妊娠しても全く症状がない人もいるのか

赤ちゃんを身ごもると女性の体にはいくつもの変化が表れてきますが、その中につわりがあります。しかし中には全く症状がないことで妊娠していることを気付かなかったという話も耳にしますが実際のところどうなのでしょうか。また、赤ちゃんを身ごもることで女性の体にはどのような症状がでるのかも詳しく紹介しましょう。

つわりは人により個人差が大きい

妊娠を計画している人にとっては毎月受精しているかどうかは気になるところです。しかし、実は中にはつわりなどの症状が全くないことから妊娠していることに気付かない人も中にはいるんです。計画をしている場合であれば基礎体温を測ったり、検査薬でチェックをしたり、早期に気付く場合もありますが、ふいの妊娠であったり特に気にしていなかった場合は最初の頃は気付かない人も多いのではないでしょうか。一般的に生理の周期は25日から38日と言われていますが、この周期よりも1週間から10日程度生理がこない場合は注意が必要です。

精子と卵子が受精し、子宮に着床すると徐々に女性の体には出産に向けての変化が表れてきます。乳腺の発達による胸のふくらみなどもそうですが、生理前になると胸が張る人もいるため、最初の頃はそこまで気付きにくいのかもしれません。徐々に週数が進むことでつわりが表れる人も中にはいます。つわりが酷くなり日常生活にまで支障がでてしまう人も中にはいますが、それとは逆で全くつわりがないという人も中にはいるでしょう。そのため、普段から生理周期が不規則になっていてつわりもないとなるとなかなか自分の体の中に赤ちゃんを授かっていることに気付きにくいのではないでしょうか。もちろんつわりの強さなどには個人差がありますが、生理周期が規則的なのにも関わらず生理がこないとなるとやはり心配です。

その場合は検査薬でチェックをしたり、また産婦人科を受診することをおすすめします。つわりなどの症状が全くないとなると赤ちゃんが元気なのか心配になる人もいますが、赤ちゃんが元気でも症状がでない人も中にはいます。つわりがあると吐き気などで体調が悪くなってしまいとても大変ですが、全くない場合もあるというから人間の体は不思議ですよね。なぜつわりが起きるのか今現在でもはっきりしているわけではありませんが、ホルモンが影響しているのではないかともいわれています。つわりには吐き気以外にも眠気であったり食欲不振などの症状があります。さまざまな症状を総合してつわりと呼びますが、その出方も人それぞれであり個人差が表れるでしょう。

妊娠中に表れる体調や体の変化とは

赤ちゃんができている可能性がある場合はできるだけ早くに産婦人科を受診してドクターにみてもらうことをおすすめしますが、気付いていない場合は受診するのが遅くなってしまう場合もあるでしょう。特につわりがない場合はなかなか赤ちゃんを授かっていることに気付かないかもしれません。中には出産するまで気付かなかったという話も聞きますが、これはまれな話であり、最初は気付かなかった人でも中期辺りには気付くのではないでしょうか。

この頃になるとお腹も徐々に大きくなってきており胎動も感じます。最初の頃は小さかった胎動も後期になれば赤ちゃんがぐるぐるお腹の中で回ったり大きな動きを感じることができるでしょう。また、ある程度生理がおくれれば気付く人も多くなり、検査薬などでチェックする人もいるのではないでしょうか。出産まで全く何も症状がないというのはそこまで多くはありません。体重が増えていても太ったのかなと勘違いする人もいるかもしれませんが、妊娠をすると胸が張り母乳が出たり、嗜好の変化などさまざまな変化が表れてくるでしょう。そのため、週数が進むことで何か違うと気付く人が多いのではないでしょうか。

受精から出産まで長い期間の間、徐々に女性の体は出産のための準備をしていきます。最初の頃はいつもと変わらない体調の人でも、つわりが起きることでいつもと何か違うと気付く人も多いはずです。もちろんつわりなどなく過ごしている場合でも赤ちゃんはどんどん成長しており、後期になるにつれ目に見えての変化も感じることができるでしょう。その一つのお腹の膨らみがあります。最初の頃は小さかったお腹も赤ちゃんの成長とともにどんどん大きくなっていきます。また、羊水の量も徐々に増えていくため、妊娠後期には歩くのも大変と感じる人もいるでしょう。このお腹の膨らみも個人差があり、あまり大きくならない人も中にはいます。その場合でも特に問題はありませんが、極端にお腹が小さい場合は病院で指摘されるか、または自分からドクターに相談することをおすすめします。10ヵ月の間お母さんと赤ちゃんは一緒の時間を過ごします。お母さん自身、体の変化とともにお腹の中の赤ちゃんの成長も感じることができる期間ではないでしょうか。

つわりがなくても不安にならなくて大丈夫

つわりなどの症状が全くない場合、逆に不安に感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、きちんと心拍の確認ができており、ドクターから何も指摘されていないのであれば不安になることはないでしょう。多くの人がつわりなど経験しますが、20%の妊婦さんはつわりがないという報告もあります。そのため、つわりがあってもなくても、まずはお腹の中の赤ちゃんと自分の体のことをしっかり考え過ごすことが大切です。お母さんが不安な気持ちになっているとそれがかえってストレスになってしまう場合もあるでしょう。出産まで長い期間ではありますができるだけリラックスしてゆったり過ごすことが大切になるので、あまりストレスを溜めずにゆったり構えることをおすすめします。

また、中にはつわりがないことで流産しているのではないかと思ってしまう人もいるかもしれませんがそんなことはありません。つわりだけが妊娠している兆候というわけではないので安心して過ごしましょう。10ヵ月間はお母さんにとって長く大変な期間ですが、赤ちゃんにとっては成長する上でとても重要な期間になります。出産に向けての準備をしている期間ですから、ぜひお母さんも一緒に頑張りましょう。また、つわりがないことを不安と感じるのではなく、むしろ良かったと思った方が良いのではないでしょうか。つわりにより脱水症状を起こしてしまったり食べ物を食べることができず、中には入院しなくてはいけなくなってしまう人も中にはいます。そうなってしまうと大変なので、もし何か体調に変化があった場合は速やかに相談しましょう。妊娠は本当に奇跡です。自分自身の体を大切にすることがお腹の中の赤ちゃんの体を大切にすることにつながるので、ぜひ自分の体に敏感になりながら妊娠期間を乗り切りましょう。

赤ちゃんを身ごもると多くの人がつわりなど体験することになりますが、中には全く症状がないという人も中にはいます。だからといって不安になることはありません。約20%の人がつわりがないとも言われており、つわりがなくても赤ちゃんはしっかり成長しているでしょう。妊娠中はつわりだけでなくさまざまな変化が体に表れてきます。お腹が大きく膨らみ、胸の乳腺が発達し大きくなるでしょう。女性の体は赤ちゃんを守るため、そして出産するために毎日準備をしています。それは赤ちゃんも同じです。お腹の中で一生懸命栄養を吸収し、出産に向けて準備をしているでしょう。そんな赤ちゃんのためにも、より良い環境の中で出産をすることができるようにきちんと準備をしておくことが大切です。また、最初は全く症状がない場合であっても徐々に症状が表れてくる場合もあるので、気になる症状がある場合はドクターに速やかに相談することをおすすめします。