男の子?女の子?妊娠する前にできる男女の産み分け方法を解説

子どもを授かるのは夫婦にとって何よりも喜ばしいことですが、いろいろな事情によって男の子と女の子を希望どおりに産み分けたいと思っている方は少なくありません。
赤ちゃんの性別を産み分けることは難しいとされていましたが、現在ではある程度まで産み分けることが可能です。
当然のことながら、生まれてくる子どもは性別に関係なく愛おしいものですが、やむを得ない事情で生まれてくるお子さんの性別を希望しているのなら、産み分けを考えてみるのも一つの方法となるでしょう。
本記事では、男の子と女の子が決定される仕組みを説明しながら、男女の産み分け方法について解説します。

男の子と女の子が決定される仕組み

赤ちゃんの性別が決まるのは卵子と精子が受精した瞬間ですが、ポイントとなるのは精子が持っている性染色体の種類です。
体の細胞には対になっている23本の染色体があり、そのうちの22本の染色体は男性や女性であっても変わらない常染色体ですが、23本目の染色体は異なり性別を分けることにつながっていきます。
女性の場合にはX染色体が2本で「XX」、男性の場合にはX染色体とY染色体の「XY」で性別が決定されます。
精子が22本のほかに、「X染色体を持っているか?」「Y染色体を持っているか?」で胎児の性別が変わり、XX染色体を持っている受精卵は女の子に、XY染色体を持っている受精卵は男の子になることを覚えておいてください。

男女の産み分けの成功率は70%~80%

男女の産み分けの成功率は完璧ではなく、専門医によって科学的に立証した産み分け方法を実施した場合、女の子なら70%~80%、男の子なら81~91%程度 の成功率となります。
残念ながら100%とはならず、産み分けをしたからといって必ずしも成功するわけではありません。

限られた場合のみの着床前診断

完璧に男女を産み分けることができる方法として、現在では受精卵の着床前スクリーニング(着床前遺伝子診断)がありますが、遺伝する重い病気がある場合や重篤な遺伝病がある場合などに限られているやり方となります。
日本産婦人科学会では、倫理的な観点から着床前遺伝子診断による男女の産み分けを禁止しており利用できません。

染色体の特徴を活かした産み分け方法

胎児の男女の性別を決めるのは、精子が持っているX染色体とY染色体ということになりますが、X染色体とY染色体のそれぞれの特徴を活かし、産み分けの可能性を高めています。
染色体の特徴を活かした産み分け方法を以下で紹介します。

アルカリ性or酸性に強い精子

X染色体は酸性に強く、Y染色体はアルカリ性に強いという特徴を持っています。
通常であれば、女性の膣内の環境は雑菌を防ぐために強い酸性となっていますが、排卵日になると膣内はアルカリ性に変わること利用して産み分けをします。

染色体によって精子の寿命が異なる

X染色体とY染色体の寿命は同じではありません。
X染色体の寿命は2~3日であるのに対して、Y染色体の寿命はわずか1日限りとなります。
排卵日の前に性行為が行なわれたとしても、X染色体を持つ精子は女性の体内で生き残ることを利用しての産み分け方法です。

染色体によって重さが異なる

X染色体とY染色体を持っている精子とでは比重が異なり、X染色体を持つ精子の比重がわずかですが大きくなります。
比重の大きさを利用して、男女を産み分ける方法もあります。

女の子を希望する場合の産み分け方法


女の子を希望する場合の産み分け方法には、シェトルズ法、産み分けゼリー、パーコール法の3つの方法が考えられます。
X染色体とY染色体の特徴を活かした女の子の産み分け方法を以下で紹介します。

シェトルズ法

シェトルズ法とは、タイミング法とも呼ばれ、排卵日に腟内がアルカリ性に変わるときに性行為のタイミングを合わせて女の子を産み分けます。
シェトルズ方法を行なうときには、自身の基礎体温を計り排卵日を予測できるようにしておくことが大切です。

産み分けゼリー

女の子を希望するときは、膣内を酸性にする成分が含まれている産み分けゼリーを利用します。
性行為のときに膣内に産み分けゼリーを入れると膣内が酸性となり、酸性に強いX染色体を持つ精子が受精しやすくなります。

パーコール法

人工授精のときに、精子を調整する方法をバーコール方と呼びます。
X染色体とY染色体の比重の違いを利用する方法で、遠心分離器にかけて比重の重いX精子を試験管の下に沈殿させ、X染色体の割合が高くなった精液を用いて人口授精を行ないます。
人工授精となるので、経済的にも肉体的にも負担がかかり、成功率は60%~70% ほどになる産み分け方法です。

男の子を希望する場合産み分け方法


男の子を希望する場合の産み分け方法は、シェトルズ法、産み分けゼリーの2つの方法が考えられます。
Y染色体を持つ精子の特徴を活かした男の子の産み分け方法を以下で紹介します。

シェトルズ法

シェトルズ法とは、タイミング法とも呼ばれる方法で、膣内が強いアルカリ性になる排卵当日に性行為を行ないます。
Y染色体の精子にとって環境が良くなるように、膣内がアルカリ性に傾くタイミングを見計らう方法です。
精子の数の多さと動きの速さを活かして、Y染色体の精子の受精を促してあげます。

産み分けゼリー

酸性に弱いY染色体を持つ精子のために、産み分けゼリーによって膣内の環境をアルカリ性にする方法です。
女の子のと同様に、性行為のときに膣内に産み分けゼリーを入れて使用します。
産み分けゼリーは副作用も害もなく、安心して利用することができる産み分け方法です。

産み分けるために欠かせない基礎体温

男女の産み分けるためには、上記で説明した方法を組み合わせることによって、その確率を上げられますが、その際に欠かせないのはご自身の排卵日を知ることです。
排卵日を把握するには、生理が始まった日を一日目として、次回の生理前日までの生理周期ごとの基礎体温を計ります。
生理周期内の平均基礎体温を計算すると、生理周期内で高温相と低温相の2つに分かれることがわかりますが、この低温相から高温相にかけて体温がぐんと下がる時期から2~3日の間に排卵が起こるとされています。
最近では、簡単に管理できる基礎体温アプリもでているので利用してみるとよいでしょう。

男の子と女の子の産み分けする際の注意事項

自然妊娠で授かる赤ちゃんの男女比は本来1対1となっていますが、産み分け方法によって赤ちゃんの性別の比率を上げようとするのなら、いくつかの注意点を確認しておく必要があります。

不妊症と高齢妊娠には向かない

男女の産み分け方法は、不妊症や高齢妊娠の方のように妊娠する確率が低い方は、さらに妊娠率が下がる場合があるので注意が必要です。
妊娠を強く望んでいるのであれば、男女の産み分けは控えたほうがよいでしょう。

初めての妊娠

日本では、以前よりも妊婦の高齢化が進んできており、なかには妊娠しづらいとされている方もいます。
その点を踏まえて初めて妊娠する方は避け、産み分けはできるだけ第2子以降の赤ちゃんで考えるようにしましょう。

産み分けをすすめられない方

産み分けは、夫婦の協力や妊娠率が低下する場合も考えられますので、以下のような方にはおすすめできません。

●初めての妊娠
●40歳以上の高齢出産
●授乳中の方
●不妊治療中である
●生理不順が著しい方
●夫婦の意見が一致していない
●希望しない性別の子どもを出産する意思がない

まとめ

産み分け方法には、産み分けゼリーの利用や排卵日のタイミングを見計らって行なう産み分け方法があり、これらを組み合わせることで産み分けられる可能性は高まってきます。
しかし、産み分けは完璧なわけではなく、ご夫婦に授かった命は男の子でも女の子でも、大切なお子さんとなることは忘れないでおきましょう。
また、不妊治療や初めての妊娠、高齢出産の方の産み分けはあまりすすめられていませんので、ご夫婦で話し合っておく必要があります。
赤ちゃんの希望の性別を抱きつつ、健康で無事に出産できることも念頭に入れながら産み分け方法をご検討ください。