ダーマペン治療は、肌が持つ自己再生能力を利用し、美肌を目指す美容医療です。ダーマペンは非常に細かく特殊な針を活用するため、普段のスキンケアでは難しい肌の奥底の改善に期待できます。
この記事では、ダーマペン治療の効果と基礎知識について解説します。また、実際にダーマペン治療が受けられるおすすめのクリニックもあわせて紹介します。
ダーマペンに興味を持っている方や、ダーマペン治療を受けようと決めた方は、ぜひ参考にしてください。
ダーマペン治療とは?
ダーマペンはオーストラリアのシドニーに本社があるDermapen World社が開発した垂直型電動マイクロニードリング製品です。
ダーマペンは当初、怪我の傷跡を治療する目的を持って作られました。現在では皮膚の再生を促す治療方法として美容クリニックを含めた多方面から注目を集めています。
超極細の針を使った美容施術
ダーマペン治療では髪の毛よりも細い超極細の針を使用して、一時的に肌の表面に小さな穴を作ります。
ダーマペン治療後、肌は自然治癒力を働かせる目的で線維芽細胞を活発にします。線維芽細胞はコラーゲンの生成を促進し、肌の再生を進め肌質の改善に期待できます。
ダーマペン治療は、自分の肌が元から持っている自然治癒力を利用して肌を美しくする施術だと言えるでしょう。
また、自分の肌の状態や悩みに合わせた美容成分が含まれた薬剤を選択してダーマペン施術とともに導入すれば、より高い効果が期待できます。
ダーマペン治療のメリットは、細かな部分までケアしやすく、施術時間が短いことです。そのため、あまりクリニックに通う時間がないけれど、早く効果を得たい方にもおすすめできます。
ダーマペンの仕組み
ダーマペンは皮膚が傷ついた細胞を修復する働きを促して肌を改善させる治療方法です。
コラーゲンとエラスチンは肌の弾力性やハリを形成するタンパク質のことで、コラーゲンは肌の強度、エラスチンは伸縮性を高める特徴を持っています。
エラスチンはコラーゲンを束ねており、どちらも美しい肌を維持するための欠かせない成分です。
ダーマペンの治療によってコラーゲンとエラスチンの生成が活性化すれば、肌をハリがあり若々しい状態に変えられるでしょう。また、ダーマペンを活用すると肌のターンオーバーを整える効果も得られます。
肌の一番奥底にある基底層で生まれた新しい肌が時間をかけて肌の表面にある角質層に移動し、角質層にある古くなった肌が剥がれ落ちるまでの一連の流れが肌のターンオーバーです。
ターンオーバーは通常28日間で繰り返されますが、ストレス、加齢、生活習慣の乱れとさまざまな要因で乱れてしまう可能性があります。
肌のターンオーバーが乱れると、古くなった肌が剥がれ落ちずに角質層に留まり、肌をくすませる、硬くさせる、しわ、シミなどの多くの肌トラブルを招くでしょう。
ダーマペン治療で皮膚の再生を促せば、滞っていたターンオーバーが正常な状態に戻ります。
自分の肌のターンオーバーが乱れているかは分かりにくいものですが、肌が硬くなったと感じる方やくすんできたと思うのなら、肌のターンオーバーの乱れを疑ってみるべきでしょう。
最新のダーマペン4で美容効果アップ
ダーマペンは発売後も飛躍的な進化を続けています。現在最新のダーマペンはダーマペン4です。
ここでは従来のダーマペン3と最新型のダーマペン4の異なる点を表にしました。
ダーマペン4 | ダーマペン3 | |
針の数 | 16本 | 12本 |
1秒間にあけられる穴の数 | 1920個 | 1300個 |
ダーマペン4は従来のダーマペンに比べて針の数が増えたことから、1秒間により多くの数の穴が開けられて短い時間でより広範囲を施術可能です。
針の深さは0.1mm単位で調整できるため、医師と相談しながら自分の肌に最適な深さで施術が受けられるでしょう。
さらに最新機種からはオートマチックバイブレーション機能も搭載され、患者の痛みと不快感を最小限に抑えています。また、ダーマペンと似たメニューにダーマローラーという機器が存在します。
ダーマローラーは広範囲を一度に施術可能であるのに対してダーマペンは顔の細かな部分までアプローチ可能なことから、顔の施術はダーマペンの方が適しているでしょう。
ダーマペン治療が効果的な肌の悩み
ダーマペン治療は定期的な施術を続けることで、一時的に肌が美しくなるのみでなく肌の問題を根本的に解決します。さらに肌自体の回復力が高まるため、エンジングケア効果も得られるでしょう。
ダーマペン治療によって改善が期待できる肌の悩みは次のとおりです。
小じわ・肌のたるみ
コラーゲンやエラスチンは生活習慣の乱れや加齢の影響を受けて減少します。
ハリのある若々しい肌からコラーゲンやエラスチンが失われると、肌がたるんで小じわができやすくなるでしょう。
ダーマペン治療では、コラーゲンやエラスチンが促進されるため、肌にハリが戻ります。弾力性とハリのある肌はたるむことなく、小じわもできにくくなります。
ニキビ跡・クレーター
ニキビ跡や重度のニキビ跡であるクレーターは、ニキビの炎症で傷ついた組織が再生せずに肌に傷が残っている状態です。
軽度のニキビ跡は時間の経過とともに改善しますが、炎症のダメージが大きかった場合は何年経過してもニキビ跡が残る恐れがあるでしょう。
ダーマペン治療で皮膚の再生が促されれば、改善が難しかったニキビ跡やクレーターも目立たなくできます。とくにクレーター状のニキビ跡の改善には時間がかかりますが、少しずつ肌を滑らかな状態に変えられます。
また、ダーマペンは今あるニキビの早期治療や予防効果も得られ、ニキビ跡を作らないための治療効果も得られるでしょう。
毛穴の開き・黒ずみ
毛穴の開きや黒ずみはセルフケアを続けても簡単に改善できません。
毛穴を化粧で隠そうとしても、ファウンデーションが毛穴に沈んでしまったり毛穴の開きや黒ずみを悪化させたりする恐れがあるでしょう。
肌のターンオーバーを促すダーマペン治療では、毛穴の中に溜まった角質や汚れを自然排出する効果が期待でき、再生された新しい皮膚細胞がきめ細やかな肌を作ります。
さらにターンオーバーが整った肌は皮膚の分泌が適切に調整されるため、毛穴に角質や汚れが溜まりにくく、毛穴も目立たなくなります。
シミ・くすみ
シミやくすみの大きな原因のひとつは、メラニンの過剰生成です。
メラニンの原因となるメラノサイトは、皮膚の奥底にある真皮で作られます。真皮にメラノサイトが吸収されると、メラニンが生成されます。
メラニンは肌のトーンを下げてくすませる、肌の一部分の色を変えてシミを作るなど肌トラブルに直結する働きを持っています。
本来は肌のターンオーバーと同時にメラニンが排出されますが、ターンオーバーが乱れた状態になると、増え過ぎたメラニンが肌に残ったまま肌の問題を長引かせてしまうのです。
ダーマペンで肌のターンオーバーが整えば、メラニンを含んだ不要な細胞が皮膚から剥がれ、健康的な肌を維持できます。さらにターンオーバーが整った状態を保つことで、透明感のある肌が手に入るでしょう。
ダーマペン治療のメリット
ダーマペンは他の施術に比べて多くのメリットが得られることから、肌に悩みを持っている方々から人気を集めています。
ここでは、ダーマペンのメリットについて説明しましょう。
痛みが少なく傷跡が残りにくい
ダーマペンでは100本以上の針を使用して施術を進めますが、針自体が非常に細いことから、施術時の痛みは最小限に抑えられます。
さらに痛みに敏感な方には、麻酔の使用や針を刺す深さを調整して痛みをより軽減可能です。
針の長さが長いほど痛みを感じやすいため、痛みが心配な方は初めから針の長さについて医師に相談しておくとよいでしょう。
ダーマペンはあえて肌を傷つけ再生を促すことから傷跡を心配する方もいますが、ダーマペンの針は非常に細いため目立ちません。
治療でできた穴は、肌の自己再生力を促しながら数日で完治するでしょう。ただし適切なアフターケアをしなければ、傷口から菌が入ってしまう可能性があります。
当日は化粧や入浴をしない、念入りに紫外線対策する、安静に過ごすなどの施術後の注意点を守り、肌が再生するのを待ちましょう。
ダウンタイムが短い
ダーマペンは他の美容施術に比べてダウンタイムが非常に短いです。
施術当日は赤みや腫れが出る方もいるものの、一般的に当日〜数日で落ち着きます。
1〜2日経過する頃には、肌の自己治癒力が活性化されて多少のかゆみを感じる方もいますが、肌が再生している証だと考えればよいでしょう。
ダウンタイムの不快感は数日で治り、施術翌日からメイクをして普段通りの生活が送れます。ただし、どのような治療にも個人差があることは知っておいてください。
ダーマペン治療は施術のために会社を休めない、仕事帰りに施術して翌日も仕事に行きたいなどの希望にも応えられます。
薬剤と合わせた治療で効果アップ
ダーマペン治療はダーマペンのみの治療でも十分な効果が得られますが、美容成分の含まれた薬剤と合わせたアプローチによって、より施術効果を高められます。
たとえばメラニン生成を抑制するトラネキサム酸をダーマペン施術時に導入すれば美白効果を高められ、コラーゲン生成を促すベネブを活用すればニキビ跡改善効果を強くできます。
ダーマペン治療時には、自分の肌の状態や悩みに合わせて、適切な薬剤を導入するとよいでしょう。どの薬剤が適しているかについては、カウンセリングで医師と相談しながらメニューを決めてください。
大半のクリニックでは、ダーマペンと同時施術可能なメニューと導入可能な薬剤を用意しています。
ダーマペン治療のデメリット
メリットの多いダーマペン治療ですが、治療を検討している方は、ダーマペンにいくつかのデメリットの存在も知っておくべきです。
ダーマペン治療のデメリットも理解し、安心して治療が受けられるようにしましょう。
効果が出るまで複数回の施術が必要
ダーマペン治療は一度で完了するものではありません。
個人差はあるものの、傷跡や肌質の改善には5回以上、クレーター状のニキビ跡の改善や傷跡を目立たなくするためにはより多くの治療回数が必要です。
肌のターンオーバーに合わせて治療頻度が決められるため、連続して通うのではなく長期的な通院になることを知っておきましょう。
また、肌の問題が解決した後も定期的に施術を続ければ、ダーマペンの効果をずっと維持できます。とくにエイジングケアを目的としている方は、ダーマペン治療を習慣化させるとよいでしょう。
出血や色素沈着するリスクがある
ダーマペンは肌に細かな穴を開ける治療であるため、針の深さによっては施術後に出血するか可能性が考えられます。
穴自体は髪の毛よりも細い小さなものですが、毎秒2000個弱もの膨大な数の穴が開けられることから、出血につながる可能性があります。
とくにニキビ跡の治療などで肌の深くまで針を入れた場合は、出血が起こりやすくなります。
出血が心配な方や数日以内に大切な用事がある方は、ダーマペンを刺す深さについて医師に相談してみてください。
また、クリニックで施術を受けるダーマペンでは稀な例ですが、セルフダーマペンを行った方の中には針を深く刺しすぎて色素沈着を起こす方もいます。
ダーマペンは顔に傷をつける施術であることを理解し、プロに実施してもらうべきでしょう。
施術後は徹底した紫外線対策が必要
ダーマペンを受けた後は過度な日焼けを避ける目的で、徹底した日焼け対策を実施しなくてはいけません。
ダーマペン治療後の肌は非常にナイーブな状態であり、肌が敏感な時期に日焼けすると肌の炎症、色素沈着につながります。
ダーマペンは複数回繰り返しの治療が必要なことから、施術前後のみでなく長期的にしっかり日焼け対策をしてください。
日焼け対策はダーマペン治療にかかわらず、健康的な肌を維持するために欠かせない行為です。自分に適した日焼け対策が分からない方は、カウンセリング時の時間に医師に相談してもよいでしょう。
ダーマペン治療を受ける美容医療クリニックを選ぶ際のポイント
ダーマペン治療は多くの美容医療クリニックで実施されています。
しかし、ダーマペンを指す針の深さや施術内容には高い技術が必要であり、問題のあるクリニックで施術を受けると肌トラブルにつながる可能性が否定できません。
安心して施術を受けられる美容医療クリニックを選ぶときには、次のポイントに注意しておきましょう。
丁寧なカウンセリング
信頼できる美容医療クリニックでは、まず患者の肌の状態を確認しながら肌に対する悩みを聞き、一人ひとりに合わせた最適なプランが提示されます。
肌の状態は人によって変わるため、カウンセリングなしで施術に入るようなクリニックを選択しないでください。
カウンセリングの丁寧さや対応を比較し、自分が安心して施術を任せられるクリニックを探しましょう。カウンリングの段階で、施術関する質問や不安点はすべて解決できることが理想です。
継続して通いやすい料金
ダーマペン治療は一度ではなく複数回繰り返し取り組むことで期待する効果が得られます。
継続して通いやすい料金、通院の日やすさ、予約の取りやすさなども確認し、治療が続けられるクリニックを見つけましょう。
可能であれば、肌の悩みが改善された後もダーマペン治療を定期的に実施すると、肌を美しい状態で維持できます。
クリニックの中には、初回料金をお得な料金で設定している場合もあるため、初回料金のみでなく通常料金を比較してください。
施術後のアフターケアが充実している
万が一、ダウンタイムのトラブルが発生した場合のことを考え、アフターケアが充実したクリニックを選択してください。
ダーマペン施術後の日焼け対策のアドバイスや、施術後に日焼け止めを処方するクリニックも存在します。ダウンタイムの注意事項についても同時に確認しておきましょう。
アフターケアが充実しているクリニックであれば、肌トラブルが起こってしまった場合でも迅速な対応が期待できます。
ダーマペン治療がおすすめの美容クリニック4選
ダーマペン治療を得意とするおすすめの美容クリニックを4つ紹介します。
ダーマペンは複数回実施しなくてはいけない治療であるため、料金はもちろん自宅や会社からの通いやすさも考えてクリニック選びをしてみてください。
品川美容外科
品川美容外科はダーマペン4を使った最新のアプローチで肌の自己再生治癒力を高め、お客様の肌を理想の肌に変えていきます。
ダーマペンと同時に実施可能なオプションメニューが豊富で、肌の弾力をアップさせるヴェルベットスキン、美白を促す美白ホワイト美容成分、毛穴を引き締めるボツリヌス・トキシンなどの美容成分をダーマペン治療時に導入できます。
自分の肌に最適な美容成分を肌の奥まで浸透させることで、よりダーマペン治療の効果が高められるでしょう。
また、コラーゲン生成を促進するコラーゲンピールと組み合わせる施術も可能です。
コラーゲンピールは高濃度トリクロロ酢酸と低濃度過酸化水素とコウジ酸を主成分とした薬剤を皮膚に塗布して線維芽細胞を活性化させる施術で、肌をツルツルの状態に変える効果が期待できます。
ダーマペンとの同時施術によって、より早くコラーゲンに満ちたハリのある肌が手に入るでしょう。
品川美容外科ではドクターによる無料のカウンセリングが用意されているため、自分の肌の状態を見てもらったうえで安心して治療が受けられます。
品川美容外科のダーマペン治療の料金は次のとおりです。初回限定サービスを活用すれば通常料金よりも手頃な料金で治療を進められるでしょう。
<初回の料金>
■ 頬のみ 12,960円(税込)
■ 全顔 17,270円(税込)
■ 首 17,270円(税込)
■ 全顔+首 32,400円(税込)
■ ヴェルベットスキン全顔 24,000円(税込)
■ ヴェルベットスキン首 24,000円(税込)
■ コラーゲンピール全顔 10,800円(税込)
東京美容外科
東京美容外科では、ダーマペン治療と同時に美容成分を注入して肌トラブルを改善します。
無料のカウンセリングに回数制限はないため、納得がいくまでカウンセリングを受けたうえで施術が受けられるでしょう。
また、東京美容外科には万全のアフターサービスが用意されており、術後のどのようなトラブルに対しても一生涯の対応を約束しています。
ダーマペン治療後のトラブルが心配で治療に踏み切れない方は、東京美容外科を選択するとよいでしょう。
東京美容外科のダーマペンと美容成分導入メニューの例は次のとおりです。
<全顔1回麻酔込みの料金>
■ ダーマペン+フィロルガダーマ 38,500円(税込)
■ ダーマペン+ヴェルベットスキン 38,500円(税込)
■ ダーマペン+スキンボトックス 42,900円(税込)
■ ダーマペン+リジュラン 44,000円(税込)
TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科ではダーマペンと同時にコラーゲンピールの美容有効成分を塗布し、肌の奥深くまでコラーゲンの生成を促進するヴェルベットスキンという施術メニューを用意しています。
その他にもハイドロフェイシャルやフィロルガ注射など患者に最適なアプローチでダーマペン治療の効果を高めます。
また、クリニックには土日祝日対応のカスタマーセンターが用意されており、術後の仕上がりに対するトラブルのみでなく支払いや契約に関する相談も受け付けているため、安心して活用できるでしょう。
TCB東京中央美容外科のダーマペン治療に必要な費用は、下記を参考にしてください。
■ ダーマペンのみ全顔 19,800円(税込)
■ ヴェルベットスキン全顔 24,800円〜(税込)
■ ハイドロフェイシャル全顔 16,100円〜(税込)
■ フィロルガ注射 30,400円(税込)
クリニックフォア
クリニックフォアのダーマペンは、肌に穴をあけたあとに一人ひとりの肌に合わせてカスタマイズした美容有効成分を直接塗布して肌の内側にアプローチします。
たとえばニキビ跡が気になるお客様ならヒアルロン酸、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、レチノールを使用して肌のダメージを修復していきます。
どの美容成分が自分に適しているかは、カウンセリング時に医師に相談してみてください。
さらに、クリニックフォアでは十分な量の麻酔を肌に塗布したうえでダーマペン治療が進められるため、お客様が感じる痛みを最小限に抑えています。
クリニックフォアのダーマペン治療の料金は次のとおりです。
■ ダーマペン全顔 33,000円(税込)
■ ベルベットスキン全顔 44,000円〜(税込)
■ ヴァンパイアフェイシャル全顔 132,000円〜(税込)
ダーマペン治療の効果に関するよくある質問
最後に、ダーマペンを受けようと思っている方が、気になる事柄や不安点についてまとめました。
その他の質問がある方は、直接クリニックに問い合わせてみましょう。疑問点はすべて解決したうえで、安心してダーマペン治療が受けられるようにしてください。
ダーマペン治療に痛みはある?
ダーマペンでは針を刺す施術を進めることから、チクチクした感覚を持つ方が多いです。チクチクを違和感と捉えるか痛みと感じるかには、個人差があります。
痛みが苦手な方はカウンセリングの段階で、針を刺す深さを浅くするか麻酔の使用を希望してみてください。多くのクリニックではすでに麻酔が施術プランに含まれています。
とくに骨と距離近い場所の施術は痛みが強くなる傾向があることを知っておきましょう。
ダーマペン治療は1回の施術で効果が出る?
ダーマペン治療の効果は1〜2回ではあまり感じられないことが多く、複数回の施術が必要です。
必要な治療の回数は肌質や改善したいと考えている肌トラブルによって変わり、毛穴や肌質改善には5回以上、重度のニキビ跡の改善には8回以上かかるでしょう。
カウンセリング時には必要な施術回数の目安を確認してください。
また、肌の治療が完了したあとも定期的にダーマペン治療を続ければ、エンジングケア効果が保たれて肌を美しい状態で維持できます。
ダーマペンの針は深い方が効果が高い?
ダーマペンで針を打つ深さは0.25〜2.5mmの間で調整可能で、針の深さは自分が希望する効果に合わせて変更します。
具体的な針の深さ別の効果は下記を参考にしてください。
▶ 0.25mm角質付近:今できているニキビを治療する、ニキビを予防する
▶ 0.5mm表皮付近:小じわや皮膚のたるみを改善する
▶ 1.0mm表皮と基底層の間:しわやたるみなどを改善する
▶ 1.5mm基底層:色素沈着を目立たなくする
▶ 2.0mm基底層と真皮の間:クレーター状のニキビ跡を改善する
▶ 2.5mm真皮:毛穴の開きを改善する
毛穴の開きやクレーター状のニキビ跡を治療するためには肌の深くまで針を刺す必要がありますが、その分痛みが強くなる、ダウンタイムが長くなる可能性が考えられます。
自分の希望する治療内容のみでなく痛みやダウンタイムのことも考えて、医師と相談のうえでダーマペンの針の深さを決めましょう。
医師は多くの患者の希望を聞いているため、肌質と肌トラブルに合わせた最適な深さの提案があるでしょう。
まとめ
ダーマペン治療は髪の毛よりも細い極細の針を使用して肌に穴をあけ、肌の自己再生力を使用して肌のターンオーバーを整えたりコラーゲンやエラスチンを活性化させたりする施術です。
正しい頻度と回数でダーマペン治療に取り組めば、ニキビ跡、肌のくすみ、たるみ、しみ、しわなどのさまざまな肌トラブルを改善できるでしょう。
また、ダーマペンはダウンタイムが短く痛みも感じにくい治療であるため、誰でも気軽に取り組めます。
ダーマペンに興味があるのなら、まずは無料のカウンセリングを受けてみるとよいでしょう。
カウンセリングを受けるときには、自分の肌の問題や期待する効果について医師に伝えたうえで、適切なメニューを選べるようにしてください。