妊娠の兆候や注意するべきポイント

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妊娠の兆候や注意するべきポイント

妊娠は大変おめでたいことですが、妊娠したとはっきりまだわからない段階で検査薬で調べるにも早い時期もあります。そんなときには兆候があるかどうかで判断することもできるので、一体どのような兆候があるのか知っておくようにしましょう。もちろん全員が当てはまるというわけではなく個人差もあるので、悩んだ際にはクリニックに足を運び調べてもらう必要があります。赤ちゃんからのサインと考えておき、見逃さないように日頃からチェックしておくようにしましょう。

症状が現れる理由やタイミングとは


妊娠に関わるホルモンの分泌が増えることにより、各ホルモンの作用だったりホルモンバランスが乱れるのであらゆる初期症状が起きることになります。症状が起きるタイミングには当然個人差もありますが、一般的には早い人で3週から症状が発生します。最後の月経の初日が0週0日となるので、それから7日で1週、4週で1ヶ月となります。4週から5週になると多くの人が妊娠に気づいて病院へ受診するタイミングとなることが多いです。初期の症状は妊娠3週から5週に起きますが、5週になって治るというわけではありません。そのままつわりになるケースが多いので、兆候が現れてからしばらくは体調の異変が目まぐるしく起きると考えておきましょう。つわりに関しては5ヶ月ほどになると、落ち着いてくる人が多いです。

一般的によくある妊娠の兆候について

兆候は人によりさまざまですが、一般的に多いのは胸の張りや痛みだったりお腹の張りや痛みで始まるケースです。胸の張りや痛みに関しては卵胞ホルモンと黄体ホルモンが増えることにより、乳腺や乳管が発達するので張ったり痛くなります。しかし胸の張りや痛み程度は生理前にも見られる症状となっているので区別することができず、兆候と気がつかないケースも多いです。お腹の張りや痛みはホルモンバランスが崩れることにより発生しますが、鈍痛だったり引っ張られるような痛みという人もいればむず痒い感じがするなど人によりさまざまです。

お腹の痛みも胸の張りや痛み同様に生理前に起きやすいので、生理痛だと考えてしまい薬を服用する人もいますが、妊娠の可能性があるので安易に薬を飲まないように日頃から気を付けておきましょう。便秘や下痢になったり、腰痛や頭痛が起きる人もいますが、これらの症状も日頃から珍しくない人が多いので判別しにくいのではないでしょうか。おりものの変化があったり肌トラブルが発生する、情緒不安定になったり眠気やだるさも感じやすくなります。分かりやすい兆候の一つとなっているのが着床出血であり、受精卵が子宮内膜に着床したときに出血が1日や2日続くことを意味しています。

着床出血の量や色に関しても個人差があり、おりもの程度という人もいれば普段の生理くらいの出血量がある人もおり、色も茶色やピンク、鮮血色など違いがあります。着床出血は全員に発生するものではなく、少しも出血しない人もいますが出血しなくても問題はないので安心しましょう。生理予定日前後あたりに発生するので区別がつきにくいケースも多いですが、妊娠の心当たりがあり普段とは異なる生理だと感じたら疑うべきです。比較的わかりやすいポイントでは、味覚や唾液だったり鼻水に変化が起きるという人も少なくありません。これもホルモンバランスの変化が影響しており、今までは平気だった匂いが突然気持ち悪く感じたり苦手になります。唾液や鼻水に関しては量が増えたと感じるケースが多いですが、この症状に関しては風邪との見分けがつきにくいので気がつかない人もいます。熱が出たり喉が痛くなければ風邪ではない可能性が高いですが、花粉症やアレルギーと勘違いしてしまうことも珍しくありません。

赤ちゃんからのメッセージということを頭においておき、身体の異変を感じ取った場合にはきちんと調べるべきです。嗅覚の変化とともに起こりやすいのが味覚の変化であり、今まで好きだったものが食べられなくなったり今まで苦手だったものが好きになる人もいます。同じものばかりを好んで食べるようになるケースもあり、味覚の変化が少々として現れた場合には周囲も気がつくのではないでしょうか。お腹に赤ちゃんがいると比較的はっきりと気がつくのが、生理が来なくなったり基礎体温が高くなるという変化です。特に毎月同じ日に生理が来ている人や、普段から体温を測っている人は気がつくことになります。生理が始まって2週間ほどは基礎体温が低く、排卵をはさんだ2週間ほどは高くなります。赤ちゃんができると基礎体温を上げるホルモンの働きが高まるので、体温が高い日が続くことになります。3週間ほど続いた場合には、赤ちゃんを授かっている可能性がかなり高いことは頭においておきましょう。生理周期が乱れがちな人の場合には、生理が遅れてもいつものことだと考えてしまいがちです。

しかし赤ちゃんがお腹にいる可能性もあるので、そのほかの兆候も併せてチェックしておき見逃さないようにしましょう。

注意しておくべきポイントについて


中には兆候をほとんど感じることがなく、妊娠する前と変わらず生活する人もいます。しかし妊娠中は安静にするべきタイミングも増え、身体を労わらなくてはならない時期が多いです。普段通りの生活をしていると体に大きな負担となり、無理をすることにより最悪の事態になる可能性もあります。一つだけではただの身体の不調や生理前の症状だと勘違いしてしまいがちですが、複数の兆候が現れた場合には妊娠を疑ってみるようにしましょう。

人それぞれ現れる初期症状には違いがありますが、誰もに現れるのは基礎体温が高くなるという点と生理が来なくなるという点です。その他の症状に関してはまったく感じることがない人もおり、症状が現れないからといって赤ちゃんを授かっていないと決めつけないように気を付けましょう。不安を感じたりストレスを感じてしまうと、お腹の赤ちゃんにも良くないので精神面を安定させることが大切でありリラックスして穏やかに過ごすことを心がけるべきです。初期症状が現れたら本当に赤ちゃんがお腹にいるのか確かめたくなるのは当然のことであり、近年では検査薬を簡単に入手して調べることができます。しかしそれもいつでも調べられるわけではなく、検査に適した時期は生理開始予定日から1週間以降になっています。生理開始予定日の3日前後から検査可能な早期検査薬も存在していますが、それは通常の検査薬ほど高い性能ではありません。もちろん通常の検査薬も100パーセントという確実性があるわけではないので、その点も頭においておくようにしましょう。

検査薬を使用して赤ちゃんを授かっていることが判明したら、早めに産婦人科に足を運ぶようにすることが大切です。当然ですがアルコールやタバコは避け、薬の服用もしないようにしましょう。体調が悪くなりがちなので薬に頼りたくなりますが、我慢することが赤ちゃんを守ることにつながります。

赤ちゃんを授かったときにはあらゆる兆候が現れる人もいれば、ほとんど現れないという人も少なからずいます。体調や身体に変化を感じることができれば良いですが、あまり感じられない場合でも生理が遅れていたり基礎体温が高い日が3週間以上続いた場合には、赤ちゃんの存在を考えるべきです。普段から自分の身体の変化を細かくチェックしておくことにより、赤ちゃんを授かったかどうか早い段階で知ることができるようになります。お腹の赤ちゃんを守り母体への負担を減らすためにも、早い段階でクリニックに足を運んでみることが大切になってきます。

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