近年、新たなダイエット方法として医療痩身(いりょうそうしん)が注目されています。医療痩身は、医療機関でおこなわれる痩身方法のことです。医療痩身の安全性や効果について、気になっている方も多いでしょう。
そこで、本記事では医療痩身の概要や施術方法、クリニック選びのポイントを中心に解説します。医療痩身に興味がある方や、医療痩身について知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
医療痩身とは
まずは医療瘦身の特徴を3つに分けて解説します。基本的な知識として確認しましょう。
医学的根拠に基づいた痩身方法
医療痩身とは、医療機関でおこなわれる痩身方法を意味します。医師が医学的な根拠を基にしておこなう痩身方法であり、さまざまな種類の施術メニューから選べます。施術価格や痩身方法は多岐にわたるため、予算や希望する施術法から選んでみてください。
運動や食事制限なく痩せられる
医療痩身は、過度な食事制限や運動をしなくても痩せられます。ダイエットに取り組む際の課題として多く挙げられるのは、継続できるか、ストレスにならないかの点でしょう。
医療痩身ならば脂肪細胞を破壊して皮下脂肪の体積を減らしたり、ホルモンに作用して食欲を抑えたりできます。そのため、無理な食事制限や苦手な運動に取り組まずに痩せられます。
施術の種類が豊富
医療痩身は施術の種類が豊富です。これまで医療痩身は脂肪溶解注射や脂肪吸引、脂肪冷却が有名でした。
しかし、最近では内服薬や医療EMS、GPL-1注射など、幅広い手法が登場しています。それぞれの施術方法で特徴や注意点が異なるため、自身に合った施術を受けられるようになりました。
医療瘦身の施術方法と価格
ここからは、医療痩身の施術方法と価格を解説します。今回取り上げるのは6種類の施術方法です。
内服薬
内服薬には、いくつかの種類があります。種類と特徴をまとめました。
種類 | 主な特徴 |
---|---|
リパーゼ阻害剤 | 食事による余分な脂肪を体内に吸収するのを防ぐ |
コレステロール吸収抑制剤 | コレステロールの吸収を防ぐ |
糖質吸収抑制剤 | 糖質の吸収を遅らせ、食後の高血糖を防ぐ |
SGLT2阻害薬 | 血液に含まれる糖を尿と共に排出し体重減少をサポート |
上記のように、それぞれの内服薬で特徴が異なります。自身に合った内服薬をクリニックで処方してもらいましょう。
医療EMS
医療EMS(Electric Muscle Stimulation)とは、筋肉に電気の刺激を与え収縮させ、筋力アップを目指す治療です。激しい運動をしなくてもボディメイクを可能にします。
また、筋肉量の増加によって脂肪燃焼を促進できるため、体質改善効果も期待できます。EMSは家庭用やエステ用もありますが、医療EMSが最も高周波で出力も強く、より高い効果が見込めます。
ただし、その分費用が割高です。医療EMSの価格は、1回の施術あたり5,000円前後〜13,000円前後が相場です。
価格は施術部位や施術回数によって前後する可能性があります。また、医療EMSは継続的におこなう必要があるため、年間で10万円前後かかると想定しておくとよいでしょう。
GLP-1注射
GLP-1注射とは、インスリンの分泌を促すGPL-1を投与して血糖値のコントロールや食欲を抑制する注射です。血糖値のコントロールや食欲抑制、胃の働きを抑えるなど、さまざまな効果があります。
基礎代謝の向上も期待できるため、ボディメイクにもつながるでしょう。GLP-1注射で投与する薬剤にはいくつか種類があり、価格も異なります。
大まかな相場は1本(半年〜1年分)あたり10,000円〜20,000円前後です。薬剤によって毎日の注射が必要な場合もあれば、週に1回の注射の場合もあります。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは、薬剤を注射して脂肪細胞自体を破壊し、痩身を目指す方法です。注射によって破壊した脂肪細胞は代謝によって汗や尿とあわせて排出されます。
皮下脂肪に注射をして脂肪細胞を破壊できるため、脂肪が落ちにくい部分やセルライトなどへの施術で効果を発揮します。全身痩せのみではなく部分痩せを目指したい場合にも向いています。
また、注射による施術のため、メスを使う場合と異なり身体への負担が少ない点も特徴です。ダウンタイムもほぼなく、施術後の入院も必要ありません。
脂肪溶解注射の価格は、注射をする薬剤の種類や注入量によって異なります。1回あたり10cc程度を注入し、3回〜5回の施術で効果を感じやすいでしょう。薬剤は1ccあたり2,000円〜10,000円程度です。
脂肪吸引
脂肪吸引は、吸引器具(カニューレ)を使い、皮下脂肪を除去する方法です。患部を切らずに脂肪を吸引する方法のため、数mm程度の切開で済む点がメリットです。
吸引器具によって脂肪細胞を取り除くことから、リバウンドの心配も少ないといえます。脂肪を吸引できる部位は、顔や二の腕、胸、背中、腰、お腹、足など全身です。場合によっては吸引した脂肪を注入し、豊胸施術も可能です。
脂肪吸引後、1か月後くらいから効果を感じられます。施術後にむくみを生じるケースがありますが、1〜2週間程度で元に戻ります。(場合によっては3か月程度むくみが続く可能性がある)
価格は吸引する部位によって異なり、10万円〜50万円前後が相場です。豊胸施術までおこなうと、70万円前後になる場合があります。
脂肪冷却
脂肪冷却は脂肪細胞のみを冷やして体外に排出する施術です。脂肪冷却は、脂肪細胞が皮膚や筋肉などの細胞よりも高温度で凍る原理を活用しています。
1回の施術で、冷却した箇所の2割ほどの脂肪を減少させられます。脂肪細胞を体外に排出するため、リバウンドもしにくい点が特徴です。
メスで切開をしないため、ダウンタイムも比較的短く済みます。価格は使用する機器や施術箇所などによって異なりますが、1回10,000円前後〜40,000円前後です。
医療痩身が安いおすすめのクリニック8選
医療痩身の施術を受けられるクリニックは各地に存在します。比較的費用が安い、おすすめのクリニックを8つ紹介します。
湘南美容クリニック
湘南美容クリニックは、国内外に130院以上を展開している大規模な美容クリニックです。在籍するドクター数や症例数も豊富です。
医療痩身には豊富な施術メニューを用意しており、なかでもダイエット注射と脂肪溶解注射が人気です。医療痩身マシンや高周波機器などによる施術、内服薬など、悩みや目的に合わせた施術を受けられます。
無料カウンセリングも実施しているため、気になる方はお近くのクリニックに行ってみてください。
ディオクリニック
ディオクリニックは、医療ダイエット専門のクリニックです。他の美容クリニックは医療痩身や医療ダイエット以外の施術メニューをそろえていますが、同院は医療ダイエットに特化しています。
一回の施術のみではなく、3か月の短期集中で痩せられる独自のプログラムを開発しています。また、ダイエット専門カウンセラーによる医師監修の食事指導で、患者それぞれに合わせたプログラムを受けられます。
医療機器での施術、ダイエット注射、ダイエット薬によるアプローチも含めて、ダイエットの成功を目指せるでしょう。
THE CLINIC
THE CLINICは、「整形美から自然美」がコンセプトの、脂肪に特化したサービスを提供するクリニックです。脂肪吸引、痩身、豊胸、胸の整形手術、エイジング治療のメニューをそろえています。
医療痩身では、脂肪吸引や痩身注射の施術が可能です。THE CLINICは脂肪吸引に関して開発メーカーから依頼を受けた技術者指導機関で、医療関係者向けのセミナーを開催するほどの技術を有します。
脂肪吸引のモニターを募集しているため、モニター価格で施術を受けたい方はチェックしてみましょう。
ミラクリニック
ミラクリニックは、関東や関西などを中心に展開し医療脱毛と医療ダイエットに重点を置くクリニックです。すべてのクリニックが20時までの営業、さらに休診日なしで展開しています。
医療痩身(医療ダイエット)では、医療EMSや脂肪冷却、医薬品(ダイエット薬)、食事指導をセットにした全身+顔痩身コース(月額5,800円~)が人気です。
施術で使う医療機器は最新型を導入しており、高い効果を期待できます。さらに理想の身体に近づきたい場合は、提携するパーソナルジムで独自メニューによる骨盤矯正ストレッチを受けられます。
TCB東京中央美容外科
TCB東京中央美容外科は、医療脱毛や美容整形、医療痩身、ボディメイク、AGA治療(男性)など幅広い施術メニューを提供するクリニックです。会員制やキャンペーンが豊富で、施術メニューによってはリーズナブルな価格になります。
同院の医療痩身は、脂肪溶解注射や脂肪吸引などのメニューがあります。脂肪溶解注射は従来の成分に加えてアメリカ食品医薬品局(FDA)で承認された脂肪溶解成分を追加し、より高い効果を実感できるでしょう。
また、脂肪吸引ではできるだけ痛みを感じないように徹底した対策をして施術をおこないます。完全個室での施術となるため、他人の視線を気にする必要がありません。
ガーデンクリニック
ガーデンクリニックは、脱毛やエイジングケア、美容皮膚、整形、肩こり改善など多岐にわたる診療メニューを用意しているクリニックです。首都圏や大阪、名古屋、福岡でクリニックを展開しています。
医療痩身のメニューにおいても脂肪吸引や注射、医療機器、内服薬、医療プログラムから選べます。カウンセリングで診断された内容をもとに、適切な施術を受けられるでしょう。
また、医療痩身以外の悩みも相談し適切なアドバイスがもらえます。美容や健康全般に悩みがある場合は、相談してみましょう。
DMMオンラインクリニック
DMMオンラインクリニックは、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで受診できるクリニックです。実際にクリニックに足を運ぶ必要がないため、仕事や学業、家事育児などで忙しい場合でも受診できます。
ただし、同院はオンラインであることから、脂肪吸引や医療EMSでの施術を受けられません。基本的に内服薬での対応となります。内服薬の種類が豊富なため、自身に合ったものを診断してもらえます。薬の送料の負担は必要ですが診察料が無料、さらにクリニックに行く必要がないため交通費もかかりません。
ファイヤークリニック
ファイヤークリニックは、オーダーメイドの医療痩身クリニックです。医師のみではなく看護師や管理栄養士などのサポートを受けて理想的な身体を目指します。
院長をはじめとする医師は、美容医療の高い技術力があり、安心して任せられるでしょう。同院はGLP-1(内服薬)や脂肪溶解注射、ダイエット薬、医療EMS、脂肪冷却を取り扱っています。
オーダーメイドであるため、さまざまな施術方法を組み合わせた治療が可能です。さらに、CBT-F食事療法も行っており、医学と認知行動療法の観点から食事療法を受けられます。
医療痩身の施術を受けるメリット
医療痩身の施術を受けるメリットとして、5つの内容を解説します。
部分痩せが可能
医療EMSや脂肪溶解注射、脂肪吸引、脂肪冷却などは脂肪が気になる箇所に直接アプローチできます。そのため、太ももを細くしたい、二の腕の脂肪を落としたいなどの目的が実現可能です。
場合によっては、内服薬でも部分痩せが可能です。部分痩せができれば全身痩せよりも費用がかからないことが多く、価格面でもメリットがあります。
部分痩せに成功すると、これまで着用できなかった洋服を着られたり身体がスッキリしたりと日常生活での喜びも多くなるでしょう。
安全にダイエットできる
医療痩身はさまざまな方法で脂肪や体重を落とします。内服薬、医療機器、注射など、安全性が気になるものです。
医療痩身は医学的根拠を基に医療系資格を保有する施術者が担当します。内服薬であっても厚生労働省やアメリカ食品医薬品局が承認したものを処方するため、安全面への心配は少ないです。
なお、痩身施術はエステサロンでも受けられますが、エステサロンでは必ずしも医療系資格を保有する施術者が担当するとは限りません。その観点から考えても、医療痩身は安全性の高いダイエットといえるでしょう。
ダイエットの習慣がつく
医療痩身は医療機器や注射、内服薬などによって希望の箇所の脂肪を減らしていきます。しかし、1回の施術で完了するケースは限られます。
たとえば、内服薬やダイエット注射の場合は、毎日継続しなければなりません。日々、継続するとダイエットに対しての意識が高まり習慣化されます。
クリニックによっては食事療法によってじっくりとダイエットに向き合えます。常にダイエットについて考えられるようになれば、成果が出た後も効果維持のための行動を続けられるでしょう。
施術後にリバウンドしにくい
医療痩身は脂肪細胞にアプローチして、その数を減らしていきます。
たとえば、脂肪吸引は脂肪細胞の数を減らす施術です。脂肪細胞が減少すれば、施術後に再び太ってしまう可能性が低いです。脂肪細胞は摂取エネルギーや消費エネルギーによって膨らんだり縮んだりします。
身体が太って見えるのはそのためです。身体に存在できる脂肪細胞の数は決まっているため、一度、脂肪細胞を減らせば再生しません。
施術後すぐに効果を実感できる
先述のとおり、医療痩身の施術は脂肪細胞の数を減らします。リバウンドしにくいのみではなく、効果を実感するまでの速さにも影響しています。
数日から数週間で効果を体験できるため、期限のある痩身に向いています。よって、夏までに痩せる、結婚式までに痩せる、など、期限を決めてダイエットに取り組む場合は医療痩身が向いているでしょう。
医療痩身の施術を受けるデメリット
医療痩身の施術は、メリットのみでなくデメリットもあります。事前にデメリットを確認したうえで、対策を考えておきましょう。
主なデメリットを5つ解説します。
施術によっては高額な費用がかかる
医療痩身は施術の種類によって高額な費用がかかります。また、手法によっては何度も施術を受ける必要があります。
効果を得るためには継続も必要でしょう。効果の現れ方には個人差も考えられるため、複数回の施術となればそれだけ費用がかかります。
できるだけ費用を抑えるためには、複数のクリニックの価格を比較する必要があります。ある程度正確な費用を知るために、クリニックで費用を計算してもらってもよいでしょう。
副作用やリスクがある施術もある
医療痩身はすぐに効果を得られる反面、施術方法によっては副作用が現れる場合があります。たとえば、医療機器を使った施術では脂肪細胞を取り除くために皮膚の切開が考えられます。
また、皮膚の上から脂肪を吸い上げるときに、施術箇所が痛んだり内出血があらわれる可能性もあるでしょう。内服薬の服用においても下痢や吐き気などの副作用が起こる場合があります。
起こりえるリスクをあらかじめ確認しておきましょう。
継続して通院する必要がある
医療痩身の施術方法によっては、定期的に通院が必要です。たとえば、脂肪吸引は初回の通院では施術しません。安心、安全に施術を受けるために診察や検査が必要です。
次の通院で実際に施術をしますが、1回のみでは完了しません。数回にわたって施術を受ける必要があるでしょう。内服薬を服用する方法においても、定期的に受診して医師のアドバイスを受ける必要があります。
そのため、医療痩身は通院も含めて根気強い取り組みが必要です。
保険が適応されない
医療痩身の施術を受けた際は、保険適用がなされません。公的な医療保険は病気や怪我の際に適用されます。医療痩身は形成外科や美容外科、美容皮膚科などの医師や看護師などが痩身治療をおこないます。
病気や怪我の際と同様で医療系資格を保有している人物が治療にあたるものの、医療痩身の目的は見た目の美しさを求める行為です。
そのため、医療痩身は保険適用になりません。保険適用にならない自由診療では、クリニックごとに価格を自由に設定できます。治療方法や価格、保証制度、支払い方法を比較して、自身の希望に合致するクリニックを選びましょう。
ダウンタイムが日常生活に支障をきたす
脂肪吸引や医療EMSなど医療機器を使って施術をする際は、少なからずダウンタイムが生じます。ダウンタイムとは施術後の身体の回復期間であり、一般的な日常生活に戻れるまでの時間です。
たとえば、脂肪吸引では吸引管を通じて脂肪を直接吸い取るため、管を体内に入れる必要があります。身体へのダメージも大きくなり、ダウンタイムも比較的長いです。内出血や腫れを引き起こし、症状が落ち着くまでに数か月かかるケースもあります。
ダウンタイムが長引けば、仕事やプライベートなどにも影響を与えます。カウンセリング時にダウンタイムについて確認してみてください。
医療痩身の施術をおすすめできる方
医療痩身の施術方法や特徴から、おすすめできる方をまとめました。
自力で瘦せられない方
医療痩身は医療機器や注射、内服薬で脂肪を減らしていきます。一般的に痩せる場合は、食事制限や運動などを取り入れる必要があります。
しかし、なかなか継続できずにダイエットを失敗した方もいるでしょう。医療痩身であれば脂肪細胞を減らす施術を受けられるため、食事制限や運動が苦手な方でも痩せられます。
定期的な通院や内服薬の服用などを継続する必要はありますが、食事制限や運動よりも継続しやすいでしょう。
すぐに痩せたい方
先述のとおり、医療痩身は比較的すぐに痩せられます。一般的なダイエットは食事制限や運動を継続して数か月後に痩せることも多いです。早期に痩せるために無理な食事制限をすれば、体調を崩したり病気にかかったりします。
一方、医療痩身は医学的な根拠をもとに、医師や看護師が施術するため安心感や安全性があります。なおかつ、脂肪細胞に直接アプローチできるため、一般的なダイエットに比べてすぐに成果が現れます。
運動をせずに痩せたい方
ダイエットに取り組む際は、食事のみではなく運動も必要です。ウォーキングや筋力トレーニングによって、脂肪燃焼をしたり代謝を向上させたりする必要があるでしょう。
しかし、ウォーキングで消費できるカロリーは数百kcalであり、食事でそれを上回るカロリーを摂取しがちです。代謝を向上させようとして筋力トレーニングに取り組んでも、成果が出るまで継続しなければなりません。
上記の理由から運動が継続できない方もいるでしょう。そもそも運動が苦手であれば、運動自体がストレスになります。医療痩身であれば、運動が苦手でも施術によって脂肪を減らせるため、ストレスが溜まりにくいです。
特定の痩せたい部分がある方
一般的なダイエットは、部分痩せが難しいです。食事制限や運動などを組みあわせて順調に体重が減ったとしても、脂肪を落としたい箇所が痩せるとは限りません。体脂肪には落ちる順番があるからです。
体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があります。内臓脂肪はつきやすく落ちやすい特徴があります。皮下脂肪は一度蓄積すると落ちにくいです。皮下脂肪よりも内臓脂肪が先に落ちていくからです。
また、部位によって皮下脂肪の落ちにくさもあります。たとえば、お腹周辺は重要な臓器を守るために落ちにくいです。お腹周りの脂肪を早期に減らしたいとなれば、医療痩身が適しているでしょう。
リバウンドしたくない方
食事制限や運動などによってダイエットに成功しても、体重や筋力を維持するためには継続的な取り組みが必要です。ダイエットに成功したからといって、以降の取り組みをやめればリバウンドします。
しかし、医療痩身は脂肪細胞を減らせるため、リバウンドしにくいです。もちろん、暴飲暴食を繰り返せば効果を維持しにくい可能性がありますが、必要以上にストレスを抱えて体重や体型を維持する必要はありません。
痩身クリニックを選ぶ際に気を付けること
医療痩身の施術を受けられるクリニックは各地にあるため、クリニック選びでは複数の内容で比較してみてください。ここではクリニック選びで気を付ける点を解説します。
実績のある医師がいるのか
実績のある医師が在籍しているか、確認しましょう。医療痩身の施術ができるのは医師や看護師などの医療系資格を保有している方です。そのため、内科医であっても外科医であっても医療痩身の施術をおこなえます。
しかし、美容医療は繊細な技術が必要です。患者の見た目が美しくなるような美的感覚も求められます。よって、医療痩身について実績を持つ医師に任せる必要があります。複数のクリニックの公式サイトで医師の実績を確認しましょう。
保証制度があるのか
医療痩身は医学的な面から施術方法の安全性が確保されていますが、いざ施術を受けるとなれば不安になるものです。確認してほしいのは、保証制度です。保証制度は明らかに効果が不十分な場合や仕上がりに不備がある場合などに適用されます。
おおむね1年間の保証期間があり、保証期間内であれば再手術や追加の施術が可能です。できるだけ充実した保証制度を整備するクリニックを選びましょう。
施術の金額が適切か
美容医療は自由診療に該当するため、同じような施術を受けてもクリニックによって価格が変化します。多くのクリニックは公式サイトで価格を公開していますが、カウンセリングの内容によっては、掲載された価格以上になる可能性があります。
なかには費用がかかる提案をされる場合もあるでしょう。費用をできるだけ抑えて自身に必要な施術を受けるためには、事前の価格相場の確認が大切です。
治療メニューが豊富か
自身に不要な施術を受ける必要はありませんが、メニューが豊富なクリニックを選ぶ点もポイントです。豊富なメニューを揃えているクリニックであれば、カウンセリング時にさまざまな提案ができるからです。
一方で施術できるメニューが限られていると、限られた内容での提案になります。効果や価格など総合的に比較したい際は、できるだけメニューが豊富なクリニックを選んでください。
カウンセリングが充実しているか
カウンセリングは施術方法や痩身のための方向性を決めるうえで重要な場です。ヒアリングから最適な治療を提案してくれるか、費用に関して詳しく説明してくれるのかを比較しましょう。
保証制度やアフターケアなど、施術後のフォロー体制についても相談できるクリニックは信頼できます。カウンセリングを重視しているクリニックかどうか、カウンセリングから判断しましょう。
医療痩身に関するよくある質問
医療痩身に関するよくある質問を解説します。事前に確認し悩みを解決しましょう。
医療痩身の施術に痛みはある?
医療痩身は施術の種類によって、痛みが生じます。たとえば、脂肪吸引では脂肪を吸引するために、吸引箇所をわずかに切開します。
しかし、麻酔で対応できる場合もあるため、そこまで気になる痛みにはなりにくいでしょう。麻酔については種類があるため、効果や価格を比較して選んでください。
医療瘦身の施術に年齢制限はある?
医療痩身は幅広い年齢層の方が施術を受けられます。ただし、未成年の場合は、施術部位によって発育に影響を及ぼす可能性があります。
また、医療痩身は高額な費用になることから、未成年者は親権者の同意が必要です。高齢の方も医療痩身を検討する際は、慎重にすすめてください。
たとえば、脂肪吸引の施術後に切開部分の治癒が遅れたり施術箇所のたるみが戻らなかったりする可能性があります。未成年者や高齢の方は、カウンセリングで施術について詳しい説明を受けてください。
医療瘦身で体重は減らないの?
医療痩身では、そこまで大幅に体重が減りません。医療痩身は体重の減少に重点を置いているわけではなく、健康的なボディラインに近づけることを目的にしています。
健康的なボディラインとは、適度な脂肪量があり皮膚の表面が滑らかになっている状態です。また、骨や筋肉を必要以上に浮き上がらせないようにします。
医療痩身は体重を大幅に落とすために脂肪細胞の破壊や除去をおこなう施術方法ではありません。そのため、単に体重を落としたい方には医療痩身が向かない可能性があります。
オンライン診療は可能?
医療痩身のオンライン診療は可能です。すでに紹介したDMMオンラインクリニックのように、オンラインで診療を展開するクリニックが増えています。
オンライン診療であれば、時間や場所を気にせずに、医師から医療痩身のアドバイスを受けられます。身近に美容クリニックがない場合は、オンライン診療を受け付けているクリニックを利用しましょう。
ただし、オンライン診療では医療機器を使う施術は対応していないケースが多いです。内服薬を中心とした診断になります。
痩身医療と痩身エステの違いは?
医療痩身と混同しやすい用語(施術)に痩身エステがあります。痩身エステは、主にエステサロンで行われる痩身方法です。
医師痩身は国家資格である医師免許をもつ人物が(医師)が施術にあたりますが、痩身エステは必ずしも有資格者が施術するとは限りません。高い効果と安全性を求める方は、痩身医療を受けた方がよいでしょう。
まとめ
医療痩身は医師が医学的な根拠を基にして医師が施術します。内服薬や注射、各種医療器具などを用いて脂肪細胞の減少を目的にしています。
痩身エステよりも高い効果を得られ、安全性も高いです。また、オンライン診療によって医療痩身に取り組めるようになりました。
豊富な施術メニューを取り扱うクリニックも多く、自身に適するクリニックを選ぶにはさまざまな点を比較してみてください。まずは医療痩身の施術を受けられるクリニックの公式サイトから価格やメニューを比較しましょう。
そのうえでカウンセリングに向かい、自身に適するクリニックを選んでください。
※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。