防風通聖散は、肥満症や便秘によい効果が期待できるといわれている漢方薬です。しかし、人によっては防風通聖散が合わない場合もあるため、初めて飲む際は注意しておきましょう。
本記事では、防風通聖散の概要や期待できる効果、副作用や合わない方の特徴をまとめました。数ある防風通聖散販売メーカーの中から、とくにおすすめの商品もあわせて紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
防風通聖散とは
防風通聖散には、次の3つの特徴があります。
- 肥満症や便秘などに効果のある漢方薬
- 市販の風邪薬と同じ第2医療品
- 18種類もの生薬が配合されている
それぞれ詳しく解説します。
肥満症や便秘などに効果のある漢方薬
防風通聖散は、肥満症や便秘でお悩みの方に効果が期待できる漢方薬です。
商品の説明にも、体力が充実しており腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちの方向けだと記載されています。防風通聖散が肥満症によい理由は、生薬が複合的に作用して脂肪細胞が活性化され、皮下脂肪を分解し燃焼させるからです。
過食や暴飲暴食を続けている方は、胃腸の働きが活発になり熱が生まれやすくなります。熱はさらなる食欲を招いてしまいますが、防風通聖散には胃腸の熱を取る作用があるため、過食気味の方でも食欲を抑えられます。
体の水分環境を改善する作用と、便とあわせて脂質を排出する効果もあり、便秘改善とダイエットを同時に叶えたい方におすすめです。
市販の風邪薬と同じ第2医療品
防風通聖散は、市販の風邪薬と同様に第2類医薬品として分類されています。
市販の薬は体へのリスクにより第1類から第3類に分類されており、それぞれの特徴は次のとおりです。
種類 | 詳細 | 体へのリスク |
---|---|---|
第1類医薬品 | 市販薬としての使用経験が少ないような、安全性のうえでとくに注意すべき成分を含む | とくに高い |
第2類医薬品 | まれに入院して健康被害が生じる危険性がある成分を含む | 比較的高い |
第3類医薬品 | 日常生活に支障をきたすほどではないが、体の不調が起こる恐れのある成分を含む | 比較的低い |
第2類医薬品に分類される防風通聖散はドラッグストアでも購入可能で、第1類医薬品ほどリスクは高くありません。
しかし、健康被害が生じる危険性は少なからずあるため、服用の際は注意しましょう。
18種類もの生薬が配合されている
防風通聖散には、次の18種類の生薬が配合されています。
成分名 | 効能・作用 |
---|---|
防風(ボウフウ) | 解表、発汗、解熱、鎮痛作用 |
黄芩(オウゴン) | 消炎、清熱作用 |
大黄(ダイオウ) | 瀉下、清熱、活血、駆瘀血作用 |
芒硝(ボウショウ) | 清熱、通便作用 |
麻黄(マオウ) | 発汗、鎮咳、利水作用 |
石膏(セッコウ) | 清熱、止渇、沈静作用 |
白朮(ビャクジュツ) | 健胃、整腸、利尿作用 |
荊芥(ケイガイ) | 解表、利咽、消腫、止血作用 |
連翹(レンギョウ) | 清熱、解毒、消腫作用 |
桔梗(キキョウ) | 止咳、去痰、排膿作用 |
山梔子(サンシシ) | 清熱、除煩、消炎作用 |
芍薬(シャクヤク) | 補血、止痛作用 |
当帰(トウキ) | 補血、活血、止痛作用 |
川芎(センキュウ) | 活血、止痛作用 |
薄荷(ハッカ) | 解表、透疹作用 |
滑石(カッセキ) | 利水、通淋、清熱作用 |
生姜(ショウキョウ) | 発汗、健胃、鎮吐作用 |
甘草(カンゾウ) | 健胃、鎮痛、鎮痙、去痰作用 |
18種類の生薬には代謝を高める作用があり、便秘やむくみの改善が期待できます。上記のなかでもメインとなっている生薬は、防風(ボウフウ)と麻黄(マオウ)です。
便秘や浮腫の改善
防風通聖散に配合されている生薬の中には腸の働きをよくするものも含まれており、便秘の改善につながります。余分な脂質を便とあわせて排出する効果もあるため、便秘を解消しながら太りにくい体質を目指したい方に最適です。
実際マウスによる研究では、防風通聖散の摂取により糞便量が増加し、脂質とコレステロールの排泄量も増えていました。
防風通聖散に含まれる滑石(カッセキ)には利尿作用があり、むくみの改善も期待できます。加えて生姜(ショウキョウ)には停滞した水分を温めて動きやすくする働きがあるため、むくみが気になる方はぜひ取り入れてみてください。
脂肪燃焼・発汗作用
防風通聖散に配合されている生薬には脂肪細胞を活性化させる作用があり、皮下脂肪が分解され燃焼します。代謝が活性化して発汗作用も現れるため、体内に溜まった老廃物の排出も可能です。
ただし、防風通聖散を服用し始めてすぐに痩せるわけではありません。一定期間の服用により痩せやすい体質へと改善していく漢方薬のため、最低でも2週間から1か月間は服用を続けましょう。
実感が遅い方だと、効果が出るまでに2~3か月かかるケースもあります。長期間服用を続けても実感できない場合、防風通聖散が体質に合っていない恐れがあるため服用を中止しましょう。体質に合わない場合、効果がないのみでなく副作用が現れる恐れもあります。
肌荒れの改善
防風通聖散の服用を続けていると、肌荒れが改善される可能性があります。便秘が改善されると体内の老廃物もしっかりと排出され、肌の調子がよくなるからです。
漢方では、ニキビができる原因は体内に溜まった不要な熱だと考えられています。体内の熱や炎症を冷まし、老廃物を排出する働きのある防風通聖散は、ニキビや湿疹や皮膚炎ができやすい方に最適です。
高血圧症や腎臓病・糖尿病の改善
防風通聖散には、高血圧症や腎臓病、糖尿病の改善も期待できます。
脂質の吸収を阻害し、便とあわせて余分な脂質やコレステロールを排泄する働きがあるからです。暴飲暴食や栄養の偏りで内臓脂肪が増え、メタボリックシンドロームになると、高血圧症や糖尿病や腎臓病を引き起こす恐れがあります。
防風通聖散でメタボリックシンドロームの予防や改善をおこなえば、腎臓病や糖尿病などの病気も防ぐことが可能です。
防風通聖散の副作用
肥満症や便秘に効果的な防風通聖散ですが、次のような副作用が起こる恐れがあるため、服用の際は注意が必要です。
- 下痢・吐き気・頭痛・呼吸困難
- ひどい場合は肝機能障がい・間質性肺炎の原因になることもある
それぞれ詳しく解説します。
下痢・吐き気・頭痛・呼吸困難
長期間にわたり防風通聖散を飲み続けていると、下痢や吐き気や頭痛や呼吸困難などの副作用が現れる場合があります。
防風通聖散の服用で下痢や吐き気が起こる原因は、腸間膜静脈硬化症の症状が現れるケースがあるからです。腸間膜静脈硬化症になると大腸壁内から腸間膜の静脈に石灰化が生じ、腸管の血流が悪化してしまい下痢や吐き気をもよおします。
防風通聖散には芍薬(シャクヤク)や大黄(ダイオウ)が含まれているため、すぐに下痢が治まる場合は好転反応だとも考えられます。
しかし、下痢が治まらない場合や症状がひどすぎる場合は、防風通聖散が体質に合っていません。防風通聖散を飲み続けていて頭痛や呼吸困難が起こる場合は、間質性肺炎になる恐れがあるため、すぐに服用を中止しましょう。
ひどい場合は肝機能障害・間質性肺炎の原因になることもある
防風通聖散を長期間飲み続けていると、まれに肝機能障がいや間質性肺炎になる場合があります。
肝機能障がいの主な症状は、倦怠感や食欲不振や吐き気や発熱、発疹やかゆみや黄疸や褐色尿などです。間質性肺炎になると、頭痛や熱が出たり、空咳や息苦しさから呼吸困難になったりします。
肝硬変や肝がんの方やインターフェロン製剤を投与している方は、防風通聖散の服用で間質性肺炎を発症しやすいため、とくに注意が必要です。肝機能障がいと間質性肺炎、いずれの場合も疑わしき症状を感じたら、すぐに防風通聖散の服用を中止して医師に相談しましょう。
防風通聖散の選び方
防風通聖散を選ぶ際は、次の点を確認しておきましょう。
- 身体に合った生薬の配合量かどうか
- 価格
- 形状(錠剤・顆粒剤・散財)
それぞれ詳しく解説します。
身体にあった生薬の配合量かどうか
防風通聖散を選ぶ際は、生薬の配合量が自身の体にあっているかどうかを確認しましょう。漢方薬は一般用漢方製剤製造販売承認基準により、配合量が細かく定められています。
定められた承認基準内の最大量を配合している場合の呼び方は、満量処方です。満量処方の半分を配合している場合は半量処方、2/3を配合している場合は2/3処方になります。ほかにも4/5処方や5/6処方など、商品によって処方はさまざまです。
効果を重視する方は満量処方を選びがちですが、体質によっては副作用が出やすくなる恐れがあります。薬に敏感な体質の方や副作用が心配な方は、半量処方の防風通聖散から始めて様子を見ましょう。
価格
防風通聖散を選ぶ際は、続けられる価格かどうなのかを確認しておきましょう。ある程度の期間飲み続けて実感するタイプの漢方薬のため、継続できなければ満足のいく結果を得られません。
ただし、初めて購入する際は大容量な商品の購入は避けましょう。価格面ではお得なのかもしれませんが、万が一体質にあわなかった場合は無駄になってしまいます。
防風通聖散の中には1週間分のようなお試しサイズの商品もあるため、体質に合うか不安な方はぜひ検討してみてください。
メーカーによっては、お得な定期購入プランを用意している場合もあります。継続回数の縛りがなくいつでも解約できる商品であれば、定期購入の利用も一つの手です。全額返金保証付きの商品もあるため、気軽に防風通聖散を試したい方はぜひ活用してみてください。
形状(錠剤・顆粒剤・散剤)
防風通聖散を選ぶ際は、商品の形状も確認しておきましょう。自身が飲みやすい形状のものであれば、ストレスなく継続できます。
錠剤の場合は一度に飲む量が4~5錠ほどになるため、錠剤が喉に引っかかりやすい方には不向きです。顆粒剤や散剤は漢方薬の味や香りを感じやすいものの、錠剤より飲み込みやすい傾向にあります。散剤は溶けやすいため吸収も素早く、効果が出やすい傾向にあるといわれています。
防風通聖散の効果を重視する方で味や香りが気にならない方は、ぜひ顆粒剤や散剤を検討してみてください。
防風通聖散の利用がおすすめな方
防風通聖散の利用がおすすめの方は、次のとおりです。
- 脂肪がつきやすい方
- 胃腸が丈夫で食欲がある方
- 赤ら顔で便秘気味の方
それぞれ詳しく解説します。
脂肪がつきやすい方
脂肪がつきやすい方は、防風通聖散の服用でよい効果が現れる可能性があります。防風通聖散は脂肪細胞に働きかけ、皮下脂肪を分解して燃焼する作用があるからです。
さらには、脂質の吸収を抑えて便とあわせて排出する作用もあります。マウスでおこなわれた実験では防風通聖散の摂取により、糞便中の脂質やコレステロールの排泄量が増えました。
脂肪が付きやすい方は、濃い味や脂っこい食品を好む傾向にあります。食生活の改善が難しい方は防風通聖散を取り入れて、脂質を少しでも多く排出できる環境をつくりましょう。
胃腸が丈夫で食欲がある方
防風通聖散は、胃腸が丈夫で食欲が十分ある方に適しています。食欲が旺盛な方は、暑がりで体に熱を溜めやすい体質だからです。
体に熱が溜まりやすい方は、体を冷やすために冷たい飲み物を積極的に摂るがゆえに、血液やリンパ液の巡りが悪い傾向にあります。血液の巡りが悪いと代謝が低下して余計な脂肪や熱が体に溜まり、さらに食欲が増すため注意が必要です。
胃腸の熱を取る作用を持つ防風通聖散を服用すれば、過食や暴飲暴食を自然と抑えられます。
赤ら顔で便秘気味の方
赤ら顔で便秘気味の方にも、防風通聖散は適しています。便秘改善に効果が期待できる生薬が複数配合されており、排便をスムーズにするからです。
マウスでおこなわれた実験では、防風通聖散の投与により糞便量が増加していました。防風通聖散で便秘が改善されれば、体内に溜まっている老廃物の排出もスムーズになり、太りづらくむくみづらい体になると期待できます。
赤ら顔で体がほてりやすい方にも、防風通聖散の服用はおすすめです。防風通聖散には熱を取る作用があるため、ほてった体をクールダウンできます。
防風通聖散が合わない可能性が高い方
次に当てはまる方は防風通聖散が合わない可能性が高いため、服用のおすすめはできません。
- 下痢・軟便になりやすい方
- 心臓疾患や甲状腺疾患を持つ方
- 冷え性の方
- 妊娠している・授乳中の方
それぞれ詳しく解説します。
下痢・軟便になりやすい方
下痢や軟便になりやすい方には、防風通聖散の服用をおすすめはできません。
防風通聖散には大黄(ダイオウ)や芒硝(ボウショウ)など、便を緩くする作用のある生薬が含まれているからです。もともと下痢や軟便気味の方が防風通聖散を服用すると、効果が強く出すぎてしまい下痢が悪化する危険性があります。
心臓疾患や甲状腺疾患を持つ方
心臓疾患や甲状腺疾患を持つ方にも、防風通聖散は向いていません。
配合されている生薬の麻黄(マオウ)には、交感神経刺激薬のエフェドリン類が含まれるからです。心臓疾患や甲状腺疾患を持つ方は、防風通聖散の服用により動悸や発汗過多、頭痛や耳鳴りなどの症状が現れる危険性があります。
冷え性の方
冷え性の方は防風通聖散が合わない体質だといわれているため、服用を避けるべきです。体質的に合わない方が無理をして防風通聖散を服用していると、深刻な副作用を引き起こす恐れがあります。
副作用の一例は次のとおりです。
- 発疹
- 発赤
- かゆみ
- めまい
- 発汗
- 動悸
- むくみ
- 頭痛
- 吐き気
- 食欲不振
- 胃の不快感
- 激しい痛みを伴う下痢
防風通聖散には黄芩(オウゴン)や石膏(セッコウ)など、清熱作用のある生薬も含まれています。
冷え性の方は体が冷えすぎる恐れがあるため、服用のおすすめはできません。
妊娠している・授乳中の方
生薬は母乳に移行するため、授乳中の方が服用すると乳児の下痢を引き起こす恐れがあります。妊娠中の方に防風通聖散が適さない原因は、流産や早期出産のリスクが高まる恐れがあるからです。
防風通聖散に含まれる大黄(ダイオウ)と芒硝(ボウショウ)は、子宮収縮や骨盤内臓器の充血を引き起こす危険性があるといわれています。
妊娠中や授乳中の方でどうしても防風通聖散を服用したい場合は、事前に医師や薬剤師に相談しましょう。
おすすめの防風通聖散12選
数ある防風通聖散のなかでも、とくにおすすめの商品は次のとおりです。
- 生漢煎 防風通聖散
- EGライフ
- ツムラ漢方 防風通聖散エキス顆粒
- 新・ロート防風通聖散錠満量
- 北日本製薬 防風通聖散料エキス錠「至聖」
- 赤尾漢方薬局 防風通聖散
- 阪本漢法製薬 アンラビリゴールド
- 小林製薬 ナイシトールZa
- クラシエ薬品 コッコアポEX錠
- 本草製薬 本草防風通聖散エキス錠-H
- クラシエ 防風通聖散エキスEX錠
- 虎ノ門堂 防風通聖散
それぞれ、価格やキャンペーン情報、用量や配合量など詳しく紹介します。
生漢煎 防風通聖散
生漢煎は、防風通聖散をお得に購入できるメーカーです。
LINEお友だち登録をすると、全コースで初回から使用できる税込み価格から1,100円OFFクーポンがもらえます。
1箱90包入りで30日分、1回1包で忙しい朝でもさっと飲めるため、継続のしやすさを重視する方におすすめです。生薬の配合量は最大の27.1gで、満量処方の顆粒剤タイプになります。
通常価格は8,580円+送料330円ですが、定期便を利用すれば初回は4,290円で購入できるうえに、送料もかかりません。2回目以降も送料は無料で、毎回割引価格の6,490円で購入できます。定期便に回数縛りはなく、次回お届け日の10日前営業日までならいつでも変更や解約が可能です。
解約を希望する場合は、0120-501-068に電話をかける必要があります。電話の受付時間は平日9:00~17:00ですが、週明けや時間帯によっては混み合う場合があるため注意が必要です。
なお、10日前営業日とは、次回お届け予定日の土日祝日を除く10日前の営業日を指します。
ダイエットメソッドや飲み忘れ防止カレンダーなどの特典も付くため、ぜひお得な定期便を検討してみてください。防風通聖散を少しでもお得に購入したい方や、満量処方の商品をお探しの方におすすめです。
EGライフ
EGライフは、セラピア薬局を運営している、漢方生薬研究所が開発した防風通聖散です。錠剤タイプで飲みやすいため、漢方薬の匂いや味が苦手な方に適しています。
1袋180錠入りで2袋セット、1日3回の服用で一度に飲む量は4錠です。1/2処方となっており、副作用が心配な方や少なめの配合量から試したい方に適しています。
通常価格は2袋で10,200円ですが、初回2袋は2,156円で購入できるうえに送料もかかりません。2回目以降のお届けも、1袋あたり約30%OFFの3,550円で購入できます。
ただし、毎月2袋セットでのお届けになるため注意しておきましょう。定期便の継続回数に縛りはなく、次回お届け予定日の10日前までに電話をすればいつでも解約可能です。
電話番号は0120-852-489で、受付時間は平日10:00~17:00となります。毎月先着100名限定で300円OFFクーポンも利用できるため、ぜひ活用してみてください。
ツムラ漢方 防風通聖散エキス顆粒
ツムラ漢方の防風通聖散エキスは、顆粒タイプの漢方薬です。
1/2処方となっており、最初は少なめの配合量で様子を見たい方に適しています。1日の服用回数は2回で、成人は1回1包の服用です。10日分20包入りと24日分48包入りが用意されているため、まずは少量から購入したい方に適しています。価格は20包入りが2,640円、48包入りが4,730円です。
大手メーカーの防風通聖散を試したい方や、まずは少量かつ少なめの配合量で試して、自身に合うか見極めたい方におすすめします。
新・ロート防風通聖散錠満量
新・ロート防風通聖散錠満量は、ロート製薬が販売している満量処方の漢方薬です。
有効成分の量はなんと5,000mgで、ロート防風通聖散シリーズ史上最大量を配合しています。飲みやすい錠剤タイプのため、漢方薬の匂いや味が苦手な方でもストレスなく継続可能です。
内容量は264錠で1回に飲む量は4錠、1日3回の服用で22日分になります。60錠入り5日分と360錠入り30日分も用意されており、まずは少量から試したい方も安心です。
価格は販売ショップによって異なりますが、楽天市場で購入した場合は次のようになります。
- 60錠入り5日分:1,531円+送料770円
- 264錠入り22日分:3,740円+送料770円
- 360錠入り30日分:5,230円(送料無料)
大手メーカーの防風通聖散を試したい方や、錠剤タイプで満量処方の商品をお探しの方におすすめです。
北日本製薬 防風通聖散料エキス錠「至聖」
北日本製薬の防風通聖散料エキス錠「至聖」は、錠剤タイプの漢方薬です。有効成分を6,000mg配合している満量処方のため、効果を重視する方に適しています。
内容量は450錠で25日分、1日3回の服用で1回の服用量は6錠です。一度に服用する量がやや多いため、錠剤が喉に引っかかりやすい方には向きません。
希望小売価格は6,600円ですが、Amazonや楽天市場ではより安い価格で販売されています。Amazonでの価格は3,847円、楽天市場での価格は3,980円です。
満量処方の防風通聖散をお探しの方や、漢方薬の匂いや味が苦手で錠剤タイプを希望する方におすすめします。
赤尾漢方薬局 防風通聖散
赤尾漢方薬局の防風通聖散は、明治42年創業の漢方薬専門店が販売する漢方薬です。錠剤タイプのため、漢方薬の匂いや味が苦手な方でもストレスを感じずに服用できます。
1回の服用量は4~6錠で、服用回数は1日3回です。防風通聖散の処方は記載されていませんが、100錠中の配合量はきちんと記載されています。
赤尾漢方薬局は、薬剤師からのサポートを電話とメールとテレビ電話で受けられる点が強みです。自身の体質に合うか不安な方は、事前に処方を問い合わせておきましょう。
商品は次の3種類が用意されており、少なめの量から試したい方でも安心です。
- 350錠(約20日分):4,400円
- 1,000錠(約60日分):1万1,000円
- 2,000錠(約120日分):1万8,333円
なお、煎じ薬タイプや散剤タイプの取り扱いもあるため、必要に応じて検討してみましょう。
歴史の古いメーカーが販売する赤尾漢方薬局を希望する方や、サポート体制が整ったメーカーから漢方薬を購入したい方におすすめです。
阪本漢法製薬 アンラビリゴールド
阪本漢法製薬のアンラビリゴールドは、大正8年創業のメーカーが販売する錠剤タイプの防風通聖散です。有効成分6,000mg配合の満量処方で、効果を重視する方に適しています。
内容量は450錠で1回の服用量は5錠、1日3回の服用で30日分です。なお、15歳未満の方は服用できないため注意しておきましょう。
105錠入り7日分のパウチタイプも用意されており、まずは少量から試して自身に合うか見極めたい方でも安心です。価格は450錠入りが7,480円、105錠入りが2,090円になります。
老舗メーカーの防風通聖散を試したい方や、満量処方の防風通聖散を少量から試してみたい方におすすめです。
小林製薬 ナイシトールZa
小林製薬のナイシトールZaは、2万8,000mgもの生薬から抽出した満量処方の防風通聖散です。抽出方法とエキス量にもこだわっており、5,000mgのエキスで製品化しています。
商品は錠剤タイプのため、漢方薬の匂いや味が苦手な方でも問題ありません。1回の服用量は5錠で、1日の服用回数は3回です。
ただし、15歳未満の方は服用できないため注意しておきましょう。
内容量は次の3種類が用意されており、まずは少量から試したい方でも安心です。
- 105錠入り7日分:2,310円
- 315錠入り21日分:6,600円
- 420錠入り28日分:8,250円
公式サイトの定期便を利用すると、420錠入りを13%OFFの7,177円購入できます。送料は330円ですが、税抜き3,000円以上の購入で送料無料です。
満量処方の防風通聖散を少量から試したい方や、定期便でお得に購入したい方におすすめします。
クラシエ薬品 コッコアポEX錠
クラシエ薬品のコッコアポEX錠は、3/5処方の防風通聖散です。商品は錠剤タイプのため、漢方薬の匂いや味が苦手な方でもストレスなく服用できます。
1回の服用量は4錠で、1日の服用回数は3回です。
なお、15歳未満の方は服用できないため注意しておきましょう。
内容量は次の3種類が用意されており、自身の体質に合うか気軽に試せます。
- 60錠入り5日分:1,100円
- 144錠入り12日分:2,200円
- 312錠入り26日分:4,400円
お手頃価格で気軽に購入できる防風通聖散をお探しの方や、まずは処方量が少なめの防風通聖散を試したい方におすすめです。
本草製薬 本草防風通聖散エキス錠-H
本草製薬の本草防風通聖散エキス錠-Hは、1831年創業のメーカーが販売する錠剤タイプの漢方薬です。医療用漢方や医薬品や一般用医薬品を含め、142品が承認されているメーカーのため、信頼性も申し分ありません。
商品は錠剤タイプですが吸収効率を考えてコーティングはせず、エキスを乾燥して固めたのみの加工です。生薬の匂いはややありますが、通常の錠剤よりも溶けやすい傾向にあります。
1回の服用量は4錠で1日の服用回数は3回、15歳未満の方は服用できません。12錠中の生薬配合量は2.5gで、1/2処方になります。
内容量は180錠で15日分、メーカー希望小売価格は3,024円です。Amazonでは1セット1,163円から販売されているため、お得に購入したい方はぜひ利用してみてください。
錠剤タイプでも比較的吸収されやすい防風通聖散をお探しの方や、まずは少なめの処方から試したい方におすすめです。
クラシエ 防風通聖散エキスEX錠
クラシエの防風通聖散エキスFC錠は、大手メーカーのクラシエが販売する錠剤タイプの漢方薬です。
生薬配合量は2,850mgで、1/2処方になります。1回の服用量は4錠で1日の服用回数は3回、15歳未満の方は服用できません。
内容量は360錠で30日分、メーカーの希望小売価格は5,500円です。Amazonではより安い価格で販売されている場合もあるため、お得に購入したい方はぜひ利用してみてください。直近では、希望小売価格の38%OFFの3,412円で販売されています。
まずは1/2処方で防風通聖散を試したい方や、漢方薬の味や匂いが苦手で錠剤タイプを希望する方におすすめです。
虎ノ門堂 防風通聖散
虎ノ門堂の防風通聖散は、1989年創業の漢方薬と健康食品の専門店が販売する、錠剤タイプの漢方薬です。5歳以上の方であれば服用可能なため、親子で防風通聖散を飲みたい方に適しています。
服用回数は全年齢1日3回で、年齢ごとの1回の服用量は次のとおりです。
- 大人(15歳以上):5錠
- 7~14歳:3錠
- 5~6歳:2錠
15錠あたりの生薬配合量は2.03gで、2/3処方になります。内容量の記載はありませんが、1瓶30日分です。
通常価格は6,400円ですが、定期便またはセット購入を利用すれば次の価格になります。
- 定期便30日分:5,800円(9%OFF)
- 定期便60日分:9,600円(25%OFF)
- 30日分×3個まとめ買い:14,800円(22%OFF)
継続回数の縛りはないうえに毎回送料無料のため、お得に購入したい方はぜひ定期便を活用してみてください。
定期便の解約や休止を希望する際は、次回お届け日の10日前までに電話で連絡をする必要があります。電話番号は0120-949-051で、受付時間は平日9:30~18:00です。
15歳未満でも服用できる防風通聖散をお探しの方や、定期便でお得に購入したい方におすすめします。
防風通聖散を飲むときの3つのポイント
防風通聖散を服用する際は、次の点を押さえておきましょう。
- 空腹時に服用する
- 服用の時間間隔を5時間以上あける
- 服用を忘れても1度に2回分を服用しない
それぞれ詳しく解説します。
空腹時に服用する
防風通聖散の効果を最大限引き出すためにも、空腹時に服用しましょう。
漢方薬は、空腹時に服用する方が腸に吸収されやすいといわれています。服用するタイミングは、食事をする30分ほど前か食後2時間以上経ってからです。
しかし、飲み忘れてしまわないか心配な方は、起床時や就寝前など自身が飲みやすいタイミングで構いません。例外として胃の調子があまりよくない場合や、服用すると食欲が減退したりえずいたりする場合は、食後すぐの服用でも大丈夫です。食後に服用した方が胃への負担も軽減されます。
また、防風通聖散を服用する際は、お湯または水を用いりましょう。顆粒剤の場合はお湯で溶かす飲み方がおすすめですが、胃がむかつく場合は水で飲んでも構いません。
注意点として、濃いお茶やジュースや牛乳での服用は、防風通聖散の吸収に影響を及ぼす恐れがあります。防風通聖散の効果を最大限引き出すためにも、必ずお湯または水で服用しましょう。
服用の時間間隔を5時間以上あける
防風通聖散は1日2~3回の服用が推奨されていますが、前回の服用から5時間以上あける必要があります。
時間間隔をあけずに防風通聖散を服用すると、過剰摂取になる恐れがあるからです。防風通聖散の過剰摂取には副作用のリスクがあるため、十分注意しましょう。
服用を忘れても1度に2回分を服用しない
もし防風通聖散の服用を忘れた場合でも、一気に2回分を服用してはいけません。一度にたくさんの量を服用すると過剰摂取になり、副作用が現れるリスクが高まります。
万が一、一度にたくさんの量を服用してしまった場合は、医師または薬剤師に相談しましょう。
まとめ
防風通聖散は、肥満症や便秘の改善によい効果が期待できる漢方薬です。
ただし、下痢や軟便になりやすい方や冷え性の方、心臓疾患や甲状腺疾患を持つ方には向きません。なお、妊娠中または授乳中の方は出産や授乳に影響を及ぼす恐れがあるため、服用しないよう注意が必要です。
防風通聖散を選ぶ際は、生薬の配合量を確認しましょう。効果を重視する方には最大量を配合している満量処方、副作用が心配な方には半量処方がおすすめです。
防風通聖散は一定期間続ける必要があるため、続けやすい価格かつ飲みやすい形状のものを選びましょう。漢方薬の味や匂いが苦手な方には錠剤、飲み込みやすさを重視する方には顆粒剤や散剤が適しています。
どのメーカーの商品にするか悩んだ場合は、生漢煎の防風通聖散がおすすめです。満量処方のうえに顆粒剤タイプで吸収効率もよく、効果を重視する方でも納得して購入できます。定期便なら初回は4,290円で購入でき、LINEお友だち登録をすれば1,100円OFFクーポンも利用可能です。継続回数の縛りもないため、お得に防風通聖散を試したい方はぜひ検討してみてください。