妊娠月数や週数の正しい数え方とは

妊娠

妊娠月数や週数の正しい数え方とは

妊娠すると週数や月数で表しますがどの時点から数えるのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。そこで正しい数え方は一体いつから数えるのかなど詳しい数え方について紹介しましょう。現在妊娠中の人も計画をしている人もぜひ参考にしてください。

初期はつわりなど体の変化にも注意が必要


妊娠をすると何週目や何か月という言葉で表しますが、一体いつの時点から数えれば良いのかわからないという人もいるのではないでしょうか。実は週数は月経の開始日から数えているんです。この月経の開始日を0周0日と数え、出産予定日を割り出していきます。月経の開始日を起点として数えますが、この0周0日の時点ではもちろん妊娠はしていません。また、月経の開始日が不明確な場合もありますが、このような場合はエコーで赤ちゃんの大きさを計測しおおよその週数や出産予定日をだしていくでしょう。

そのため、出産予定日はあくまでも予想でしかありません。月経の開始日や赤ちゃんの大きさなど踏まえた上で計算されでてくる数字となります。出産するまでは十月十日かかると言われますが出産までの期間は約40週あると考えられています。この長い期間を経てお母さんのお腹の中ですくすく成長し赤ちゃんは誕生するのです。40週と考えるととても長く感じますが、お母さんにとっては毎日さまざまな体の変化と共に、赤ちゃんを迎えるための準備をする期間でもあるでしょう。少しずつ母性も芽生え、出産する頃には身も心も母親としての自覚が生まれるものではないでしょうか。

初期の頃はまだ胎動なども感じないので、赤ちゃんを身ごもっていることすら気付かない場合もあるでしょう。だいたい4週目あたりから生理が遅れていることに気付き病院を受診する人が多くなっています。また週数でいうと0周から3週までが妊娠1ヵ月という計算になるでしょう。その後4週から7週が2ヵ月、8週から11週が3ヵ月と月数で表していきます。15週目くらいまでは初期と呼ばれ、この頃はまだ胎動もそこまで感じないのでつわりのない人の場合はあまり実感が沸かないかもしれません。しかし中にはつわりがひどい人もいたりとさまざまな体の変化を徐々に感じる時期ではないでしょうか。つわりは吐き気や食欲不振などさまざまな症状をもたらします。ひどい場合だとなかなか水分や食べ物を摂ることができず、病院で点滴など受ける人もいるでしょう。このようにつわりは個人差が大きくなっています。

出産するための準備をすることが大切

16週から27週の間は中期と呼ばれ、この頃になるとお腹の膨らみも目立ってくるのではないでしょうか。また、近年は高齢で出産する人が増えてきています。そのため、事前に胎児の状態を知りたいと希望する人も多くなっているでしょう。その場合、NIPT(出生前診断)がありますが、この診断を受けることで赤ちゃんの染色体の疾患など調べることができます。

また、この検査は血液だけで簡単に検査することができ、確定検査のような流産などのリスクも減らすことができるので安心です。この検査は10週から受けることができるので、希望する場合は早めにドクターに相談をしましょう。現在の日本は晩婚化が進む中で出産する女性の年齢も上がりつつあります。年齢が上がることでリスクが高まる場合もありますが、多くの人が安心安全に出産を迎えています。まずはお母さんが安心して出産することができる環境を整えることが大切です。妊娠がわかった場合は速やかに出産に向けて体調を整え身も心も準備するようにしましょう。

28週からは後期になります。後期は28週から39週までの間のことをいい、36週からはいよいよ妊娠10ヵ月目に突入です。この頃になるとお腹の中の赤ちゃんも元気いっぱいお腹の中で体を動かし、服の上からでも動いているのがわかるくらいです。お母さんの体も着々と出産の準備をはじめています。この頃は臨月とも呼ばれいつ赤ちゃんが生まれても良いように入院の準備などしっかりおこなっておくことが大切です。ここまで順調に進んでいた場合でも突然の破水などある場合もあるため、しっかり備えておきましょう。

出産するまで心や体にさまざまな変化が起き、どんどん出産するんだということを自覚するのではないでしょうか。お腹が大きく寝苦しくなってしまったり胃が圧迫されあまり食べ物が食べられなかったりいろいろ影響がでる場合もありますが、出産することでだいたいは改善されるでしょう。赤ちゃんもお腹の中で生まれるその日まで準備をしています。赤ちゃんにとっても生まれるということはとても大変なことです。頑張って生まれてくる我が子に会える日を楽しみに長い期間を乗り切りましょう。

生まれてくる赤ちゃんのためにしっかり準備


40週という長い期間お母さんは赤ちゃんと共に過ごすことになります。40週というととても長く聞こえますが、実際にはもっと短く感じるかもしれません。すくすく成長する場合もありますが、途中成長が遅かったり何か問題がでてくる場合もあるでしょう。その場合、何か心配なことがあればかかりつけの産婦人科にすぐに相談をすることが大切です。10人いれば10人それぞれの出産があります。

また同じように赤ちゃんもさまざまです。お腹の中で大きく育つ子も入ればゆっくりと成長する子もいるでしょう。これもまた個性であり、ぜひゆっくり我が子の成長を見守りましょう。初期の頃ではあまり実感がないかもしれませんが、妊娠が進むにつれお腹の中に赤ちゃんがいることを実感することができます。我が子の成長をしっかりと感じることができ、改めて命の大切さを考えさせられるものではないでしょうか。最初の頃はまるで卵のような形をしていた赤ちゃんも週数が進むにつれ人間らしい形へと進化していきます。

また、正期産と呼ばれる期間は37週から46週6日までです。この期間に入った場合はきちんと身も心も準備をしておくことが大切でしょう。この期間であれば胎児もしっかり発育をしています。これよりも早くなってしまったり遅くなってしまう場合もありますが、この場合はきちんとドクターが状態をしっかりチェックしてくれるので安心です。週数が少ない場合は未熟児で生まれてしまうリスクがありますが、46週6日を過ぎてしまった場合でも問題がでてくる場合もあるでしょう。胎児自体が大きくなりすぎてしまうと出産の際に母体にかかる負担も大きくなってしまいます。その場合は出産を促すための処置などおこないます。このように、出産するまでの40週という長い間、常にお腹の中の赤ちゃんに気を配る必要があるでしょう。しかしそれもまたお母さんと赤ちゃんの大切な時間でもあり思い出になるものです。ぜひその期間も大切にしましょう。

妊娠の週数を数える場合、生理開始日を0週0日と数えそこから月数や出産予定日が計算されます。赤ちゃんが生まれるまでの40週という長い期間、お母さんはともに成長していくでしょう。日々体の変化と赤ちゃんの成長を感じながら、母になる自覚がどんどん芽生えていきます。出産まで順調にいく人もいれば中には何か不安なことがでてくる人もいるかもしれません。そのような場合は速やかにドクターに相談をしましょう。10人いれば10通りの出産があります。とくにはじめての出産の場合、未知の経験ですから不安になってしまうかもしれません。しかしお腹の中で赤ちゃんも一生懸命に頑張っています。ぜひお腹の中の赤ちゃんとの時間も大切にしましょう。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事一覧