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ピルはオンライン診療でも保険適用される?安いおすすめクリニック6選!

自宅にいながら診察から配送までが完結するオンライン診療は、ピルを利用したいけれどもクリニックに行く時間がなかったり、通院に抵抗があったりする場合に便利です。しかし、さまざまなピルのオンライン処方のサービスがあるため、どれを選べばよいか迷っている方も多いことでしょう。

この記事では、ピルのオンライン処方が可能なおすすめのクリニックを6院紹介します。クリニックの選び方やピルについてもあわせて解説するため、ピルのオンライン処方を検討している方はぜひ参考にしてください。

目次

ピルのオンライン診療で保険は適用される?

ピルには保険適用されるものと保険適用されないものがあります。保険適用されるピルは、厚生労働省により価格が公定されているものです。低用量ピル、超低用量ピルのうち保険適用されるものとされないものは次のとおりです。

保険適用されるピル保険適用されないピル
・ルナベル
・フリウェル
・ヤーズ
・ヤーズフレックス
・ドロエチ
・ジェミーナ
・トリキュラー
・マーベロン
・ファボワール
・アンジュ
・ラベルフィーユ
・シンフェーズ

オンライン診療でピルの処方に保険の適用がされるかは、クリニックの診療方針によります。保険適用されるピルを自由診療により処方することもできるためです。

そのため、オンライン診療でピルを保険適用により処方しているクリニックはごくわずかで、上述の保険適用されるピルを自由診療により処方している場合が多いです。

また、オンライン診療の場合は保険適用されるピルを取り扱っているクリニック自体があまりありません

ピルの種類と料金

ピルは配合されているホルモンの種類や量の違いによって、低用量ピル、アフターピル、中用量ピル、超低用量ピルに分かれます。

とくに限定なくピルと呼ぶ場合は低用量ピルおよび超低用量ピルを指すことが一般的です。また、超低用量ピルも含めて低用量ピルと呼ばれることも多いです。

それぞれ特徴とメリット、デメリットを詳しく解説します。

低用量ピル

女性ホルモンである黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を配合した薬剤です。卵胞ホルモンの配合量が0.05mgより少ないものが該当します。

低用量ピルには次のような効果があります。

  • 避妊
  • 月経困難症、子宮内膜症の改善
  • 月経痛、過多月経の改善
  • PMS(月経前困難症)の改善
  • ニキビの改善
  • 月経不順の緩和
  • 月経日の移動
  • 卵巣がん、子宮体がん、大腸がんのリスクの軽減

一方、副作用は次のとおりです。

  • 不正出血
  • 吐き気、嘔吐
  • 頭痛
  • 乳房の張り、痛み

副作用は服用中ずっとあらわれるわけではなく、服用をしはじめたときに一時的に出る場合が多いです。そのため、体に合うかどうかは2~3か月の継続服用により判断します。ただし、副作用が強く出て日常生活に支障が出る場合は、医師に相談してください。

また、血栓症のリスクがあります。喫煙と高齢は血栓症のリスクを高めるため、1日に15本以上喫煙する35歳以上の方には低用量ピルは処方されません。

アフターピル

避妊せずに性行為をおこなったり、避妊に失敗したりした場合に妊娠を防ぐために処方されるピルです。緊急避妊薬とも呼ばれます。オンライン診療でも処方されています。

国内で承認されている服用手法には次の2とおりあります。

服用手法ヤッぺ法レボノルゲストレル法
服用する薬剤プラノバール(黄体ホルモンと卵胞ホルモンを配合)レボノルゲストレル(黄体ホルモンを配合)
服用の仕方性交後72時間以内に2錠服用し、その12時間後に2錠服用する性交後72時間以内に1錠服用する
メリット・デメリット・費用が安い
・妊娠阻止率は57%
・副作用として吐き気が出やすい
・妊娠阻止率が81%と高い
・副作用が出にくい

いずれも保険適用はなく、全額自己負担です。

中用量ピル

黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を配合した薬剤で、卵胞ホルモンの配合量が0.05mg以上のピルです。処方される目的は次のとおりです。

  • 月経日の移動
  • 月経不順
  • 月経困難症
  • 子宮内膜症

低用量ピルと同様に避妊効果もありますが、副作用が強いため低用量ピルが一般的に処方されます。月経困難症や子宮内膜症の治療についても同様です。そのため、主な処方目的は月経日の移動です。

月経日の移動は病気の治療ではないため、保険適用がありません。一方、月経困難症や子宮内膜症の治療目的の場合は保険適用されます。

超低用量ピル

黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を配合した薬剤で、卵胞ホルモンの配合量が0.03mgより少ないピルです。月経困難症や子宮内膜症の治療のために処方されます。国内では避妊目的での使用は認可されていません

超低用量ピルは低用量ピルと比較すると、頭痛や吐き気などの副作用が起こりにくい一方、不正出血はしやすいのが特徴です。副作用は低用量ピルと同様、服用をはじめてから1~3か月の間に出ることが多く、それ以降は軽減します。

また、血栓症のリスクがある点も低用量ピルと同様です。

低用量ピルが保険適用になる場合

低用量ピルは保険適用になる場合と、保険適用にならずに自由診療になる場合があります。保険適用になる場合について解説します。

治療目的

低用量ピルは月経困難症、子宮内膜症、PMSなどの治療目的で処方される場合は保険が適用されます。一方、避妊目的であれば保険は適用されません。避妊は病気の治療ではないためです。

保険適用されないピルはOC、保険適用されるピルはLEPと呼ばれます。保険適用がされるピルは次のとおりです。

  • ルナベル
  • フリウェル
  • ヤーズ
  • ヤーズフレックス
  • ドロエチ
  • ジェミーナ

上記は厚生労働省により価格が公定されています。そのため、クリニックによって価格が変わることはありません。しかし、オンライン診療の場合はこれらのピルを自由診療で処方していることが多いです。オンライン診療で保険適用された価格で購入したい場合は、公式サイトに自由診療で処方している旨の注意書きがないかよく確認してください。

また、保険適用されるためには治療目的でなければならないため、再診や定期的な検査が必要です。再診や検査には費用がかかるため、総額だと保険適用されないピルの方が安くなる場合があります。保険適用のピルの方がピル代は安く済むことが多いですが、再診料や検査代などを合わせると必ずしも安くなるとは限りません。

一方、保険適用されないピルは次のとおりです。

  • トリキュラー
  • マーベロン
  • ファボワール
  • アンジュ
  • ラベルフィーユ
  • シンフェーズ

これらは避妊効果が国から認可されており、主に避妊目的で処方されます。月経困難症やPMSの改善の効果もあるため、治療目的で処方されることもあります。しかし、厚生労働省により価格が公定されていないため、治療目的での処方でも保険適用はされません。

保険適用できる安いおすすめピル5選

保険適用されるピルの特徴と価格について詳しく解説します。

なお、オンライン診療の場合は保険適用されるピルについても自由診療でおこなう場合が多いです。紹介する価格は厚生労働省による公定価格であるため、これよりも大幅に高い場合は保険適用されるピルを自由診療で処方しているクリニックであると考えられます。

保険適用された価格でピルを購入したい場合は、公式サイトに自由診療である旨が記載されていないかよく確認してください。

フリウェルLD

フリウェルLDは、月経困難症や子宮内膜症の治療のために処方される低用量ピルです。ルナベルLDのジェネリック医薬品であるため、ルナベルLDよりもリーズナブルに購入できます。ルナベルLDが1シート当たり1,260円であるのに対し、フリウェルLDは630円です。

配合されている成分はノルエチステロン(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)です。2つのホルモンの作用により、卵胞の発育を促すホルモンの分泌が抑えられて排卵が抑制されます。そのため、月経時の痛みを軽減できます。なお、避妊効果は期待できないため、避妊目的で処方されることはありません。

フリウェルULD

フリウェルULDは超低用量ピルです。フリウェルLDと同様に月経困難症や子宮内膜症の治療のために使用されます。ノルエチステロンの配合量はフリウェルLDと同じですが、エチニルエストラジオールはフリウェルLDより0.015mg少ない配合量です。

配合されている卵胞ホルモンが少ないと不正出血を起こしやすい傾向があります。しかし、一方で血栓症のリスクは軽減できます。避妊効果がない点はフリウェルLDと同様です。

ルナベルULDのジェネリック医薬品であり、ルナベルULDが1シート当たり1,330円であるのに対し、フリウェルULDは570円です。

ヤーズフレックス

ヤーズフレックスは国内で初めて連続服用が可能になった超低用量ピルです。他のピルは28日に1回、ホルモンは配合されていない偽薬を服用する休薬期間が設けられます。一方ヤーズフレックスは120日間の連続服用ができます。そのため、他のピルでは月経の頻度が1か月に1度であるのに対し、ヤーズフレックスは4か月に1度です。

配合されているのはドロスピレノン(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)です。服用中は配合されたホルモンの作用により排卵が抑えられるため、月経が来ません。また、子宮内膜の肥厚を抑制する効果もあるため、子宮内膜内で産生される痛み物質の分泌が抑えられます。

月経回数を抑えるとともに、月経そのものを軽くできるため、月経困難症の治療に処方されます。また、子宮内膜症の痛みにも効果があるため、子宮内膜症についても保険適用の対象です。

他のピルよりも休薬期間が短いため、休薬期間中に出やすい次の症状を減少できます。

骨盤痛

頭痛

腹部膨満感

乳房の張り、痛み

1シート当たりの価格は2,350円です。なお、海外では避妊薬としても処方されていますが、国内では避妊目的では処方されていません。

ジェミーナ21

月経困難症のために処方される超低用量ピルです。休薬期間中はホルモンが配合されていない偽薬を飲むのではなく、何も服用しません。そのため、1シートに入っているピルは21錠です。

配合されているのはレボノルゲストレル(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)です。卵胞ホルモンの配合量が少ないため、血栓症のリスクが軽減できます。なお、避妊効果は低く、避妊目的では処方されません

服用方法は、次の2とおりから選べます。

  • 21日間服用し、7日間休薬する(28日周期)
  • 28錠シート(ジェミーナ28)を2シート連続服用した後、21錠シートを1シート服用し、7日間休薬する(84日周期)

28日×2+21日の77日間の連続服用ができます。同じく連続服用ができるヤーズフレックスとの違いは、77日の間に不正出血が起きても連続服用が継続できる点です。不正出血があっても計画的な服用ができます。

1シート当たりの価格は1,830円です。

ジェミーナ28

ジェミーナ21と異なり、1シートに28錠入っています。84日周期の連続服用をおこなう場合に、ジェミーナ21と組み合わせて服用します。

1シート当たりの価格は2,440円です。1錠当たりの価格はジェミーナ21と変わりません。

保険適用されないピル

厚生労働省により価格が公定されていないピルは、月経困難症や子宮内膜症の治療目的で処方されても保険適用されません。

自由診療であるため、クリニックにより価格が異なります。それぞれの特徴と相場を詳しく解説します。

アンジュ

主に避妊を目的として処方される低用量ピルです。月経困難症やPMSにも効果がありますが、厚生労働省により価格が公定されていないため、治療目的で処方されても保険適用されません

配合されているのは、レボノルゲストレル(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)です。配合量が抑えられているため、副作用が起きにくいメリットがあります。そのため、他のピルでは頭痛や吐き気が起きて服用の継続が難しい場合におすすめです。

また、配合量の異なる3種類が1シートに入っています。体内での自然なホルモン分泌に近くなるように少しずつ配合量が増えていくため、不正出血が起こりにくい特徴があります。月経周期が安定しやすいため、月経不順を改善したい場合にも効果的です。

さらに、月経前のニキビを改善する効果もあります。月経前のニキビは、皮脂を分泌する作用がある黄体ホルモンの急激な増加が原因の一つです。そのため、アンジュで黄体ホルモンの分泌を抑えると皮脂の過剰な分泌が抑制されて、月経前のニキビが改善されます。

飲み間違いをしないように、ピルの色は配合量の違いに合わせて3色です。飲む順番を間違えると避妊効果が得られないため、注意してください。

避妊の効果は服用から8日目にあらわれます。服用してすぐ避妊効果が得られるわけではありません。

アンジュと同じ成分が配合されていて、同様の効果が得られる低用量ピルがトリキュラーです。2つのピルの違いは製薬会社以外にはとくにありません。

価格の相場はアンジュは1シート当たり2,000円~3,000円、トリキュラーは2,500円~3,000円です。

ラベルフィーユ

避妊目的で処方される低用量ピルです。アンジュ、トリキュラーのジェネリック医薬品であるため、多くの場合アンジュやトリキュラーよりも安価に購入できます。効果や特徴はアンジュ、トリキュラーと同様です。

価格の相場は1シート当たり2,000円前後です。

ファボワール

ファボワールも避妊目的で処方される低用量ピルです。服用を開始してから8日目以降に避妊効果が得られます。マーベロンのジェネリック医薬品であるため、マーベロンよりも安く購入できます。

配合されている成分はデソゲストレル(黄体ホルモン)とエチニルエストラジオール(卵胞ホルモン)です。アンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユには男性ホルモンの作用があるため、それを抑えるために開発されました。

アンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユはホルモンの配合量が3種類に分かれていますが、ファボワールは21錠すべて同量配合されている点も異なります。配合量が同じであることでホルモンの変動が起きにくいため、次のようなメリットがあります。

  • 連続投与による月経日の移動がしやすい
  • PMSの原因はホルモンの変動であるため、PMSへの効果が高い
  • 飲み間違いしにくい

男性ホルモンの作用を抑制するため、ニキビへの効果もアンジュ、トリキュラー、ラベルフィーユよりも高いです。男性ホルモンには皮脂の分泌を促進する効果があるためです。

また、月経痛を軽くする効果もあります。月経痛の原因は、子宮内膜で作られる痛み物質であるため、子宮内膜が薄くなればその分痛みが軽減されます。ファボワールは子宮内膜の肥厚を抑制する効果があるため、月経痛の軽減が可能です。

一方、デメリットは不正出血しやすいことです。しかし、2~3か月継続して服用することで副作用は軽減していきます。

価格相場は1シート当たり2,000円~2,500円です。なお、先発医薬品であるマーベロンの価格相場は2,500円~3,000円です。

ピルのオンライン診療をおこなうクリニックの選び方

ピルをオンライン診療で処方しているクリニックを選ぶポイントを解説します。

適正価格を提示している

ピルは保険適用される場合と自由診療の場合があります。保険適用される場合は、ピルの価格は一定で、クリニックによる価格差はありません。一方、自由診療の場合はクリニックが価格を決められるため、クリニックによって価格に差があります

ピルは毎日継続して服用する必要があるため、経済的な負担が軽くなるように相場の価格で購入できるクリニックを選ぶことをおすすめします。また、オンライン診療の場合は保険適用されるピルを自由診療によって処方している場合が多いため、保険適用で処方を受けたい場合は公式サイトをよく確認してください。

丁寧に説明してくれる

ピルはさまざまな種類があり、効果や副作用に違いがあります。そのため、自身の目的や体質に合ったピルを選ぶために医師の丁寧な診察は欠かせません。

電話でのオンライン診療が可能なクリニックもありますが、できればビデオ通話に対応しているクリニックがおすすめです。

土日祝日や夜間でも医師に質問できるか

ピルは副作用をともなう場合があります。そのため、副作用が起きた場合にすぐに医師に相談できると安心です。ピルの主な副作用は次のとおりです。

  • 吐き気
  • 不正出血
  • 頭痛
  • 下腹部痛
  • 胸の張り
  • 血栓症

ピルの種類が多い

ピルは種類によって、それぞれ効果や副作用が異なります。そのため、取り扱っているピルが豊富であるほど、自身の目的や体質に合った適切なピルを選びやすいと言えます。

たとえば診察の結果、月経困難症や子宮内膜症であると診断された場合は保険適用のピルを処方してもらえますが、中には保険適用のピルを取り扱っていないクリニックもあります。また、取り扱っていても自由診療により処方しているクリニックが多いです。

保険適用によるピルの処方を希望する場合は、クリニックが保険適用のピルを取り扱っているかどうか、保険診療により処方しているかどうかを確認してください。

定期便に対応している

ピルは毎日継続して服用しなければ効果が得られません。そのため、買い忘れると適切な服用ができなくなります。

そのため、買い忘れを防止するために定期便に対応しているクリニックを選ぶと安心です。また、定期便を申し込むとピルの代金が安くなるクリニックもあります。

ピルのオンライン診療が安いおすすめクリニック6選

ピルをオンラインで安く処方しているおすすめクリニックを6院紹介します。取り扱っているピルの種類や価格、診察料など比較して、クリニック選びの参考にしてください。

スマルナ【自由診療】

ダウンロード数100万を突破したオンライン診療アプリです。診察はアプリのビデオチャットによりおこなわれます。低用量ピルのほか、中用量ピル、アフターピルの処方もしています。

取り扱っている低用量ピルはトリキュラー、マーベロン、ファボワール、アンジュの4種類で、いずれも保険適用されないピルです。なお、ラベルフィーユについては流通制限により在庫確保が困難であることから新規の処方は休止していますが、継続処方はしています。

購入プランはすべて定期便です。次の3種類の決済プランから選べます。

1シートずつ決済プラン2,980円~
3シートずつ決済プラン2,780円~
12シート一括決済プラン1,963円~
※料金はすべて税込表記です。

12シート一括決済プランは100万ダウンロード突破記念キャンペーンによる割引価格で、通常2,380円~(税込)です。

診察料は初回のみ1,500円(税込)で、決済2回目以降は無料です。いずれも12シート分が届くと定期便が終了するため、更新する場合は診察をおこないます。また、配送料は上記価格に含まれており、別途かかりません。

ピルの配送は、一部地域をのぞき翌日にポスト投函されます。シンプルな外装であるため、開封しなければ中身がピルであるとは分かりません。

DMMオンラインクリニック【自由診療】

自由診療によるオンライン診療サービスです。DMM.comグループが運営しているため、利用するとDMMポイントが貯まります。また、支払いもDMMポイントが使用できます。低用量ピル、超低用量ピルの他に中用量ピル、ミニピル、アフターピルの処方もされています。

取り扱っている低用量ピル、超低用量ピルの種類と料金は次のとおりです。

薬剤名1か月分定期配送
シンフェーズ3,179円2,178円
トリキュラー3,179円2,178円
アンジュ3,179円2,178円
マーベロン3,179円2,178円
ルナベルULD10,670円9,070円
フリウェルULD3,179円2,703円
ドロエチ6,578円5,591円
ヤーズ10,670円9,070円
ヤーズフレックス11,737円9,977円
※料金はすべて税込表記です。

診察料は初診、再診ともに無料です。配送料は550円(税込)です。

保険適用されるピルも取り扱っていますが、自由診療により処方しているため厚生労働省による公定価格ではありません。しかし、自由診療であるため、ピル代と配送料以外に検査代や処方箋代はかかりません。

配送はバイク便を選択すると3時間で届くため、最短で診察当日に受け取れます。

PILLS U【自由診療】

自由診療によるオンライン診療サイトです。東京で2院を展開する美容外科のルサンクリニックにより運営されています。診察は24時間対応で、予約なしでの受診も可能です。

取り扱っているピルの種類と料金は次のとおりです。

薬剤名1か月分定期便
マーベロン2,970円2,673円
トリキュラー2,970円2,673円
ルナベルULD11,000円9,900円
アンジュ5,478円4,930円
ヤーズ11,220円10,098円
ヤーズフレックス12,100円10,890円
※料金はすべて税込表記です。

診察料、再診料、送料は単品購入と定期便で次のように異なります。

診察料再診料送料
単品購入1,650円1,650円550円
定期便1,650円無料無料
※料金はすべて税込表記です。

発送は最短当日で、翌日に届きます。包装はシンプルな封筒で、品名は化粧品とされるため、家族や同居人にピルを購入したことを知られたくない場合でも安心です。

銀座ヒカリクリニック【自由診療】

銀座ヒカリクリニックは東京の銀座にある婦人科です。アプリのクロンを使用して、自由診療で低用量ピル、アフターピルのオンライン処方をおこないます。

取り扱っている低用量ピルの種類と価格は次のとおりです。

マーベロン3,080円
トリキュラー3,080円
ファボワール2,640円
ラベルフィーユ2,420円
※料金はすべて税込表記です。

診察料は初診は1,650円(税込)、再診は1,100円(税込)です。別途処方料が220円(税込)かかります。

的野ウィメンズクリニック【一部保険診療】

横浜の産婦人科である的野ウィメンズクリニックのオンライン診療サービスです。診察はアプリのクロンを使用します。

取り扱われている低用量ピル、超低用量ピルは、国内で販売されているものすべてです。過去に的野ウィメンズクリニックに通院したことがある場合は、保険適用されるピルもオンライン診療で処方されます。一方、過去に通院したことがない場合はオンライン診療では保険適用がないピルのみが処方の対象です。

過去に通院したことがなくても処方されるピルと料金は次のとおりです。

ファボワール2,090円
マーベロン2,310円
ラベルフィーユ2,090円
トリキュラー2,310円
アンジ2,310円
シンフェーズ2,530円
※料金はすべて税込表記です。

診察料は初診は1,100円(税込)、再診は550円(税込)です。

配送は最短当日です。郵便で処方箋を受け取り、最寄りの調剤薬局でピルに引き換える方法も選べます。自宅にピルが届かないため、家族や同居人にピルの購入を知られたくない場合におすすめです。

IZUMIレディースクリニック【保険診療】

IZUMIレディースクリニックは岐阜市にある産婦人科です。初回からオンライン診療で、保険適用によりピルの処方が受けられます

取り扱っているピルの種類と料金は次のとおりです。なお、料金には診察料、システム利用料、オンライン診療の運用に関する保険外費用、送料が含まれています。

初診合計料金再診時合計料金再診時1シート当たりの価格
フリウェルLD2,396円4,336円1,445円
フリウェルULD2,336円4,146円1,382円
ルナベルULD3,096円6,416円2,138円
ヤーズフレックス4,116円9,506円3,168円
ジェミーナ3,596円9,146円3,048円
※料金はすべて税込表記です。

初診時の料金は1シート処方、再診時の料金は3シート処方の場合です。保険適用の場合、処方するごとに診察料がかかるため、再診時はまとめて処方してもらうと1シート当たりの価格を抑えられます。保険適用を受ける場合に処方できる最長期間は3か月であるため、4シート以上をまとめて処方することはできません。

なお、受診の際は診察までに保険証のアップロードが必要です。

保険適用のピル処方ができるオンラインクリニックを受診する手順

保険適用のピルをオンラインで処方してもらう流れについて詳しく解説します。

1:アプリや公式サイトから予約

まず診察の予約をしてください。予約は次のような方法が主に採られています。

  • 公式サイトの予約フォーム
  • 電話
  • メール
  • LINEの公式アカウント
  • 専用アプリ

中には予約不要であるクリニックもあります。先の予定が立ちにくい方は予約不要のクリニックがおすすめです。

2:医師の診察を受ける

予約時間になると、医師から着信があります。専用アプリの場合は通知がされます。通知をオンにすることを忘れないようにしてください。

ZoomやLINEを使用したビデオ通話の他、電話での診察もおこなわれることがあります。

3:クレジットカードや銀行振り込みでお金を支払う

支払いもオンラインで可能です。クレジットカード、銀行振込、コンビニエンスストア支払いなどで決済ができます。

4:郵送でピルが送られてくる

決済が完了するとピルが発送されます。15~16時までに決済が完了すると当日発送されて翌日に受け取りができるクリニックが多いです。

家族や同居人にピルの服用を知られたくない場合は、配送はプライバシーに配慮し中身がピルだと分からないようなシンプルな梱包にされているクリニックを選んでください。品名を化粧品としてくれるクリニックもあります。

また、自宅での受け取りを避けたい場合は、処方箋の形で受け取ることも可能です。郵送またはFAXで処方箋を受け取り、最寄りの調剤薬局でピルと引き換えてください。

保険適用されるピルのオンライン処方に関するよくある質問

保険適用されるピルのオンライン処方に関してなされる質問とその回答を紹介します。

低用量ピルを飲んだら妊娠できませんか?

低用量ピルの服用中は排卵が抑制されるため、妊娠しません。しかし、服用をやめれば妊娠は可能です。また、低用量ピルの服用がその後の妊娠のしやすさに影響することはありません。

ピルは市販で購入しても大丈夫ですか?

ピルは日本国内では医師の処方がなければ購入できません。しかし、ネット通販を利用して海外製のピルを個人輸入により購入することはできます。

個人輸入で購入できる海外製のピルは安全性が確保されていません。粗悪品または偽造品である可能性があります。そのため、避妊目的で服用しても効果が得られず妊娠するケースが報告されています。また、健康被害を被る危険性があることも、重大なデメリットです。

絶対に海外製のピルをネット通販で購入しないようにしてください。厚生労働省からも注意喚起がなされている危険な行為です。

ピルの処方の際の医師の診察は、自身の体質や目的に合ったピルを選び、正しい服用方法を指導してもらうためにも大切です。オンライン診療を利用すれば自宅にいながら診察が受けられるため、かならず医師の診察を受けて購入してください。

ピルの料金を安く抑えるには?

ピルの料金を安く抑えるためのポイントはジェネリック医薬品を選ぶことです。保険適用がないピルでもジェネリック医薬品を選べば、保険適用がある先発品のピルよりも安くなることが多いです。

保険適用があればピル代自体は自己負担は3割になるため、安くなります。しかし、保険適用されるためには治療目的の処方であることが必要です。そのため、処方するごとに検査や再診がなされてその分の料金がかかり、検査代、再診料、調剤料を合わせると保険適用がないピルの方が安くなる傾向があります。

保険適用があるピルは最大3か月分まで一度に処方できるため、1か月ごとに処方してもらうよりも3か月分まとめて処方してもらう方がお得です。2か月分の再診料や検査代を抑えられるためです。1か月ごとに処方してもらう場合、保険適用があるピルの中で最も安いフリウェルでも、保険適用がないジェネリック医薬品のラベルフィーユの方が安くなることがあります。

月経前からピルを飲んでも問題ありませんか?

月経前からピルを服用することは、月経不順や産後など特別な理由がない限りはおすすめしません。ピルは月経が始まってから24時間以内の服用開始が原則であるためです。例外的に、月経による出血か不正出血かが分からない場合は月経開始から5日までに服用すればよいとされています。

また、週末に月経が重ならないようにするためにSunday(サンデー)スタートと呼ばれる服用方法もあります。月経が始まった後の最初の日曜日に 服用を開始する方法です。

このように、いずれの方法でも月経開始後に服用します。ただし、月経不順や産後で月経が来ない場合は、医師の指示のもと月経開始を待たずに服用する場合があります。

避妊効果を確実に得るために、医師に定められた服用方法を遵守するようにしてください。また、避妊効果があらわれるまでの期間は服用開始のタイミングにより異なるため、医師から伝えられた期間までは他の方法による避妊を必ずおこないましょう。

高校生でもオンライン診療は利用できますか?

高校生でもオンライン診療を利用できるクリニックは多いです。学割を設けているクリニックもあります

しかし、クリニックが年齢制限を設定している場合はその年齢に達していない方は利用できません。また、利用できたとしても保護者の同意や診察への同伴を条件にしている場合もあります。公式サイトで利用の条件をよく確認してください。

まとめ

ピルをオンライン診療で安く購入したい場合、保険適用があるかどうかはあまり関係がありません。保険適用されるのは治療目的である場合のみであるため、ピル代以外に再診料や検査代がかかるため、総額では保険適用がないピルとの差が生じにくいためです。ピルの種類や処方の間隔によっては保険適用がないピルの方が安い場合もあります。

ピルを安く購入するポイントは、ジェネリック医薬品を選ぶことです。また、ピル代以外の診察料や配送料にも注意してください。定期便があるクリニックであれば、1シートごとの処方よりも価格が抑えられるうえ、飲み忘れの防止にも繋がります。

また安さのみに注目せず、医師への相談のしやすさや取り扱っているピルの種類の豊富さもクリニック選びの基準にしてください。

※本記事の情報は2023年2月時点のものです。
※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。
※本記事で紹介しているサービス・商品に関するお問い合わせは、サービス・商品元に直接お問い合わせください。

<参考>
スマルナ
DMMオンラインクリニック
PILLS U

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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