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妊娠初期に性行為しても問題ない?妊娠初期の性行為における注意点を解説

妊娠初期は、妊婦の身体や心にさまざまな変化が起こる時期です。

しかし妊娠が発覚してもパートナーと仲を深めるために、性行為をしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

妊娠初期はつわりをはじめとした体調不良も起こりやすい時期ですが、性行為について友人や知人には相談しにくいデリケートな話です。

そこで本記事では、妊娠初期の性行為についてや胎児への影響などを解説します。

また、妊娠初期の性行為における注意点もあわせて紹介していくため、不安や疑問を抱えている方はぜひ参考にしてみてください。

目次

妊娠初期の性行為は避けるべき?

妊娠中の性行為は原則問題はないとされていますが、妊娠初期の段階では基本的に性行為は避けた方がよいです。

ここでは、次の3つの項目について解説します。

  • 妊娠中の性行為は原則問題なし
  • 妊娠初期の段階では避ける方がベター
  • 妊娠中に性行為を避けた方がよいケース

妊娠中の性行為は問題ないのかどうか疑問を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。

妊娠中の性行為は原則問題なし

妊娠中の性行為は、基本的には問題はないとされています

妊娠期間は約10か月と長いため、その間我慢し続けるのはつらいと感じる方も多いでしょう。

性行為は夫婦仲を深める方法の1つであるため、我慢をしすぎると夫婦関係が悪くなる可能性もあります。

そのため妊婦とお腹の子どもの安全を最優先に、負担のかからない範囲で性行為をおこなうようにしましょう。

妊娠初期の段階では避けるほうがベター

妊娠初期は妊婦の身体や心にさまざまな変化が訪れるデリケートな時期であるため、性行為は避ける方がベターです。

妊娠初期とは、妊娠が判明する妊娠2か月頃から4か月頃までを指します。

妊娠2週目頃からは妊娠初期症状のつわりが起こる可能性もあるため、母体に負担がかかる可能性があります。

また妊娠初期に性行為をすると、子宮が刺激されてお腹の張りを促すリスクがあるため、性行為は控える方がよいです。

妊娠中に性行為を避けたほうがよいケース

医師から性行為を控えるように指示されていない限りは、妊娠中に性行為をしても問題はありません

しかし次のような状態の場合は、性行為を控えた方がよいでしょう。

  • お腹の張りを感じる
  • 出血がある
  • いつもと異なるおりものが出ている、おりものが臭う
  • 腹痛がある
  • つわりで体調が優れない
  • 子宮頸管(しきゅうけいかん)が短くなる
  • 前置胎盤の診断を受けている

症状に当てはまる場合は、流産や早産の原因となる可能性があるため性行為は控えましょう。

普段と異なると感じたら、早めに医療機関を受診して医師に相談してみてください。

妊娠初期で性行為を避ける女性が多くなる理由

妊娠初期で性行為を避ける女性は多くいるでしょう。

理由として、次の3つがあげられます。

  • つわりをはじめとした体調不良
  • 性行為中に痛みを感じることがある
  • 性行為に興味がなくなる

次では、性行為を避ける理由について詳しく解説します。

つわりをはじめとした体調不良

妊娠初期はつわりをはじめとした体調不良で悩むことが原因で、性行為を避ける女性が多くみられます

妊娠中の性行為は禁止されているわけではありませんが、妊婦が体調不良の際は無理せずに安静でいることが大切です。

また体調不良のときに性行為をおこなうと、お腹の子どもに悪い影響があるなどと不安になる方も多いでしょう。

妊娠初期は妊娠期間のなかでも流産しやすい時期とされているため、性行為は避けることをおすすめします。

性行為中に痛みを感じることがある

性行為中に痛みを感じたことが原因で、性行為を避けようとする女性も多くみられます

体調がよいときでも性行為中に違和感や痛みがある場合は、すぐに性行為を中断する必要があります。

また性行為後に子宮の下腹部に違和感や痛みがある、お腹の張りが続いている場合も性行為は控えて、早めに医療機関で診察を受けるべきです。

自身では気づいていなくても、母体やお腹の子どもに負担がかかる場合があります。

そのため、性行為中に痛みを感じたから性行為を控えることは適切な判断でしょう。

性行為に興味がなくなる

妊娠初期で性行為を避ける女性のなかには、性行為に興味がなくなることが原因の方も多いでしょう。

妊婦が性行為に興味をもてなくなるのは、胎児のことを考えて守るための母親の本能の可能性があります。

性行為により子宮が刺激されると、お腹の張りを感じたり痛みを感じたりする場合もあります。

お腹の子どもへの影響やリスクを考えるため、性行為よりも胎児を優先して性行為自体に興味がなくなることにつながります。

しかし、パートナーは気持ちの変化に気づいていない場合もあります。

そのため性行為に興味がなくなった場合は、体調不良や気持ちの変化について話し合い、理解してもらうことが大切です。

妊娠初期の性行為における胎児への影響

妊娠初期は、性行為における胎児への影響がない場合が大半です。

性行為で流産するのかもしれないのでは、と心配になる女性は多いでしょう。

しかし、基本的には異常がない妊娠であれば、性行為で流産や子宮の収縮は引き起こさないといわれています。

妊娠初期の流産は、染色体異常や遺伝子異常などの胎児側の原因であるケースが多いため、妊婦のした行為が流産につながることはありません。

ただし、子宮を刺激した際に出血やお腹の張りが出る原因になる可能性はあるため、注意する必要があります。

さらに性行為で感染症を引き起こした場合は、流産や早産の原因になる恐れもあります。

また胎児への影響を考えすぎて妊婦にストレスがかかることもあるため、妊娠中の性行為についてよく理解することが大切です。

妊娠初期の性行為における注意点

妊娠初期に性行為をする際には、次の4つの注意点を理解しておきましょう。

  • コンドームを着用しオーラルセックスは控える
  • 妊婦の体調を優先する
  • 激しい行為や無理な体制を避ける
  • お腹が張ったらすぐにやめる

次では、それぞれの注意点について解説します。

コンドームを着用しオーラルセックスは控える

妊娠初期に性行為をする場合は、コンドームを着用してオーラルセックスは控えましょう

性器や精液には子宮を収縮させるホルモンや炎症を引き起こす物質があるため、早産や流産の原因になる可能性もあります。

また妊娠中は抵抗力が下がり細菌感染を起こしやすいため、感染予防としてコンドームを使用して清潔に気をつけることが大切です。

さらに尿や唾液も感染症のリスクがあるため、オーラルセックスも控えることが望ましいです。

妊婦の体調を優先する

妊娠中のなかでも妊娠初期は腹痛やつわりなどの症状が出やすいため、妊婦の体調を優先しましょう

性行為をする際は妊婦の体調を第一に考えて、長時間の性行為も控えましょう。

また体調がよいときでも、お腹の子どもへの影響が気になり性行為に集中できないときもあります。

気分が乗らないときも、無理をしないようにしましょう。

激しい行為や無理な体勢避ける

妊娠初期の性行為では、お腹に負担がかからないように激しい行為や無理な体勢は避けましょう

体位により挿入が深くなる場合があり、刺激が強いと妊婦の身体への負担も大きくなる可能性もあります。

そのため、性行為をする際には女性が快適な体位でおこなうようにしてみてください。

正常な妊娠であれば性行為が流産の原因にならないことが大半ですが、妊婦の体調や気持ちも考慮してソフトな触れ合いを心がけることが大切です。

お腹が張ったらすぐにやめる

性行為は少なくとも子宮に刺激を与える可能性があるため、お腹が張ったらすぐに性行為をやめましょう

また、性行為中や性行為後に出血する場合もありますが、次の状況があげられます。

  • 膣、外子宮口に傷がついた
  • 切迫早産

出血は少量で収まれば問題ないケースが多くみられますが、出血が多くなる、止まらないなどの症状がある場合は早めにかかりつけの産科を受診しましょう。

まとめ

今回は、妊娠初期の性行為について解説しました。

妊娠初期は身体も心も不安定な時期なため、性行為は控えた方が望ましいです。

しかし、妊娠初期も性行為を望む方は妊婦の体調を優先しながら、次の注意点について把握しましょう。

  • コンドームを着用してオーラルセックスは避ける
  • 激しい行為や無理な体勢を避ける
  • お腹が張ったらすぐにやめる

また性行為中や性行為後に出血があった場合はすぐに性行為を中止しましょう。

妊娠初期の性行為を控えるためには、夫婦間で話し合い、性行為以外の方法でスキンシップを取る方法がおすすめです。

気が進まないときは無理をせずに、自身の体調を優先して快適に妊娠生活を過ごせるようにしてみてください。

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
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