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ダーマペンでニキビ跡が消える?治療方法や人気の美容クリニック5選

ダーマペンは髪の毛よりも細い針を使用する美容医療機器です。一時的に顔に針穴を開け、肌の自己再生能力を活用し、肌トラブルを解決に導く治療方法です。

肌の生まれ変わりによって、シミ、しわ、たるみ、くすみなど多くの肌の悩みを改善します。

本来なら完治までに長い時間を必要とする重度のニキビ跡も、ダーマペンの力で目立たなくできるでしょう。

今回の記事では、ニキビ跡治療に有効なダーマペンについてまとめました。ニキビ跡に悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてください。

目次

ダーマペンとは?治療方法と特徴

ダーマペンとはDarmapenWorld社が開発したマイクロニードル型の美容機器で、微細な針を使用して肌に穴を開け、肌の再生力を高めます。

ここではダーマペンの治療方法と特徴について説明しましょう。

肌再生を促すケア

本来人間の肌には自己再生能力のサイクルがあり、個人差はあるものの約28日間をかけて肌の奥底で生まれた皮膚が表面に現れ、古くなった皮膚が剥がれ落ちます。

サイクルは肌のターンオーバーと呼ばれ、健康的な肌を維持するために欠かせません。

しかし、肌のターンオーバーは加齢や生活習慣の乱れの影響を受けやすく、簡単にサイクルが乱れてしまうのです。

肌のターンオーバーが乱れると、古くなった皮膚が肌から剥がれ落ちずに硬くなり、さまざまな肌トラブルを招くでしょう。

ダーマペン治療は、滞った肌のターンオーバーを促して肌トラブルが起こりにくい肌を構築します。

具体的には、ダーマペンを使用して開けられた約0.20mmの小さな針穴を修復するために、皮膚は肌の再生を促進し、乱れた肌のターンオーバーを整えていきます。

ダーマペンは自己再生能力を使った治療方法であり、本来の肌の力を引き出すアプローチだと考えてよいでしょう。

細部まで治療が可能

ダーマペンの先端には16本の極細針がついていますが、針は目視での確認が困難なほど細く機器自体スマートな造りであるため、小鼻やまぶたなど非常に細かな部分まで治療できます。

大半のクリニックでは全顔施術以外に鼻のみ、顎のみ、額のみなどのメニューが用意されていることから、気になる部分にピンポイントでアプローチ可能でしょう。

症状にあわせて針の深さを変更

ダーマペンの針を刺す深さは自分が改善を希望する症状に合わせて調節できます。

具体的な針の深さの目安は次のとおりです。

  • ニキビ:0.25mm
  • エンジングケア:0.25mm〜0.5mm
  • ニキビ跡治療:2.0mm
  • 毛穴の開き:2.0mm
  • 傷跡など:2.0mm〜3.0mm

自分の肌の悩みに最適な針の深さについては、医師と相談のうえで決めていきましょう。

ダーマペンで深く針を刺すほど痛みを感じやすくダウンタイムも長引く恐れがあるため、自分の求める効果に合わせて最適な深さを決める必要があります。

痛みや腫れが起こりにくい

ダーマペンの針穴は0.20mm程度の非常に小さなもので、痛みを感じる方が少ないだけでなく、すべての治療で麻酔クリームが導入されているクリニックも多いです。

腫れや赤みなどが出るダインタイムも短く、治療翌日には普段と同じようにメイク可能なため、定期的な治療にストレスを感じることもないでしょう。

真皮にアプローチできる

皮膚はいくつもの層で形成されています。

  • 表皮:約0.2mmの深さ
  • 真皮:0.2mm〜2.0mmの深さ
  • 皮下組織:約2.0mm〜の深さ

クレーター状のニキビや傷跡は肌の表皮だけに限らず、真皮まで傷ついている状態です。肌の奥までダメージを受けていることから回復が難しく、長期的に跡が残ってしまうでしょう。

ダーマペンは針の深さを調節して真皮までアプローチすれば、重度のニキビ跡も改善できます。

自宅では難しい肌ケアができる

ニキビ跡の改善はセルフケアでも対応可能ですが、セルフケアは肌の表面にある角質にしかアプローチできません。

そのため効果を得るまでに長い時間が必要で、肌の奥底まで受けた皮膚ダメージの改善は難しいでしょう。

ダーマペンは機器を使用して肌の奥底まで直接アプローチでき、より早く肌トラブルをよくしていきます。

ほかの治療を組み合わせられる

ダーマペン治療時には他の治療を同時に受けられます。多くのクリニックではダーマペンで開けた針穴に美容薬剤を導入するメニューが用意されているでしょう。

ダーマペンの針穴を使用して肌の奥底まで美容成分を浸透させれば、より高い美容効果が得られます。

ダーマペンで組み合わせられる薬剤

ダーマペン治療と組み合わせられる美容薬剤にはさまざまな種類があります。自分の肌質や肌の悩みに合わせて美容薬剤の種類を相談しましょう。

代表的な美容薬剤の例は次のとおりです。

  • ハイラクティブ:高濃度ヒアルロン酸が含まれており、肌のダメージや乾燥を軽減
  • ベネブ:成長因子と高濃度ヒアルロン酸が含まれており、毛穴の開きや色素沈着を改善
  • ボトックス:小じわや肌のハリに有効
  • PRX-T33:トリクロロ酢酸、過酸化水素、コウジ酸が含まれ、くすみやニキビ跡に効果的

なかでもPRX-T33はヴェルベットスキンというメニュー名で多くのクリニックに導入されている人気の美容薬剤です。

ダーマペン治療のタイミングと自分の肌の状態に合わせて、塗布する美容薬剤を選ぶとよいでしょう。

ダーマペンの効果が期待できるニキビ跡の種類

ダーマペンの治療効果が期待できるニキビ跡の種類についてまとめました。ダーマペン治療では肌の奥深くまでダメージが残ってしまったニキビ跡も改善できます。

クレーター

クレーター状のニキビ跡はニキビが化膿し、肌のダメージが真皮まで達した後にできるニキビ跡です。

ニキビを自分の力で潰すまたはしぼるなどの行為が真皮の破壊につながる場合もあります。結果的に皮膚が修復できなかった部分が凹み、クレーター状になります。

クレーター状のニキビ跡は自然修復が難しく、セルフケアでの改善が不可能な事例も多いです。

ダーマペンを使用するとコラーゲンの生成が促され、コラーゲンは傷ついた真皮組織を覆い修復していきます。同時に美容成分も加えれば、より効果的でしょう。

ケロイド

ケロイド状のニキビ跡は体質的な要素が絡んでいる場合もあります。

ニキビで損傷した皮膚が破壊された組織を修復するためにコラーゲンを過剰分泌し、できもののような皮膚の膨らみを作ってしまう状態です。

ケロイドはニキビ以外の傷でも起こります。とくに顔にできたケロイドは隠しにくく、化粧をしても目立ってしまう場合が多いでしょう。

ダーマペン治療では肌が生まれ変わるため、ケロイド状のニキビ跡も改善できます。

色素沈着

赤みのあるニキビ跡を放置するとメラニンが働いて茶色のシミを作ります。

シミができている肌の層が表皮であれば、肌のターンオーバーで少しずつ薄くなりますが、真皮に色素沈着が起こってしまうと、目立たなくなるまでに多くの時間が必要です。

ダーマペンで真皮に直接アプローチを続ければ、肌のターンオーバーが整えられて問題の色素をいち早く排出できるでしょう。

ダーマペンは肌の悩みに効果的

ダーマペンはニキビ跡以外の肌の悩みも改善します。ここでは、ダーマペン治療の効果について説明しましょう。

毛穴

いちご鼻のように毛穴がポツポツと目立つような状態では、素肌に自信が持てずメイクも綺麗に仕上がりません。

いちご鼻を改善する目的で、毛穴の詰まりを押し出したりシート型のパックをしたりすれば、より毛穴が開いてしまう恐れがあるでしょう。

いちご鼻は肌のターンオーバーの乱れによって皮脂や古い角質が毛穴に詰まる、乾燥の影響で肌が硬くなることで起こります。

ダーマペン治療をすれば、肌のターンオーバーが促されて柔らかくなるため、毛穴に詰まった皮脂の排出もスムーズに進みます。

そのため、ダーマペン治療を続けることで、陶器のような肌質へと肌を改善できます。

小じわ

小じわは肌の乾燥や加齢の影響で肌から水分が失われることで発生します。小じわを放置すれば、回復が困難な深いしわにつながってしまうでしょう。

小じわは徹底した紫外線対策や保湿で改善可能な場合もありますが、ダーマペンを活用して肌にハリと潤いが戻れば、より早く肌を美しい状態に変えられます。

小じわの段階で適切な対応をとることで、肌の老化を食い止められるでしょう。

たるみ

肌の弾力を支えているコラーゲンやエラスチンが不足すると、肌が重力に負けて地面にむけて落ち、たるんでしまいます。

たるんだ顔は老けて見えるだけでなく、表情がぼやけて自身の印象そのものも変えてしまうでしょう。

ダーマペン治療をすれば、肌が刺激を受けてコラーゲンやエラスチンを多く生成します。肌にハリが戻り、たるみも改善できるのです。

肝斑

肝斑は紫外線やホルモンバランスの乱れの影響を受けて発生しますが、シミと区別しにくいことが多いです。

シミと異なり通常の皮膚との境目が曖昧で、左右対称に似た形状で現れます。

肝斑はホルモンバランスを整えることで目立たなくできる場合もありますが、ピル服用中や更年期はホルモンバランスが乱れやすく、肝斑の改善が難しいでしょう。

ダーマペンは皮膚を入れ替えてメラニンを排出できるため、肝斑の治療方法としても有効です。肝斑治療の場合は、他の治療よりもダーマペンの針を浅い深さに差し込みます。

火傷や傷跡

ダーマペンは本来傷跡を治療するために開発された機器であり、火傷や傷跡の治療にも効果的です。

皮膚を針で刺激して再生させるため、損傷を受けている肌を治療しながら新しい皮膚の成長を促せるでしょう。

皮膚の奥深くまで損傷してしまった場合も、少しずつ傷を目立たなくできます。

ダーマペンのニキビ跡治療に対応しているおすすめクリニック5選

ダーマペンを使用してニキビ治療をしているクリニックを5つ紹介します。

ダーマペンは一度ではなく複数回の治療で肌トラブルを改善していくため、通院しやすいクリニックを選びましょう。

可能であれば、無料のカウンセリングを受けていくつかのクリニックを比較してください。

湘南美容外科

湘南美容外科は最善の医療をお客様に適正価格で提供しているクリニックです。全国にクリニックを構え、280人以上の医師と29科目もの診療科目を用意しています。

お客様が満足できるサービスを提供するために常に業務改善を続ける姿勢が、高いリピート率につながっていると言えるでしょう。

湘南美容外科では全クリニックに最新のダーマペン4を導入し、肌の若返り治療と同時に美容薬剤導入を実施しています。

大半のクリニックでは初回料金と2回目以降の料金を変えていますが、湘南美容外科は2回目以降も同じ料金で施術が受けられるため、2回目以降の治療も安心して通院できるでしょう。

定期的にダーマペン治療を受けて、毛穴やニキビ跡のない透き通った素肌を手に入れてください。

また、治療中の痛みを最小限に抑えるために麻酔クリームも用意されているため、痛みが心配な方は希望するとよいでしょう。

  • 顔 19,800円(税込)/1回 84,000円(税込)/5回
  • 肘上、背中上部、背中下部 29,700円(税込)/1回 126,000円(税込)/5回
  • 首、手の甲 19,800円(税込)/1回 84,000円(税込)/5回
  • オプションメニュー(ビタミンCやトラネキサム酸など塗布) 4,200円(税込)/1回
  • ヴェルベットスキン 24,000円(税込)/1回
  • 麻酔クリーム 3,300円(税込)

湘南美容外科のダーマペンはお得な料金なセット料金が用意されています。ダーマペンは複数回の治療で効果が得られることから、セット契約がおすすめです。

品川美容外科

肌の自己再生治療を高めてお客様の肌を美しく変える治療に力を入れている品川美容外科では、多くのオプションメニューがダーマペンと同時に治療可能です。

自分の肌に適した美容成分については、医師に相談のうえで決めるとよいでしょう。

美白を促すホワイト美容成分や毛穴を引き締めるボツリヌス・トキシンなどがダーマペン治療に適した代表的な美容薬剤です。

また、品川美容外科では初回のダーマペン治療を割引料金で受けられます。ダーマペンをまず一度試してみたいと考えている方に適しているでしょう。

  • 頬のみ 12,960円(税込)
  • 全顔 17,270円(税込)
  • 首 17,270円(税込)
  • 全顔+首 32,400円(税込)
  • ヴェルベットスキン全顔 24,000円(税込)
  • ヴェルベットスキン首 24,000円(税込)
  • コラーゲンピール全顔 10,800円(税込)
    ※初回の料金

城本クリニック

城本クリニックではダーマペンのみならず、広範囲の治療が可能なダーマローラー治療も扱っています。

料金には麻酔クリームや成長因子の費用も含まれており、追加費用なしで痛みを最小限に抑えたダーマペン治療が受けられるでしょう。

顔以外に二の腕にブツブツした突起が現れる毛孔性苔癬や妊娠線などに特化したダーマペン治療も可能です。

その他の施術可能部位については、直接問い合わせて見てください。

  • 全顔 39,800円(税込)
  • 全顔トライアル 29,800円(税込)
  • 両頬 24,800円(税込)
  • 鼻、鼻下、額、顎各 19,800円(税込)
  • ヴェルベットスキン全顔トライアル 37,800円(税込)
  • ヴェルベットスキン両頬 32,800円(税込)
  • ヴェルベットスキン鼻、鼻下、額、顎各 27,800円(税込)
  • 二の腕 43,780円(税込)
  • ストレッチマークはがきサイズ 33,000円(税込)
    ※1回の料金

東京美容外科

ダーマペン治療と並行して美容成分薬剤を注入可能な東京美容外科では、無料カウンセリングに回数の制限がないことから、納得がいくまで何度も医師に相談をしたうえで治療を進められます。

さらに特徴的なアフターサービスが用意されており、術後のトラブルには一生対応が約束されています。安心のアフターサポートを求めるなら、東京美容外科で治療を受けるとよいでしょう。

また、東京美容外科でモニターを申し出れば、半額でダーマペン治療が受けられる場合もあります。モニター制度に興味がある方は、カウンセリングに相談してみましょう。

  • ダーマペン+フィロルガダーマ 38,500円(税込)
  • ダーマペン+ヴェルベットスキン 38,500円(税込)
  • ダーマペン+スキンボトックス 42,900円(税込)
  • ダーマペン+リジュラン 44,000円(税込)
    ※全顔1回麻酔込みの料金

TCB東京中央美容外科

TCB東京中央美容外科では国家資格を持つ医師か看護師がダーマペン治療を担当し、ニキビ跡や毛穴のトラブルを改善します。

ダーマペンと同時に治療可能なメニューには、ヴェルベットスキンやハイドロフェイシャル、フィロルガ注射などがあり、医師が患者の肌の状態を確認したうえで最適なメニューを提案します。

TCB東京中央美容外科には土日祝日も対応のカスタマーセンターが用意されているため、術後にトラブルが発生したときにも適切な対応が受けられるでしょう。

対面カウンセリング前に確認したい事柄がある方も、カスタマーセンターを利用できます。

  • ダーマペンのみ全顔 19,800円(税込)
  • ヴェルベットスキン全顔 24,800円〜(税込)
  • ハイドロフェイシャル全顔 16,100円〜(税込)
  • フィロルガ注射 30,400円(税込)
    ※全顔1回の料金

ダーマペンでニキビ跡の治療をする流れ

ダーマペンでニキビ跡を治療するときの流れは次のとおりです。事前に治療の流れを把握して安心して治療が受けられるようにしましょう。

1:カウンセリング

カウンセリングでニキビ跡を含めた自分の肌の悩みについて相談します。ダーマペン治療に関する疑問点があれば、カウンセリングのタイミングで確認するとよいでしょう。

クリニックによってはカウンセラーでなく、医師がカウンセリングを実施する場合もあります。問題がなければ治療メニューを決めて治療日を予約してください。

治療を受けるクリニックが決まっていないときには、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較検討するとよいでしょう。

2:医師の診察

治療日当日は医師の診察のうえで治療に入ります。肌や体調に違和感がある場合は、必ず申し出てください。

とくにニキビ跡にしこりがある、赤みや痛みを感じている方は該当の箇所をダーマペン治療するべきではありません。

ダーマペン治療後の肌トラブルを防ぐためにも、万全な状態で治療に臨みましょう。

3:表面麻酔

顔の表面に麻酔クリームを使用してダーマペンの痛みを和らげます。麻酔クリームがオプション扱いになるクリニックもあるため、事前に確認しておきましょう。

痛みが心配な方は麻酔の使用をおすすめします。

4:ダーマペンで治療

治療前にメイクを落としてダーマペン治療を開始します。麻酔の有無に関係なく治療中にチクチクする感覚を感じる方もいますが、大半の方が耐えられる程度の違和感です。

治療に必要な時間は治療箇所によって変わり、30分〜45分程度で完了します。

5:クリニックでのケア

ダーマペン治療と同時に美容薬剤のオプションを選択した場合は、治療後に薬剤を塗布します。ダーマペン治療当日はいつも通りの生活が送れますが、飲酒、メイク、入浴を避けて安静に過ごしてください。

悪化することも!ダーマペンでニキビ跡が目立つケース

ダーマペン治療はニキビ跡に有効ですが、稀にニキビ跡を悪化させてしまう場合があります。ニキビ跡が次のような状態の場合は、医師に相談のうえでダーマペン治療を検討してみてください。

場合によっては治療日の変更や他の治療が勧められるでしょう。

ニキビ跡に膿が溜まっている

ニキビ跡の炎症が悪化して膿が残っている状態でダーマペン治療を受けると、肌が刺激されてニキビ跡が悪化する恐れがあります。

もちろん自分で膿を押し出すようなことをしてはいけません。

ニキビ跡が赤い

ニキビは治っているもののまだ赤みの残るニキビ跡は、皮膚の中の炎症が完治していない状態です。

ダーマペンの刺激がニキビ跡を長引かせてしまう可能性が考えられるため、ニキビ跡の赤みが治るまで待ちましょう。

色素沈着を予防するために、日焼けに注意してください。

ニキビ跡がしこりになっている

しこりのあるニキビ跡もダーマペン治療に適していません。別の治療方法について医師に相談してみてください。

ただし、しこりのあるニキビ跡を避けてダーマペン治療を受けることは可能です。

ダーマペンでニキビ跡を治療する際の注意点とリスク

ダーマペンはニキビ跡治療に最適な方法ですが、知っておくべき注意点とリスクも存在します。ダーマペン治療を検討しているのなら、次のリスクを把握しておきましょう。

痛みを感じる方もいる

これまでのダーマペンは痛みが強く、治療を断念する方もいました。

最新機種であるダーマペン4は、ダーマペン3までの機種には搭載されていなかったオートマチックバイブレーション機能が追加されており、より治療中の痛みが抑えられます。

ダーマペン治療の痛みが心配な方は、麻酔の使用を希望するだけに限らずダーマペン4が導入済のクリニックを選択しましょう。

赤みや内出血が起こる

ダーマペン治療後のダウンタイムには、一時的に赤みや内出血が起こる方がいます。不調は数日で回復しますが、長引く場合はクリニックに相談する必要があるでしょう。

不調を最小限に抑えるためにも、施術後の注意点を厳守してダウンタイムを過ごしてください。また、ダーマペン治療後の数日に大切な予定を入れないようにしましょう。

施術当日はメイク不可

ダーマペン治療後の肌は非常に敏感な状態です。そのため治療後6時間はメイク、入浴、飲酒が禁じられています。

注意点を守らなければ、肌トラブルにつながってしまう恐れがあることから、メイクは翌日まで控えましょう。

皮膚のバリア機能が低下

ダーマペン治療は肌の事前治癒力を高める治療方法ですが、治療直後は肌が傷を負った敏感な状態です。

一時的に皮膚のバリア機能が低下するため、紫外線や乾燥によるダメージを受けやすいと考えるべきでしょう。

ダーマペン治療後は紫外線対策や乾燥対策などの肌ケアを念入りに実施してください。紫外線対策と乾燥対策はダーマペンの施術を受け美しい肌を手に入れた後でも続けるべきです。

金属アレルギーの方は施術できない

ダーマペンの針は金属でできているため、金属アレルギーの方はダーマペン治療を受けられません。

アレルギー反応を防ぐためにもダーマペン治療は諦め、他の治療について医師に相談してください。

治療を継続する必要がある

ダーマペン治療は一度で効果が出るものではありません。

改善を希望する肌トラブルと肌質によって必要な治療回数が変わりますが、肌質の改善には最低でも5回、重度のニキビ跡の治療には8回以上の治療が必要でしょう。

治療の間隔は2週間〜4週間に一度で、医師と相談しながら決めていきます。通院にストレスを感じないためにも、自宅や職場から通いやすいクリニックを選んでください。

肝斑が悪化する

ダーマペン治療で肝斑を刺激すると、肝斑が悪化する可能性があります。肝斑はシミとは違ったメカニズムでできており、直接ダーマペンで刺激してはいけません。

誤った治療で肝斑に対してダーマペンの針を当ててしまう、肝斑をシミと勘違いしてシミ治療としてダーマペンを活用すると、肝斑が増えたり濃くなったりする恐れがあるでしょう。

肝斑の治療でダーマペンを使用する場合は、肝斑の刺激を避けるために針を浅く刺します。

すぐに効果を実感できない

ダーマペンは肌の再生を促しますが、肌はターンオーバーによって生まれ変わるため治療日や数日でダーマペンの効果は得られません。

肌のターンオーバーに必要な日数をかけて新しい肌が肌の奥底で生まれて表面に現れるまで、ダーマペンの効果は感じられないでしょう。

一般的にはダーマペン治療後1か月程度の時間が経過した頃に治療効果が現れます。ダーマペンの治療頻度は2週間〜4週間であるため、治療効果を感じる前に2回目の治療日が来てしまう可能性が高いです。

ダーマペンでニキビ跡が改善するまでにかかる時間

ダーマペンでニキビ跡が改善するまでに必要な時間は、ニキビで皮膚がダメージを受けた強さで変わります。

深さのあるクレーター状のニキビ跡やケロイド状のニキビ跡は、5〜8回以上の回数が必要であり、治療期間は半年以上必要になるでしょう。

ただし、完全に目立たなくなるまでに、少しずつニキビ跡が薄く変化していきます。

1~3か月で効果を実感できる方が多い

重度のニキビ跡を完治させるためにはより多くの時間が必要ですが、ダーマペン治療の効果は少しずつ現れるため、治療開始後1〜3か月で効果を感じ始める方が多いです。

効果が現れれば、より前向きにダーマペン治療を進められるでしょう。

ニキビ跡は1度の治療では治らない

ダーマペン治療は複数回の治療を継続することによって、肌トラブルを改善していきます。ニキビ跡の治療は軽度の場合も一度のダーマペン治療での完治は難しいでしょう。

初めから一度の治療で完了するものではないと認識しておきましょう。

焦らずに期間を空けて治療をする

ダーマペンは適切な間隔を開けて治療を続けなければ、肌に負担がかかってしまう恐れがあります。

ただ回数をこなせばよいわけではありません。肌の状態に合わせて2週間おきの治療が必要な方もいますが、通常は3〜4週間おきの治療が勧められます。

治療頻度についてはカウンセリング時に確認してください。

ダーマペンのニキビ跡治療に関するよくある質問

ダーマペンのニキビ治療について集まりやすい質問をまとめました。ダーマペン治療に興味があるのなら、ぜひ参考にしてください。

他にもダーマペン治療に関する質問がある方は、直接治療予定のクリニックに確認し、不安がない状態で治療に取り組みましょう。

ダーマペンの施術回数は?

ダーマペン治療の施術回数は改善を希望する肌トラブルによって変わります。大半の場合は、5回以上の施術で期待する効果が得られるでしょう。

重度のニキビ跡では8回以上の治療が必要な場合もあります。治療回数を事前に明らかにしてほしいと考えている方は、カウンセリング時に治療回数の目安位について医師に確認してください。

また、問題の肌トラブルを改善した後もダーマペン治療を定期的に受けることで、エイジング効果が得られます。肌のターンオーバーも乱れにくくなり、肌を美しい状態に保てるでしょう。

ダーマペンのニキビ跡治療で炎症を起こすことはある?

ダーマペンはニキビ跡の治療に有効ですが、場合によってはニキビ跡の炎症を悪化させてしまう恐れがあります。

具体的には、膿み、赤み、しこりのあるニキビ跡はダーマペン治療に適していません。ニキビ跡の状態次第では、該当の箇所に治療を避けたり他の治療を検討したりするべきでしょう。

自分のニキビ跡の状態がよくわからない方は、クリニックに行って最適な治療方法について相談することをおすすめします。

独断で間違ったセルフケアを続けないようにしてください。

顔の脱毛をしていてもダーマペンを受けられる?

クリニックによっては顔の脱毛と同時にダーマペン治療を受けることもできます。

しかし、皮膚への負担を最小限に抑えるためには医療脱毛後2週間程度時間を空けてからダーマペン治療を実施するべきでしょう。

医療脱毛はダーマペンのダウンタイムより短いため、脱毛を受けた後のダーマペン治療をおすすめします。

適切な治療間隔についてはダーマペンまたは医療脱毛を受けるクリニックに確認してください。

まとめ

ダーマペン治療は皮膚の奥底までダメージを受けてしまったニキビ跡の治療にも効果的で、真皮に直接アプローチ可能です。

ダーマペンで皮膚に針穴を開けたうえで直接美容薬剤を注入すれば、有効な美容成分が肌の内部にしっかり浸透するでしょう。

同時に肌のターンオーバーが整えられて、キメの整った美しい肌が手に入ります。ダーマペン治療には継続した治療と時間が必要ですが、時間をかけて取り組むことで肌質そのものを改善できるでしょう。

ニキビ跡はもちろん、自分の肌に自信が持てない方は、ダーマペン治療を検討して見てください。

<参考>
湘南美容外科
品川美容外科
城本クリニック

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