません。
しかし、神経管を正常に発育させるためにも、葉酸サプリで効率的に摂取することが望ましいでしょう。

葉酸とは?

葉酸とは、ビタミンB群の1種で、DNAやタンパク質の合成を促進し、妊娠初期に活発な赤ちゃんの細胞増殖を助ける栄養素です。

葉酸には、食事から摂取できる「ポリグルタミン葉酸」と葉酸サプリに含まれる「モノグルタミン葉酸」の2種類があります。

ポリグルタミン葉酸は天然葉酸とも呼ばれており、体内での利用効率は約50%程度です。
一方、合成葉酸とも呼ばれるモノグルタミン葉酸は、体内での利用効率が85%と高く、食事よりも効率的に摂取できます。

とくに、妊娠初期は通常よりも多く葉酸が必要になるため、食事とあわせて葉酸サプリの利用がおすすめです。

赤ちゃんに必要な栄養素

葉酸は赤ちゃんの発育に必要な栄養素です。とくに、妊婦や妊娠を希望する方は、葉酸を含む食品をたくさん食べつつ、葉酸サプリで足りない分を補う必要があります。

また、サプリメントであれば、つわりが辛く食事がしっかりとれない時期でも、安定した葉酸の摂取が可能です。赤ちゃんの健康的な発育のために、葉酸サプリを積極的に取り入れましょう。

細胞や血液を作ることに役立つ

葉酸は、健康な赤血球を作り出し、細胞の生産や再生を助け赤ちゃんの発育に役立ちます。
正常な発育に欠かせない栄養素であるため、とくに妊娠中は積極的な摂取が必要です。

また、妊活期に十分な量の葉酸を摂取すると、胎児の神経管閉鎖障害の予防が期待できます。
神経管閉鎖障害とは、脳や脊髄のもととなる神経管が正常に発育せず、運動や排泄などに支障がでる先天性の障害です。

神経管閉鎖障害を引き起こす原因の1つとして、妊娠中の葉酸の欠如があげられます。

神経管は妊娠初期に形成されるため、食事のみでなくサプリメントからもしっかり摂取しましょう。

時期別!妊娠中における葉酸サプリの役割2

ここでは妊娠中における葉酸サプリの役割を時期別に紹介します。時期別に推奨されている葉酸の摂取量は次のとおりです。

食事からの摂取量付加量
妊活中・妊娠初期240ug400ug(葉酸サプリから)
妊娠中期から後期240ug240ug(食事から)
授乳中240ug100ug(食事から)

※参照元:厚生労働省 ママのための食事BOOK

とくに、妊娠初期は多くの葉酸を必要としており、葉酸サプリの利用が推奨されています。
ただし、中期以降にも葉酸サプリを継続するメリットはたくさんあります。

これから妊活を始める方は、ぜひチェックしてみてください。

妊娠初期

妊娠初期の葉酸サプリには、赤ちゃんの脳や脊髄の形成や細胞分裂を助ける役割があります。
妊娠初期に十分な量の葉酸を摂取できていると、神経管閉鎖障害の発症リスクが軽減されるといわれてます。

とはいえ、妊娠初期に推奨されている葉酸の摂取量は640ugで、食事のみで十分な量を摂取できないため、葉酸サプリをうまく活用してください。

また、妊娠に気づいてから葉酸サプリを飲み始める場合、最も葉酸が必要とされる時期をすぎてしまう可能性があります。
そのため、妊活を始める段階で葉酸サプリを飲み始めることが望ましいでしょう。

中期から後期

妊娠中期から後期の葉酸サプリには、赤ちゃんの健康をサポートする役割があります。
葉酸は正常な赤血球の合成に必要な栄養素であり、赤ちゃんの健康維持に欠かせません。

妊娠中期以降は、初期に比べ必要な葉酸の量が少なく、無理に葉酸サプリを摂取する必要はないとされています。

しかし、妊娠中期以降には、天然葉酸240ugと合成葉酸200ugの合計480​​ugを摂取するよう推奨されており、食事のみですべてを補うことは難しいでしょう。

また、妊婦が貧血になりやすい時期であるため、赤ちゃんと自身の健康のためにも葉酸サプリをうまく活用してみてください。

授乳中

授乳中の葉酸サプリには、母乳を作る役割があります。母乳は血液によって作られており、赤血球の合成には葉酸が必要です。

産後は育児で食事がおろそかになりやすいですが、葉酸サプリを利用すれば母乳を作り赤ちゃんに栄養を届けられます。
また、葉酸には細胞分裂を促す作用があり、出産によってダメージをうけた子宮の回復をサポートします。

万全の体力で育児するためにも、授乳中も継続して葉酸サプリを摂取しましょう。

葉酸サプリで期待できる効果

葉酸サプリには、次のような効果が期待できます。

つわりの軽減

貧血の緩和

肌がきれいになる

認知症予防

このように、葉酸サプリは赤ちゃんのみでなく、お母さんにも多くの効果が期待できます。
とくに、妊娠中はつわりや貧血などで体調が優れない日が続くため、少しでも緩和できる点は嬉しい効果でしょう。

つわりの軽減

葉酸サプリには、つわりを軽減する効果が期待できます。
つわりの軽減にはビタミンB6が効果的とされており、葉酸は同じビタミンB群の栄養素です。

葉酸につわりを軽減する直接的な作用はありませんが、葉酸サプリの中にはビタミンB6が配合されたものもあります。
とくに妊娠中はビタミンB6が不足しがちで、つわりの原因にもなり得ます。

つわりが酷いとストレスも溜まりやすくなるため、葉酸とビタミンB6をあわせて摂取できる葉酸サプリを利用してみてください。

貧血の緩和

葉酸サプリは、貧血の緩和にも効果が期待できます。葉酸は赤血球を合成する働きがあり、造血ビタミンとも呼ばれている栄養素です。

妊娠中は赤ちゃんに栄養を送るために血液量が増加しますが、同時に血液が薄まり貧血をおこしやすくなります。

貧血になるとふらつきやすくなり転倒の危険性もあるため、葉酸サプリからしっかり葉酸を摂取しましょう。

肌がきれいになる

葉酸には細胞分裂や赤血球の合成を促す働きがあり、結果的にターンオーバーや疲労回復をスムーズにします。
お肌のターンオーバーが促進されれば、老廃物を排出しやすくなり、シミやくしみのない肌に繋がります。

年齢とともに肌のターンオーバーは衰えていくため、美肌を保つためには何らかのケアが必要です。
美肌を維持したい方や、肌を綺麗にしたい方は、産後も葉酸サプリを継続するといいでしょう。

認知症予防

葉酸サプリは、認知症予防の効果も期待できます。
血液中にあるホモシステインという物質の濃度が上がると、正常な血管系の状態を維持できなくなり、認知症の発症リスクが高まります。

葉酸には、ホモシステイン濃度を低下させる作用があり、認知症や心筋梗塞、脳梗塞などの予防も可能です。
そのため、子育て世代はもちろん、認知症リスクが高まる高齢者も葉酸サプリを摂取するメリットがあるといえます。

ただし、葉酸と認知症の関係はまだ研究段階であるため、必ずしも予防できるとは限りません。

葉酸サプリの注意点

葉酸サプリを利用する際には、つぎのような注意点があります。

・1日の摂取上限は守る

・前後2時間は紅茶やコーヒーなどは避ける

健康にいいとはいえ、用法用量を守らずに服用すると、かえって悪影響になる可能性があります。それぞれの注意点を詳しく解説するため、葉酸サプリの購入を検討している方はチェックしてみてください。

1日の摂取上限は守る

葉酸サプリは、1日の摂取上限を守って利用しましょう。葉酸の1日の摂取上限は1000µgです。

1日に1000µg以上の葉酸を摂取し続けてしまうと、葉酸過敏症を発症し、じんましんや発熱、呼吸障害などの症状が出る可能性があります。
また、ビタミンB12欠乏による神経障害の発見が遅れてしまう可能性もあり、葉酸の過剰摂取は体に悪影響です。

食事のみであれば1000µg以上の葉酸を摂取する心配はありませんが、葉酸サプリは手軽に摂取できるため、飲み過ぎてしまうことも考えられます。

葉酸サプリを購入した際は必ず摂取量の確認をおこない、決まった量のみ服用しましょう。

前後2時間は紅茶やコーヒーなどは避ける

葉酸サプリを飲む際は、前後の2時間は紅茶やコーヒーを飲むのは避けましょう。紅茶やコーヒーにはタンニンが含まれており、葉酸が体に吸収されるのを妨げてしまいます
葉酸サプリの効果を十分に発揮できなくなるため、前後の飲食には気を配りましょう。

タンニンは、赤ワインや緑茶などにも含まれており注意が必要です。また、サプリメントは、必ずお水か白湯で飲んでください。

葉酸サプリを途中で辞めたらどうなるの?

ここでは葉酸サプリを途中でやめてしまった場合の影響を紹介します。
葉酸サプリの効果を発揮するには継続が必要ですが、ついつい飲むのをやめてしまったり、面倒になったりする場合もあるでしょう。

リスクを事前に知っておくことで、意識的に継続しやすくなるため、ぜひチェックしてみてください。

妊娠3か月までは胎児にリスクがある

葉酸サプリを途中でやめてしまった場合、大きなリスクはありません。
ただし、葉酸が最も必要となる妊娠3か月の間にやめてしまうと、十分な栄養素を胎児に供給できない可能性があります。

必ずしも胎児に影響するわけではありませんが、葉酸サプリを服用すると先天性異常のリスクを軽減できることが医学的に認められています。

葉酸サプリを摂取できない何らかの原因がある場合は、葉酸をしっかり摂取できるように食事内容を工夫してみるといいでしょう。

妊娠4か月以降は問題なし

妊娠4か月以降は、葉酸サプリの利用をやめても問題はありません。妊娠3か月までに比べ必要な葉酸の量は少なく、食事のみで摂取が可能です。
ただし、葉酸サプリには鉄分やビタミンなど、さまざまな栄養素が配合されているものもあり、バランスよく栄養を補給できます。

赤ちゃんとお母さんの健康を維持する効果が期待できるため、とくに食事がしっかり取れない方は、継続して葉酸サプリを利用するといいでしょう。

貧血気味の方は体調が悪くなる可能性

もともと貧血気味の方が葉酸サプリの利用をやめると、体調が悪くなる可能性があるため注意が必要です。

葉酸は造血作用があり、貧血予防に効果が期待できる栄養素です。
貧血気味の方は葉酸サプリによって赤血球の合成が助けられており、途中でやめると再び貧血をおこしやすくなります。

とくに妊娠中は血液が薄まり貧血を起こしやすくなるため、めまいや立ちくらみが気になる方は葉酸サプリを継続してみてください。

妊娠4カ月以降は葉酸サプリと食事どちらがよいの?

妊娠4か月以降は、480μgの葉酸を食事から摂取するように推奨されています。そのため、しっかり食事管理をできる方であれば、食事から葉酸を摂取することが望ましいでしょう。
ただし、食事から摂れるポリグルタミン葉酸は、体内での利用効率が約50%程度です。

実際に体内に吸収されるのは半分の量になるため、食事のみで推奨量を摂取するのは大変でしょう。

手軽に葉酸を補給したい方は、葉酸サプリがおすすめです。

葉酸サプリと同様の効果が期待できる植物性食品

葉酸サプリと同様に葉酸が多く含まれている植物性食品は次のとおりです。

食材(100g)含まれている葉酸量
焼き海苔1900µg
えだまめ260µg(茹でた状態)
めキャベツ220µg
ひらたけ71µg

それぞれの食品に含まれる葉酸の量や特徴を詳しく解説するため、食事を作る際の参考にしてみてください。

焼きのり

焼きのりには、100gあたり1900µgの葉酸が含まれています。

焼きのりを食べていれば規定量を摂取できるように思えますが、海苔巻きで使用される全形サイズでも1枚あたり3g程度の質量しかありません。

焼きのりのみで葉酸を摂取するのは大変なため、ほかの食材とうまく組み合わせるといいでしょう。

えだまめ

えだまめには、茹でた状態で100gあたり260µgの葉酸が含まれています。

えだまめは、畑のお肉と呼ばれる大豆になる前の新鮮な状態で収穫した食材です。
カロテン・ビタミンC・タンパク質・イソフラボン・ビタミンB1など、豊富な栄養素が含まれています。

食材はもちろん、おやつのかわりに食べれば効率的に栄養を補給できるためおすすめです。

めキャベツ

めキャベツには、100gあたり220µgの葉酸が含まれています。

大きいもので1個あたりおよそ20gの重さがあるため、5個食べれば葉酸を約220µg摂取できます。
また、ビタミンCやビタミンK、βカロテン、ビタミンB郡なども含まれており、妊娠中に積極的に取り入れたい食材です。

味は少し苦みがあるため、炒め物やサラダにする場合は、事前に塩を加えたお湯で茹で、あく抜きをしてから調理しましょう。

ひらたけ

ひらたけには、茹でた状態で100gあたり71µgの葉酸が含まれています。

食物繊維やビタミンD、ビタミンB群なども含まれており、味のクセが少ない点が魅力です。
旬は11〜3月頃で、寒くなる頃にスーパーに並び始めます。お鍋や炊き込みご飯、炒め物などさまざまな料理に利用できるでしょう。

ひらたけは水分量が多く、早く傷みやすいため、購入したら、できる限り早く調理をおすすめします。

葉酸サプリと同様の効果が期待できる動物性食品

葉酸サプリと同様に葉酸が多く含まれている動物性食品は次のとおりです。

食材(100g)含まれている葉酸量
レバー鶏レバー:1300µg牛レバー:1000µg豚レバー:810µg
ゆで卵35µg
いくら100µg

このように、葉酸は動物性食品からも摂取できます。
ただし、中には妊娠中に食べる際に注意が必要な食品もあるため、次で詳しく解説していきます。

レバー

レバーに含まれる葉酸の量は次のとおりです。

食材(100g)含まれている葉酸量
鶏レバー1300µg
牛レバー1000µg
豚レバー810µg

肉類の中でもレバーは多くの葉酸が含まれており、効率的に摂取できます。
ただし、レバーには赤ちゃんの奇形発生リスクを高めるビタミンAも含まれており、鶏や豚は1切れで1日の摂取上限を超えてしまいます。

とくに、妊娠3か月までは鶏レバーや豚レバー、牛レバーを控え、それ以降は過剰に摂取しないよう、週1回程度にとどめましょう。

ゆで卵

ゆで卵には100gあたり35µgの葉酸が含まれています。Lサイズの卵は1個当たり64〜70g程度の質量です。

卵は完全栄養食品と呼ばれるほど、多くの栄養素をバランスよく含んでいます。
具体的な栄養素は、タンパク質・脂質・リン・カルシウム・亜鉛・鉄・ビタミンA・B1・B2・D・Eなどです。

健康の維持に必要な栄養素を摂取できるうえ、高タンパク・低糖質でもあるため、妊娠中も適度に取り入れましょう。また、妊活のためにダイエットしている方にもおすすめです。

いくら

いくらには、100gあたり100µgの葉酸が含まれています。ただし、妊娠中に生のいくらを食べるのは控えた方がいいとされています。

なぜなら、生のいくらにはアニサキスやリステリア菌などが潜んでいる可能性があり、食中毒の重症化や、赤ちゃんに影響がでるリスクがあるからです。

とくに、リステリア菌は妊娠中である場合、感染リスクが通常時の20倍になるといわれています。また、赤ちゃんの奇形発生リスクを高めるビタミンAも多く含まれているため、免疫力が低下する妊娠中はできる限り控えましょう。

葉酸サプリ服用中に避けた方がよい飲み物

葉酸サプリを服用している間は、できる限り次の飲み物を避けましょう。

▶紅茶やコーヒー

▶ほうじ茶

▶栄養ドリンク

▶コーラ

上記の飲み物とあわせて葉酸サプリを服用すると、十分な効果を得られない可能性があります。
それぞれの飲み物について詳しく解説するため、チェックしてみてください。

紅茶やコーヒー

紅茶やコーヒーにはタンニンという成分が含まれており、葉酸が体内に吸収されるのを妨げるといわれています。
そのため、紅茶やコーヒーで葉酸サプリを飲むのはNGです。

葉酸サプリを服用する2時間前後も、できる限り紅茶やコーヒーを飲むのは避けましょう。

また、紅茶やコーヒーにはカフェインも含まれており、妊婦は控えるべきとされています。
コーヒーと紅茶に含まれる、タンニン・カフェインの量は次のとおりです。

カフェインタンニン
コーヒー(100ml)60mg110mg
紅茶(100ml)30mg37mg

世界保健機関(WHO)によると、妊娠中のカフェインの摂取量は、1日あたり300mgが上限とされています。

1日に1〜2杯程度であれば大きな影響はないため、タイミングに気をつけて飲むことをおすすめします。

ほうじ茶

ほうじ茶は、葉酸が含まれるお茶ですが、タンニンやカフェインも含まれているため注意が必要です。

タンニンは葉酸のみでなく鉄分の吸収も阻害し、過剰に摂取すると貧血になりやすくなります。
また、カフェインは頭痛や不眠、貧血を引き起こすほか、赤ちゃんの低体重の原因になると指摘されています。

ただし、紅茶やコーヒーに比べるとタンニンとカフェインの量は少なく、適度な量であれば心配はいりません。

妊婦に嬉しい葉酸も含まれているため、葉酸サプリの服用から2時間前後は控え、飲みすぎに注意して生活に取り入れるといいでしょう。

栄養ドリンク

栄養ドリンクは、葉酸サプリと同じ栄養補助食品です。疲労回復や集中力の向上が期待できますが、妊娠中に飲むのは控えましょう。

栄養ドリンクには、カフェインやアルコールが含まれているものもあり、葉酸の吸収を阻害するうえ、お母さんや赤ちゃんに影響が出る可能性があります。

1本飲んだからといってすぐに影響がでてしまうわけではありませんが、日常的に飲んでいる方は注意が必要です。
また、栄養ドリンクが必要なほど疲労が溜まっている場合は、妊活中の方や妊婦の方にとってもよくありません。生活の見直しや、疲労がたまらないような工夫も必要でしょう。

コーラ

コーラにはカフェインが含まれており、葉酸サプリの効果を妨げてしまう可能性があります。

100mlあたりに含まれるカフェインは10〜13mg程度で、コーヒーのおよそ1/6の量が含まれています。直ちに影響が出るほどの量ではありませんが、飲み過ぎには注意が必要です。

また、コーラは糖分が多いため、頻繁に飲んでいると体重が増えやすくなります。
妊婦が肥満になると、早産や流産などさまざまなリスクがあるため、妊娠中は気分転換として適度に飲むようにしましょう。

妊娠中に葉酸サプリと併用しない方がよい食品

妊娠中に葉酸サプリと併用しない方がよい食品は次のとおりです。

お酒

生肉

生魚

生卵

上記の食材は、葉酸サプリの効果を妨げたり、妊婦や赤ちゃんに悪い影響を与えたりする可能性があります。

それぞれの注意ポイントについて解説するため、ぜひチェックしてみてください。

お酒

葉酸サプリを服用している間は、できる限りお酒を飲まないようにしましょう。

お酒に含まれるアルコールは、葉酸が体に吸収されるのを妨げるといわれています。
葉酸サプリを服用しても、お酒を飲むと効果が現れない可能性があります。

とくに、日頃からお酒を飲んでいる場合は、葉酸が不足している可能性があるため注意が必要です。また、妊娠中はお酒を飲むことはできません。妊活を始めた段階で禁酒に取り組んでみてください。

生肉

妊娠中はもちろん、妊活をこれから始める方は生肉の摂取を控えましょう。
生肉には腸管出血性大腸菌やカンピロバクター、サルモネラなどの食中毒菌がついている可能性があります。

とくに妊娠中は免疫力が下がり、食中毒になりやすいため注意が必要です。
食中毒になると下痢や嘔吐などの症状が現れるほか、赤ちゃんの流産や早産に繋がる可能性もあります。

中には、妊娠中に感染すると赤ちゃんに重篤な障害を残すものもあるため、肉は必ず火を通してから食べましょう。

妊娠していなくても、生肉には食中毒のリスクがあります。妊活をしている方は、できる限り控えるようにしましょう。

生魚

生魚は生肉と同様、細菌や寄生虫などが付着している可能性があるため注意が必要です。

たとえば、魚の寄生虫として有名なアニサキスは、胃や腸の壁に刺入し、食中毒を引き起こします。
表面にいなければ大丈夫だと思うかもしれませんが、内蔵から筋肉部分に移動する場合もあり、気付かぬうちに食べてしまう可能性があります。

細菌も見た目ではわからないため、妊娠中は生魚ではなく火を通した魚を食べましょう。
また、一部の魚は水銀の含有量が多く、加熱している場合でも妊婦は食べる量に気をつけなくてはいけません。

水銀を含む魚は次のとおりです。

クロマグロ

キンメダイ

メバチ

▶メカジキ

クロムツ

▶ユメカサゴ

▶マッコウクジラ

水銀は胎盤を通り抜けて赤ちゃんの脳まで到達し、神経障害や発達障害を引き起こす可能性があります。

ただし、魚には妊婦に嬉しい栄養素も多く含まれているため、量や頻度に気をつけながら食事に取り入れてみてください。

生卵

生卵にはサルモネラ菌が潜んでいる可能性があり、妊娠中は控えるべき食材です。

サルモネラ菌は食中毒を引き起こし、腹痛や嘔吐、激しい下痢、発熱などの症状が現れます。
妊娠中に感染すると子宮収縮をもたらし、流産や早産のリスクが高まります

サルモネラ菌は70度以上で1分以上加熱すると死滅するため、卵は必ず火を通してから食べましょう。
また、半生の状態で食べたり、生卵を溶いた器にできあがった料理を入れたりするのも控えてください。

まとめ

葉酸サプリは妊活中はもちろん、妊娠中も赤ちゃんやお母さんの栄養補給に役立つ栄養補助食品です。

一般的に、葉酸が最も必要となる妊娠初期までの服用が推奨されています。それ以降も継続して服用すれば、赤ちゃんの発育や、産後にダメージを負ったお母さんの体力回復をサポートが可能です。

ただし、葉酸サプリを利用する際は、あわせて摂取するべき食品とすべきでない食品があるため、事前に確認しておくことが大切です。これから妊活を始める方は、ぜひ本記事を参考に赤ちゃんを迎える準備をしてみてください。

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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