赤ちゃんの性別がわかる妊娠時期と検査方法を解説

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赤ちゃんの性別がわかる妊娠時期と検査方法を解説

子どもを授かれば無事に健康な赤ちゃんの出産を願うことはもちろんですが、「男の子か?女の子?」のどちらが生まれるかも気がかりなことです。
命名を考えたり、洋服などの準備をする際には性別で異なることもあるために、できれば早く知っておきたいとい思う方も多いでしょう。

本記事では赤ちゃんの性別が分かる時期をはじめとして、性別を判断するエコー(超音波)検査やNIPT(ニプト)検査を解説します。

赤ちゃんの性別がわかるのは妊娠中期


受精卵が着床し妊娠がわかったときには、すでに赤ちゃんの性別は確定しています。
女の子が生まれるときにはX染色体を持っている精子が、男の子が生まれるときにはY染色体を持っている精子が受精することで、女の子か男の子かが決まるのです。

また、妊娠している赤ちゃんの性別はエコー(超音波)検査によって調べられますが、検査によって調べられるのは妊娠5ヵ月頃(妊娠16週)からです。

そして、妊娠後期に近づく7ヵ月頃になるとさらに性別がはっきりとわかってきます。
男の子の場合には妊娠11週頃になると外性器が作られて判別できる可能性はありますが、一般的には妊娠5ヵ月頃の妊婦検診と考えておきましょう。

男の子と判定できる決め手

男の子と判定できる決め手は、エコー(超音波)検査によって股のところにピーナッツのような突起物となる陰茎が映ると男の子と判断されます。
さらに胎児が成長してくると、陰茎の根本に陰嚢が2つ確認でき、男の子の決め手となります。

女の子と判定できる決め手

女の子は、男の子のように目立った突起物がないので判断が難しいですが、太ももの股の間にコーヒー豆のような大陰唇が確認できます。
また、男の子と違って子宮と膀胱の2つが黒い点になって見えることが、女の子の決め手となります。

性別を知りたいのなら医師に尋ねる

お腹の赤ちゃんの性別を知りたい方がいる一方で、生まれるまで赤ちゃんの性別は知りたくないという方もいらっしゃいます。
どこの医療機関でも赤ちゃんの性別を知らせてくれるわけではなく、医師のなかには「聞かれるまで性別をいわない」という方針の医師もいますので、もしも性別が知りたければ、きちんと医師に「赤ちゃんの性別を知りたい」ということを伝えてください。

妊娠中期の変化と注意事項

赤ちゃんの性別がわかり始める妊娠中期には、お腹の大きさが目立ち始めて赤ちゃんの胎動が伝わってくる時期です。
赤ちゃんがお腹にいることを実感できますが、その一方で腰痛や足のつり、肩こりなどのトラブルが多くなってくる頃でもあります。

妊娠高血圧症候群にも気をつける時期でもあり、貧血、動悸、息切れ、手足のむくみも出やすい頃なので、疲れたら体を休ませてください。
貧血を防止するためにも、バランスの良い食事と鉄分をしっかりと摂るように心がけましょう。

性別が分かるエコー(超音波)検査

赤ちゃんの性別を確認できるエコー(超音波)検査は、超音波を専用機器から発信し、その反射信号を画像に変換してお腹の状況を確認する検査方法です。
妊婦にとってX線やCTなどの放射線被爆は心配となりますが、エコー(超音波)検査では、そのような心配はいりません。

とても安全性の高い検査方法とされており、妊婦検査として積極的に活用されています。

2Dから4Dまであるエコー(超音波)検査

エコー(超音波)検査には、2Dエコー、3Dエコー、4Dエコーの種類があり、2Dでは静止画面の映像、3Dエコーではリアルタイムの赤ちゃんを観察、4Dエコーでは立体的な画像がリアルタイムで観察できます。
通常のエコー(超音波)検査の場合には、2Dエコーを使い、子宮や胎児の様子を見ていきます。
精度の高い性別の判定を望むのなら、少し費用がかかりますが3Dや4Dのエコー検査で判別してもらうとよいでしょう。

エコー(超音波)検査の目的

エコー(超音波)検査は、妊娠初期から妊娠後期にかけて必要となる検査です。
妊娠検査時期ごとのエコー(超音波)検査は、以下の目的で行なわれています。

・妊娠初期の目的
●子宮内妊娠ではないか?
●胎児生存(心拍動の有無)
●胎児数(双子など)
●予定日の決定
●胎児の大まかな形態を確認(頭、胸、腹、手足など)
●子宮や卵巣(子宮筋腫、卵巣のう種などの異常についての確認)

・妊娠中期・後期の目的
●胎児の体重
●胎児形態の確認(頭蓋、心臓、胃、腎臓、脊柱など)
●羊水量
●胎盤の位置
●子宮頸管の長さで早産のリスクを推定
●性器の判定
●臍帯の確認

エコー検査は100%ではない

エコー(超音波)検査によって赤ちゃんの性別を判断できますが、教えてもらった性別が必ずしも確定といい切れません。
お腹にいる赤ちゃんの体勢や位置によっては性別が判断できないことがあり、生まれたお子さんが逆の性別だったというケースもありえることも覚えておきましょう。

妊娠10週目からわかるNIPT検査


NIPTの検査は、妊婦さんの血液から胎児のDNAを検出して染色体の病気を調べる検査です。
出生前診断として、絨毛検査や羊水検査などが行なわれていますが、これらの検査はお腹を刺すために妊婦さんにとって大きな負担となる可能性もあります。
NIPTの検査なら、妊婦の採血した血液を使う検査となっていますので、母体や胎児が安心して受けられます。

病気を調べる検査ですが、NIPTの検査では性別判定も可能となっており、妊娠10週から判定できます。
どうしても赤ちゃんの性別を知りたい方には、染色体異常の検査と一緒に受けてみるのも一つの方法となるでしょう。

赤ちゃんの性別にまつわるジンクス

赤ちゃんの性別については、昔から数多くのジンクスがいわれてきました。
女の子や男の子によって、ママの顔つきが変わる、お腹が前に突き出ている、つわりのひどさ、食べ物の好みなど数多くのジンクスが存在しています。
妊娠していると、それらのジンクスが耳に入ってきて気になることがあります、医学的な根拠はほとんどないようです。

お腹の形で判断

妊娠してお腹が大きくなってくると、お腹が前に突き出ていると男の子、横に広がっていると女の子というジンクスが有名ですが、お腹の出方は妊婦自身の骨盤の形に関係しています。
骨盤が広い妊婦は赤ちゃんが骨盤に収まるため前に出ませんが、骨盤の狭い妊婦は骨盤の中に赤ちゃんが入りきれなくなり、お腹が突き出てしまうのです。
そのため、赤ちゃんの性別とはお腹の形には関係性がありません。

また、つわりの重さや食べ物の好みによっても男の子、女の子といわれがちですが、つわりには個人差があり、食べ物の好みも妊婦のホルモンバランスの変化による影響なので、性別には関係ないとされています。

まとめ

赤ちゃんの性別は受精する瞬間に決まりますが、実際に性別がわかる時期は妊娠5ヵ月~7ヵ月頃となります。
ただし、胎児がお尻を向けていたり、下腹部が映らないような状態になると、しっかり判定できない場合もあるため、女の子や男の子の判定を受けても出産するまでは確実ではないことも念頭に入れておきましょう。

また、胎児の性別判定ができる時期になると、お腹が大きくなり、お腹の赤ちゃんも成長しているため、体調の変化にも気をつけることが必要です。
特に貧血を予防する食生活を心がけ、体重増加、むくみ、血圧、に注意しながら、無理をしないよう休息を取り入れながらお過ごしください。

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