ダイエットでもよく用いられる酵素ドリンクは、栄養と酵素が凝縮された健康維持のための商品です。
食事でなかなかバランスのよい栄養が取れない方や最近元気が出ない方におすすめの健康食品で、腸内環境を整えたり新陳代謝を活発にしたりなどのよい効果が期待できます。
とくに栄養価の高い酵素ドリンクは、期間中固形物を食べないダイエットのファスティングにも用いられます。
非常に種類が多いため自身に合う商品を探すことが難しいですが、今回は人気の酵素ドリンクを厳選して7種類紹介します。味や含まれている成分を比較しつつ、継続しやすい価格帯の商品を選びましょう。
そもそも酵素ドリンクとは？
酵素ドリンクとは、野菜や果物を発酵させて抽出したドリンクです。原料のもつ栄養価をふんだんに含んだエキスからつくられているため栄養豊富で、健康維持やダイエットの目的で用いられる健康食品です。
酵素ドリンクの効果
酵素ドリンクは体にさまざまなよい効果をもたらす健康食品です。毎日習慣的に飲み続けると、主に次のような効果が期待できます。
腸内環境を整えて美肌効果
酵素ドリンクは腸内環境を改善する、いわゆる腸活でも活用されるドリンクです。腸内には1,000種類以上の細菌があり、大まかな種類にわけると善玉菌と悪玉菌、そしてどちらにもなりうる日和見菌の3種類になります。
理想的な状態といわれる腸内環境は善玉菌が2割で悪玉菌が1割、日和見菌が7割です。
悪玉菌は便秘や栄養バランスの偏りが原因で増加する傾向にあり、悪玉菌が増えすぎると体調不良の原因ともなります。
一方で善玉菌はストレスなく栄養バランスの整った食事を続けていれば増えやすいため、善玉菌が増えやすい生活をしていると自然と腸内環境も整います。
酵素ドリンクは原料の栄養素が豊富に含まれており、食品では補いきれない栄養を毎日補給することで腸内環境を悪化させない効果が期待できます。
代謝の改善
酵素は体内にもあるタンパク質の一つ（体内酵素）ですが、食品から取り込める体外酵素も存在します。
体内酵素は消化酵素と代謝酵素の2種類に分かれて、そのうちの代謝酵素は吸収された栄養素を全身に届ける役割があります。体内に十分な代謝酵素があると新陳代謝が上がりやすく、運動能力や思考力も活発になります。
代謝の改善は健康維持やダイエットにも欠かせない部分であるため、酵素不足が懸念される方は栄養バランスのよい食事を心がけることや酵素ドリンクをはじめとする健康食品で補いましょう。
消化酵素の節約
消化酵素は食べたものを栄養に分解するはたらきがあります。代表的なものは炭水化物をブドウ糖に分解するアミラーゼや、脂肪を脂肪酸に分解するリパーゼなどが消化酵素に挙げられます。
酵素ドリンクから日常的に摂取することで、体内の消化酵素を減らさずにしっかりと食べたものが分解されるため、極端に酵素が少なくなることもありません。
不足しがちな栄養素を補う
バランスのよい食事は体内に栄養や酵素を行き渡らせるために必要です。特定の栄養が足りていないと肌荒れを起こしやすくなったり疾患のリスクが高まったりなど体に悪影響が表れます。
とくにタンパク質やビタミン、ミネラルは不足しがちな成分であるため、食事から取れる自信のない方は酵素ドリンクや健康食品に頼りましょう。
おすすめの酵素ドリンク7選
酵素ドリンクは非常に種類が多く、ドラッグストアやスーパーなどでも見かけられますが、ここではオンラインショップ限定の厳選した酵素ドリンクを7種類紹介します。
ベルタ酵素
ベルタ酵素は165種類の酵素のほか美容成分が豊富な酵素ドリンクで、育児や家事に忙しい女性が手軽に飲める商品として開発されました。
ピーチ味の飲みやすいフレーバーでカロリーも低いため、健康食品として毎日飲んでも負担になりません。
健康と美容どちらにも手を抜きたくない方におすすめで、栄養価の高さから置き換えダイエットとしても飲める酵素ドリンクです。
女性向きの酵素ドリンクですが、老若男女問わずどのような方でも飲用できます。通常価格は6,458円（税込）、初回に限り定期コースは2,138円で、2本目以降も5,378円で購入可能です。
コンブチャクレンズ
コンブチャとはセレブ御用達で世界的に大人気の発酵ドリンクで、コンブチャクレンズはコンブチャを日本人向けにアレンジしたマンゴー風味の酵素ドリンクとなります。
通常価格は6,480円（税込）と比較的高額ですが、定期購入は初回に限り500円（税込）から始められる商品です。
本来は紅茶キノコとしてシベリアで飲まれていた発酵飲料がアメリカに渡りコンブチャとしてブームとなった歴史があり、日本の昆布茶とはまったく別の商品です。
主要成分は酵母エキスと乳酸菌から、現代の食生活で不足しがちなビタミンB群や植物由来の食物繊維まで含まれており、毎日の栄養補給をサポートします。
コンブチャクレンズは国内製造で品質も高く、日本のコンブチャ市場では2015年から2022年で一番売れている人気商品でもあります。
定期購入は解約の条件がありますが、初回価格が安価で始めやすいため長く飲み続けたい酵素ドリンクを探している方にはおすすめです。
ダーククレンズ
ダーククレンズとは4種類のチャコール（炭）を用いた商品で、栄養豊富なスーパーフードや美容成分をふんだんに使用した酵素ドリンクです。
見た目は黒いですが味はザクロ＆ベリー味で、そのまま飲んでも別の飲み物で割ってもおいしくなるように開発されました。
使用している植物発酵エキスは290種類と非常に多く栄養も豊富で、置き換えダイエットに使用しても問題ないドリンクです。とくに乳酸菌やオリゴ糖が豊富に含まれており、腸内環境を整えて健康を目指したい方にはおすすめです。
製造販売はコンブチャクレンズと同じメーカーのアーリーサンライズで、通常価格は8,100円（税込）と少々高額です。
定期購入は初回に限り972円からスタートでき、2か月目以降は5,751円と一般的な酵素ドリンクと同じ価格で続けられます。
優光泉
優光泉は18種類の和漢と110種類の植物食材を使用した酵素ドリンクです。
特徴はファスティングをおこなう断食道場を運営する企業が開発したことで、優光泉もファスティング時に用いて問題ない商品です。
それぞれの成分を熟成させたあとにさらに混合して安定化させますが、完成までにかかる発酵期間は8年以上と非常に長期間で、体内に吸収されやすい低分子化された発酵エキスが用いられています。
長時間発行製法が酵素の自然でさっぱりとした甘みとなり、飲みやすさを実現しています。
従来は瓶タイプでしたが、現在は持ち運びやすい個包装のポケットタイプも販売されており、出先でも手軽に飲めて習慣にしやすい酵素ドリンクです。
1箱14包入りの約1週間分で通常価格2,808円（税込）のところ、定期コースは初回に限り980円（税込）となり、2回目以降は4箱セットで7,452（税込）で届くため、1箱あたり1,863円となります。
きらきら酵素
植物原料56種類と野菜や果物24種類を使用したきらきら酵素は、健康と美容を両立するために開発された商品です。酵素エキスのほか国産豚プラセンタやサケ白子の核酸など、ほかの酵素ドリンクでは見られない素材が多く使用されています。
特徴はアプリコット＆アセロラの風味の飲みやすいフレーバーで、ジュースのように飲める酵素ドリンクです。飲む量も1日20mlから30mlと少ないため、以前酵素ドリンクの味が苦手で飲むことをやめた方にはおすすめの商品といえます。
また価格の安さも特徴であり、公式サイトである楽天市場公式出店ページでの通常価格は2023年2月現在で1,791円（税込）となります。
約1か月分で1本飲み切るように開発されているため、今回紹介する7選では一番安価で試せる商品です。
BIO酵素
食品81種類と発酵した黒マカをふんだんに使用したBIO酵素は、アミノ酸類が豊富であることが特徴です。
マカは過酷な環境で育つ植物で、必須アミノ酸含む18種類のアミノ酸と鉄や亜鉛、ミネラルなど現代の食生活で不足しがちな栄養を豊富に含んでいます。
BIO酵素はマカ研究の第一人者である生物学博士と共同開発して誕生した商品で、さらに合成添加物を一切使用していません。
素材にこだわるからこそ妥協せず極力無駄を排除し、健康的な栄養のみを凝縮した酵素ドリンクです。通常価格は9,720円（税込）のところ、初回に限り定期購入は4,860円（税込）となります。
2回目以降は7,776円（税込）で継続できますが、2本セットの定期購入では2回目以降も半額になるため、お得に長く続けたい方は解約縛りのない2本コースもおすすめです。
MANA酵素
MANA酵素は有機栽培や無農薬で育てた60種類以上の原材料を1年半の期間をかけて熟成させた酵素ドリンクです。
長期間の発酵で低分子化された酵素は体内にも吸収しやすく、ドリンクにはマグネシウムやアミノ酸誘導体であるL-カルニチンなどの有効成分が含まれているため、ファスティングとしても飲用可能です。
50種類の植物性乳酸菌と酵母を使用しており、腸内環境を整えたい方にもおすすめの商品といえるでしょう。
価格は1本9,155円であり、定期購入すると10%OFFの8,240円で購入可能で、ほかの酵素ドリンクと比較すると高価な点がデメリットです。
酵素ドリンクを選ぶ際のポイント
酵素ドリンクは種類が多いからこそ自身に合う商品を見つけることが難しいですが、飲む目的やフレーバー、価格帯などポイントごとに絞っていけば続けやすい商品が見つかりやすくなります。
酵素ドリンクを選ぶ際は、次の点をチェックしながら比較しましょう。
飲む目的
酵素ドリンクは健康維持のためやファスティングのためなど、飲む目的は一人一人異なります。
たとえば腸内環境を整えたい場合は乳酸菌や食物繊維が豊富な酵素ドリンクを選んだり、食事のみで栄養をとることが難しい場合は不足しがちな栄養が豊富な酵素ドリンクを選んだりなどの選び方があります。
まずは酵素ドリンクを飲む目的を明確にしましょう。
飲みやすさ
酵素ドリンクは毎日飲むことが推奨されている商品であり、習慣的に飲み続けられるようなおいしい味であることも大切なポイントです。
現在はさまざまな酵素ドリンクが販売されており極端に飲みにくい商品も減りましたが、酵素ドリンク特有の風味が苦手な方も多いです。
味に関しては実際に飲んでみないと分からない点であるため、まずはお試しで単品での購入や、定期購入でもすぐに解約できる商品を選ぶことをおすすめします。
価格
毎日続けるからこそ、経済的に無理なく続けられる価格帯であることが大切です。今回紹介した7種類の酵素ドリンクでは、1か月分5,000円~6,000円程度が相場であることが分かりました。
経済的に無理して酵素ドリンクを購入するとストレスが溜まったり食費を削ったりなど健康維持の本末転倒になる可能性もあるため、コストパフォーマンスも加味しながら継続できる商品を探しましょう。
発酵期間
食品は発酵期間が長いと低分子化して、消化酵素を多く働かせずに栄養素を体内に素早く吸収できるようになります。
発酵には促進剤を用いる商品もありますが、長期間発酵させる酵素ドリンクは促進剤を使用せず、なるべく不要な素材を入れないこだわりをもっている場合が多いです。
また長く熟成させている酵素ドリンクを選ぶ際は、長い期間でも劣化しないように容器にもこだわっているメーカーがおすすめです。
1日の摂取量
酵素ドリンクの目安摂取量は商品によって大きく異なります。一度開封すると鮮度が落ちるため、個包装以外の商品は2週間や1か月間毎日飲み続けられるように設計されています。
そのため飲みすぎる日があったりファスティングで多量飲んだりなどがあると月の最後に足りなくなりますが、一方で飲まない日が続くことや毎日飲む量が少ないと余らせて品質低下の恐れもあります。
容器の容量を30日で割って、1日分の量が飲めるか事前にチェックすることも大切です。
酵素ドリンクは他の飲み物と組み合わせてさらにおいしく！
酵素ドリンクはそのまま飲める原液タイプもありますが、比較的多いのは薄めて飲む希釈タイプで、炭酸水や牛乳など別の飲み物と割って飲むことをおすすめしています。
原液タイプでも味が苦手であれば薄めて飲むことが可能であり、1日の目安摂取量を守っていれば酵素の効果は変わらずに発揮されます。
水やハーブティーなど商品によって相性のよい割り方が紹介されていますが、なかでも次の飲み物は酵素ドリンクと割っておいしく飲めると評判です。
炭酸水
酵素ドリンクを炭酸水で割るとカロリーも低く、スッキリとした飲み口になります。どのような酵素ドリンクでも飲みやすくなりますが、とくにフルーツジュース系のフレーバーであればおいしく飲めるでしょう。
牛乳・豆乳
飲みやすさを重視するなら牛乳や豆乳など味がついているもので割ることもおすすめです。
普段から牛乳を飲んでいる方は朝の一杯を酵素ドリンクと割った牛乳にすると毎日の習慣にしやすいでしょう。牛乳や豆乳は単体で栄養価が高い飲み物ですが、カロリーは少々高めであるため飲みすぎには注意が必要です。
野菜ジュース
酵素ドリンク単体が飲みにくい際には、味がしっかりついている野菜ジュースがおすすめです。割る野菜ジュースを購入する際は、カロリーや砂糖不使用などをチェックして選びましょう。
またダイエット中は、野菜ジュース以外にもスムージーと割って飲む方法もおすすめで、カロリーをおさえながら酵素や栄養素が補給できます。
お酒
酵素ドリンクはお酒と割って飲むこともできます。とくに相性がよいのはビールであり、甘みが加わってフルーティーなフレーバーのあるビールになります。
ヨーグルト
酵素ドリンクをヨーグルトで割るとデザート感覚で食べられるため、シリアルを入れたり果物を添えたりなどのアレンジレシピも数多く見られます。
通常のヨーグルトでも飲むタイプのヨーグルトでもおいしく飲めて朝食の代わりにもなるでしょう。
酵素ドリンクに関するよくある質問
ここでは酵素ドリンクに関するよくある質問をまとめました。これから酵素ドリンクを習慣にして健康維持したい方はぜひチェックしてみてください。
酵素ドリンクを飲むタイミングは？
酵素ドリンクは健康食品であるため、飲むタイミングに決まりはなく好みの時間に飲めます。置き換えダイエットで飲む際はいつも食事をとっている時間に飲みましょう。
酵素ドリンクはダイエットに効果がありますか？
酵素ドリンクそのものにダイエット効果はありませんが、毎日酵素ドリンクで栄養補給することにより痩せやすい体になることは期待できます。
飲んでいる間は適度な運動でより血流が改善されて、さらに痩せやすくなるでしょう。しかし1日の目安量を超えた酵素ドリンクを飲んでも痩せることはないため、適切な量を守りつつ飲み続けてください。
開封後の保存方法や保管期間は？
瓶の酵素ドリンクは開封後冷蔵庫での保管が一般的で、どのような商品も毎日の目安摂取量分を飲んでいれば保管期間が過ぎないように設計されています。
なかには常温保存ができる酵素ドリンクもありますが、その際は直射日光を避けて暗所での保管が一般的です。
未開封による賞味期限はパッケージに記載されており、開封後は酵素や栄養素の質が落ちないようになるべく早く飲み切りましょう。
妊娠中や授乳中でも飲める？
酵素ドリンクは妊娠中や授乳中でも飲める健康食品です。
酵素は胎児に栄養を届ける役割もあるため、食事から十分な栄養が摂取できない際はとくにおすすめです。ただし酵素ドリンクによる置き換えダイエットやファスティングは控えましょう。
酵素ドリンクは飲んでからどのくらいで効果が出る？
酵素ドリンクを飲み続けても見た目の変化は気づきにくいですが、毎日続けることで腸内環境や代謝など体内では改善効果が期待できます。
そのような効果が表れる期間は飲む方の体質によって大きく異なるため、まずは1か月毎日飲むことをおすすめします。
まとめ
酵素ドリンクは人間が元気に活動するために必要な酵素と栄養が凝縮された健康食品です。飲み続けることで腸内環境が整い新陳代謝も活発になることが期待できるため、ダイエットと健康維持どちらの効果もあります。
相場は1か月5,000円~6,000円ほどで続けられるため、健康維持を目指す方の新たな習慣としても始めやすい価格です
酵素ドリンクを飲むのみで痩せることはなくても、体内の栄養と酵素が十分だと痩せやすい体にもなり、運動や食事制限によるダイエットの結果が表れやすくなります。
種類が豊富である分選ぶことも難しいため、自身が飲みやすいと思える味や価格帯から選ぶ方法もおすすめです。
