妊娠検査薬で陽性が出たときの対応方法

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妊娠検査薬で陽性が出たときの対応方法

赤ちゃんが欲しい夫婦が妊活をしているときに、妊娠しているのかどうかを判断するために妊娠検査薬を使用するケースがあります。実際に妊娠をした場合は検査をしなくても、つわりが発生したりするので判断することはできます。ただより早い段階で検査薬を使用して妊娠の有無をチェックすることで、医療機関をスムーズに利用できますから、いろいろとメリットを受けられます。

そもそも妊娠検査薬を使用する目的とは

妊娠をすると赤ちゃんを授かることができるので、旦那さんや両親なども喜んでくれる筈です。妊娠するとお腹の中で胎児が成長をしていくので、徐々にお腹が大きくなっていきます。そのような状態になると自分でも妊娠をしていると理解できますし、周囲も妊婦さんだと認識して貰えます。

ただつわりなどが発生してから妊娠が発覚するよりも、早めの段階で妊娠しているのかどうかを確認できたほうがいろいろなメリットを得られます。妊娠が早めに判明することで妊婦検診を早めに受けることができますから、胎児の状態をしっかりと医師に確認して貰えます。

妊娠初期は赤ちゃんの脳や神経などが形成される時期でもあるので、この段階から生活習慣や日常的に服用している薬がある場合には気をつける必要があります。

赤ちゃんは母親のお腹の中で成長をしていくので、母親が摂取する物の影響を大きく受けます。そのため妊娠していることを知らずに胎児に危険が伴うような薬を服用したりすることは防がないといけませんから、そのような問題を防ぐためにも妊娠検査薬を使用するのが大切です。

妊娠検査薬で陽性反応が出ても確実に妊娠をしているとは限りませんが、産婦人科で妊娠をしているのかをチェックして貰うキッカケにはなります。正しく検査薬を使用することで、精度はかなり高くなるので、陽性の反応が出た場合はすぐ医療機関に出向く必要があります。

また初期の段階で妊娠の有無を判定することにより、会社で働いている女性も上司に報告するタイミングなどを事前に調整できるので余裕を持つことが可能です。妊娠は嬉しいことである一方で、女性にはつわりが発生したりするだけでなく、仕事をしている場合は引き継ぎのことなども気にかけなければいけません。いろいろとやることが多いので、まだ身体が動きやすい初期の段階から行動に移すためにも、妊娠検査薬を使用するのはメリットが多いといえるでしょう。

妊娠検査薬はいつから使える?

妊娠検査薬は、生理予定日から1週間後に使用することを推奨しているメーカーがほとんどです。しかし、妊娠検査薬で陽性反応が現れる可能性があるのは妊娠3週5日目頃、つまり生理予定日の2日前となっています。

それでも生理予定日から1週間後を推奨されている理由としては、hCG濃度の上昇に個人差があるためです。検査するタイミングが早いと、妊娠をしていないと勘違いをしてしまう恐れがあります。

また、妊娠に気付かずに飲酒や薬の服用をする可能性、子宮外妊娠を見逃す可能性があるため、確実に反応する時期まで待たなければなりません。一見、生理予定日の2日前から反応すると思ってしまいがちですが、生理不順や生理の日にちがずれたりするので、目安として考えましょう。

加えて、医学的に反応する時期と医師やメーカーが推奨する時期も異なる点にも注意して検査薬を使用してください。

また、妊娠結果を1日でも早く知りたいと考えてフライング検査をしてしまうこともあるかもしれません。しかしこれは子宮外妊娠の発見が遅れるリスクがあり、そのまま妊娠が進行すると卵管破裂を起こし、出血多量で重篤な症状になる可能性があります。

もし、フライング検査をして陰性だった場合は、1週間後にもう一度再検査を行って反応を確かめてください。

妊娠検査薬を上手に使用する方法

妊娠検査薬にもいろいろと種類がありますが、基本的には指定されている部分に尿をかけることで妊娠の有無を判定していきます。検査薬によって尿をかけなければいけない時間などに違いがあるので、それぞれの製品の説明をしっかりと確認するのが大切です。

また尿をかけた後は妊娠検査薬を水平な状態になるように置いておく必要もありますが、このときに斜めに置いたりすると正確な判定が出ないリスクがあります。そのため尿をかけた検査薬を一時的に水平に置くことができる場所を事前に決めておく必要があるので、置きやすい場所を各自で用意しておくのが大切です。

また判定の終了を知らせてくれるサインが何かしらの形で出る筈なので、そのサインが出た後に検査薬を手に取るようにするのが重要になります。判定結果も使用する製品によって多少の違いがあるので、複数の製品を使用する場合はそれぞれの判定結果の確認方法を説明書なりを読んで理解しておくのも必要になります。

また検査の結果を高めたい場合は、検査をおこなう時間にも気をつけるのが大切です。朝の起床時にトイレに行く人も多いですが、その起床時の排尿のときに検査をおこなうと精度が高くなります。1日の中で起床時の尿は比較的濃いので、より明確な検査結果が出る可能性が高いです。トイレで直接検査薬を使用するのが難しい場合もありますが、そのような場合は採尿をしてから検査を開始することもできます。

しかし採尿をしてから時間が経過してしまうと、正確な判定が出にくい状態になってしまうので、採尿の場合もスピーディーに行動できるように準備はしておくのが大切です。また妊娠検査薬自体を長期的保管していると、正確な判定が出ない状態になってしまうことがあるので、湿気や気温などに気をつけながら保管をするのが重要になります。使用期限が切れているような検査薬はそもそも正確な判定が出ない可能性が高いので、新しい検査薬を購入したほうが安全です。

また検査薬が反応を示すのは生理予定日が過ぎてからになるので、どんなに早くても妊娠4週目から5週目ぐらいにならないと正確な判定は出ません。そのため生理予定日から1週間程度は過ぎた段階で検査をおこなうのが正しい判定に繋がりますから、それよりも早い段階で検査薬を使用しても無駄遣いになってしまうので注意が必要です。ただ早期妊娠検査薬も販売されているので、そのような検査薬を使用すれば通常よりも早い段階で妊娠の有無を判定することはできます。

NIPT検査や羊水検査を安全に受けることができる

妊娠検査薬を使用して早めに妊娠の有無を判断することで、赤ちゃんの健康を守ることができたり、産休のときに必要になる仕事の引き継ぎ作業をスムーズに進められるメリットがありますが、NIPT検査や羊水検査を受けられるのも大きなメリットです。NIPT検査は母体から血液を採血することで、胎児の染色体異常を把握できるメリットがあります。

胎児の染色体が影響する病気を事前に見抜くことができますし、赤ちゃんの性別なども教えて貰えるので便利な検査です。妊娠10週から18週目ぐらいまでには検査をする必要がありますから、早めに妊娠の有無を判断しておいたほうが、NIPT検査や羊水検査をするときの気持ちにゆとりを持てると考えられます。

羊水検査の場合は適切な時期に検査をおこなわないと流産に繋がってしまうリスクもあるので、その点からも早めに妊娠しているのかを検査薬で調べておくのはメリットになります。

NIPT検査は確実に受けなければいけない決まりはありませんが、胎児の染色体異常を赤ちゃんを誕生させる前に知っておけるのは夫婦にとても強みになる筈です。検査の結果で胎児に何も問題がないことが分かれば、安心して出産ができますから、母子の健康と家族の将来を考えても検査をおこなうのは魅力があります。

NIPT検査もすぐに検査を開始するのではなく、最初にカウンセリングを受けたりすることになるので、多少の時間的な余裕があったほうが落ち着いた環境で検査結果を確認できる筈です。染色体異常をチェックする繊細な検査になりますから、検査後にもカウンセリングなどを受けられる所を利用したほうが精神的な負担が軽減されるかもしれません。

すべてがいい結果が出るとは限りませんが、出産をした後に先天性の疾患を子供が持っていると分かるよりも、出産をする前に理解しておいたほうが、いろいろと夫婦で話し合いができると考えられます。出産するのかどうかは家族にしか決められないことですから、話し合い自体もスムーズに終わらない可能性が高いです。余裕を持って話し合いをするためにも、早めに妊娠を判定するのはメリットになりますし、皆が納得した状態で大切な赤ちゃんを迎えることができます。

まとめ

妊娠検査薬を正しく使用することで、高精度で判定を出すことができます。陽性の反応は出た場合は医療機関に早めに出向いて、妊婦検診を受けるのが大切です。妊婦検診でNIPT検査や羊水検査なども受けることができますが、胎児の染色体異常を事前にチェックできるので、とても便利な検査になります。妊娠10週目から18週目までには検査を受ける必要はあるので、早めに妊娠の有無を判定するとメリットがあります。

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