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臨月に入った妊娠中の過ごし方は?避けるべき行動もあわせて解説

臨月を迎えて出産間近の方は、赤ちゃんに会える楽しみとともに「どのように過ごせばよいのだろう?」「この症状は正常だろうか?」と不安なことが増えてきます。

とくに、はじめて出産を経験される方は未知のことが多いため、なにが正解かわからず戸惑うことも多いでしょう。

そこで本記事では、臨月に入った妊娠中の過ごし方について詳しく解説します。また、臨月に入ったら避けるべき行動や、現れる症状などについても、あわせてお伝えします。

臨月の時期を安心して過ごし元気な赤ちゃんを出産するために、本記事の内容を参考にしてください。

目次

臨月に入った妊娠中の過ごし方

まず、臨月に入った妊娠中の過ごし方について解説します。臨月期の過ごし方の注意点は、次の3つです。

  • 基本的に普段と変わらず過ごす
  • 家事や仕事はできる範囲でおこなう
  • 運動する際は医師に相談する

臨月でもそれほど神経質にならず、これらに気をつけて過ごすようにしましょう。

基本的に普段と変わらず過ごす

臨月でも大きく生活環境や行動を変える必要はなく、基本的に普段と変わらずに過ごすように意識しましょう。

出産が近づく臨月は、お腹のなかの赤ちゃんがいつでも外に出てこられるように、身長や体重もぐんぐん大きくなる時期です。そのため、妊婦さんの体調にもいろいろな変化が生じるでしょう。

しかし、それは出産が近づいている証拠であり、過度に不安になることはありません。反対に、体の変化に過敏になりすぎてストレスを感じると出産に影響します。

美容院にいったり、おいしいものを食べたり普段通りに過ごすようにしましょう。

家事や仕事はできる範囲でおこなう

家事や仕事はできる範囲でおこなうようにしましょう。体調に問題がない場合は、無理のない範囲で動くことが大切です。臨月においても一日中安静にしすぎると、血流が滞り難産につながる可能性もあります。

そのため、皿洗いや洗濯、掃除などお腹を圧迫しない家事は積極的におこなうようにしましょう。ただし、長時間の立ちっぱなしや、体を冷やすような家事は避ける必要があります。

また、仕事に関してもパソコン作業や事務作業のような、体の負担にならない範囲であれば問題ありません。ただし、過度にストレスのかかる仕事は避けるべきです。

自身の体調を確認しながら、無理のない範囲で家事や仕事をおこないましょう。

運動する際は医師に相談する

臨月での運動は、医師に相談してからおこないましょう。医師に相談して問題なければ、マタニティヨガやマタニティピラティスなど、体を動かすことで血流促進やストレス解消にもなるためおすすめです。

ただし、体を冷やすような運動は避けるようにしましょう。また、運動に慣れていない方は、家の周りでのウォーキングのような軽い運動にとどめて無理はしないことが大切です。

そして、外出するときには突発的な出産に備えて、母子手帳を持参して家族に行き先を伝えておくようにしましょう。

臨月に入ったら避けるべき行動

次に、臨月に入ったら避けるべき行動について解説します。臨月で避けるべき行動は次の4つです。

  • 長距離の移動
  • 車や自転車などの運転
  • 重いものを持つ
  • お腹を圧迫する

これらの行動に注意して臨月の時期を過ごしましょう。

長距離の移動

臨月になったら長距離の移動は避けましょう。長距離の移動先ではかかりつけの病院から離れるため、産気づいた場合に受け入れられる病院がみつからない可能性があります。

とくに、慣れない土地で医療体制の整った病院を探すことは大変です。また、自家用車ならまだしも、バスや電車などでの移動中に車内で産気づいた場合にも対応が難しくなるでしょう。

移動するにしても、かかりつけの病院へすぐに行ける移動範囲に留めることが大切です。

車や自転車などの運転

車や自転車などの運転は、臨月に入ったらやめておきましょう。車の運転は、ハンドルを切るときにお腹が圧迫され体に負担がかかるだけではなく、運転しづらくて事故を起こす可能性もあります。

また、自転車はバランスを崩して転倒する恐れがあります。近距離の移動でも公共交通機関を利用するか、家族に運転してもらうようにしましょう。

重いものを持つ

重いものを持つことも、臨月では避けたほうがよいでしょう。お腹が大きくなる臨月では、体のバランスが崩れて転倒しやすい状態です。そのような状態で重いものを持ったり運んだりすると、転倒リスクがさらに高くなります。

また、重いものを持つときには腹圧がかかります。そのため、とくに切迫早産の可能性を指摘されている妊婦の方は、出産を早める危険性があるため注意が必要です。

下のお子さんがいる場合は抱っこをしなければならない状況もあるでしょう。しかし、できる限り家族やパートナーに抱っこしてもらうか、ハグで我慢してもらうなどして転倒のリスクや体への負担は回避するべきです。

お腹を圧迫する

臨月ではお腹を圧迫する状況や姿勢も避けるべきです。お腹が圧迫されたり衝撃を加えられたりすると、破水の危険性が高まります。

たとえば、満員電車や混雑している街中での移動は避けたほうがよいでしょう。また、長時間座りっぱなしの姿勢や、仰向けで寝る姿勢もお腹を圧迫するため注意が必要です。意識的に姿勢を変えたり、寝るときは横向きで抱き枕を活用したりしましょう。

もし、お腹が圧迫して張り感や痛みが10分以上続く場合や、出血がある場合は子宮収縮が起きている可能性があります。子宮収縮は、子宮の筋肉が緊張している状態で、切迫早産や流産のリスクが高まります。すぐにかかりつけの医師に相談しましょう。

妊娠中に臨月に入ったら現れる症状

妊娠中で臨月に入ると、お腹の赤ちゃんが急激に成長するためさまざまな症状が体に現れます。主な症状は次の3つです。

  • 胃のムカムカや吐き気
  • おりものの増加
  • 前駆陣痛

それぞれの症状が出ている原因や対処法などを紹介します。これらの症状が出ている妊婦の方は参考にしてください。

胃のムカムカや吐き気

妊娠後期である臨月に入ると、胃のムカムカや吐き気を感じる場合があります。臨月ではお腹が大きくなることで子宮が胃を圧迫します。胃の圧迫により胃液が食道に流れやすくなることが、胃のムカつきや吐き気の原因です。

また、胃が圧迫されることにより消化に時間がかかることや、ホルモンバランスの乱れなども、胃のムカムカや吐き気の原因と考えられています。

加えて、前駆陣痛の症状として吐き気が起こる場合もあります。お腹の張りとともに体調に注意し、明らかに体調がおかしい場合は、病院を受診してかかりつけの医師に相談しましょう。

おりものの増加

臨月に入ると、おりものが増加する傾向にあります。臨月におりものが増加する原因は、ホルモンの分泌量が増えるからだといわれています。通常のおりものと色や臭いが異なる場合以外は、それほど心配する必要がないでしょう。

ただし、臨月のおりものは、おりものの状態により「おしるし」か「破水」かを見分ける必要があります。

おりものに赤やピンクなどの色が確認できる場合は、おしるしの可能性があります。おしるしのみで病院を受診する必要はありませんが、陣痛やお腹の張りとともに注意深く観察しておきましょう。

また、水分量の多いおりものは、破水の可能性があります。破水は羊水が一気に流れ出すイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、少量ずつ漏れ出すような破水もあります。この場合も医師に相談しましょう。

前駆陣痛

臨月の時期に現れる症状として、前駆陣痛があります。前駆陣痛は本陣痛より前に現れる陣痛のことで、子宮の収縮により痛みが発生します。出産直前に等間隔で起こる本陣痛とは異なり、不規則な間隔で起こることが前駆陣痛の特徴です。

また、前駆陣痛は出産の1か月前から起こることもあるため、出産まではまだ時間がかかる場合が多いことが特徴です。そのため、前駆陣痛が始まったからと焦ることなく、普段どおりの生活を心がけましょう。

ただし痛みが一定の間隔で起こり、間隔が徐々に短く痛くなる場合は本陣痛の可能性があるため、早めに医療機関を受診しましょう。

臨月に入る前に準備がおすすめのもの

最後に、臨月に入る前に準備がおすすめの、次の2つを紹介します。

  • 育児用品
  • 入院バッグ

出産すると、自身で動くことが難しい状況となります。そのため、いつでも出産ができるように事前にこれらを準備しておきましょう。

育児用品

出産後、すぐに育児を開始できるように育児用品を準備しておく必要があります。まずは、新生児に着せる衣類の準備が必要です。たとえば、おむつや肌着、ロンパースなどです。とくに冬場で寒い場合は、おくるみやベビーソックスも準備しておくとよいでしょう。

また排泄物の処理のために、おしりふきシートやビニール袋、ガーゼハンカチがあると便利です。いつでも赤ちゃんを清潔な状態にしておく必要があります。

入院時には動くことが難しいため、あまり洗濯をしなくてもよいように、これらの育児用品を何セットか準備しておくとよいでしょう。

入院バッグ

次に、入院バッグも事前に準備しておく必要があります。入院バッグの中身は、入院時に自身が必要なものを準備しましょう。

必須アイテムとしては、スキンケアセットや授乳機能のあるパジャマ、骨盤ベルト、母乳パッドなどです。自身のメンテナンスグッズ以外でも、授乳に必要な用品の準備もおすすめします。

また、円座クッションや授乳クッション、乳首ケア用クリームなども準備しておくと、入院時の生活が楽になります。入院時に必要なものを書き出して、事前に準備しておきましょう。

まとめ

本記事では、妊娠されている方が臨月となったときの注意点や過ごし方、現れる症状などについて解説しました。臨月は出産間近の時期であり、肉体的にも精神的にも大きな変化があります。

そのため、事前にどのような変化があるか理解しておき、安心して出産できるように準備をしておくようにしましょう。本記事の内容を参考に、元気な赤ちゃんを迎えてください。

※2023年10月時点の情報です。
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